青空の下でコーヒーを

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闘争・逃走反応とは? 〜消えないストレスが現代人を苦しめる〜

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、ストレス社会に苦しんでいませんか?
 
何かとストレスの多い現代社会。
 
そんな中で疲弊しきっている大人たちが多いですよね…
 
 
 
このストレス反応、実は僕がこのブログで軸にしている現状維持バイアスのように、原始時代くらい昔の生命維持機能が原因となっているんです。
 
その名も、「闘争・逃走反応」
今回はこのストレス反応について説明していきます。
 
テーマは、
「闘争・逃走反応とは? 〜消えないストレスが現代人を苦しめる〜」
です!
 
 
 
目次
 
 
 
 

闘争・逃走反応とは?

まずは、闘争・逃走反応について。
 
これ、面白いことに英語も同音異義で、「fight-or-flight response」っていうんですよ!
 
訳すなら、「戦うもしくは恐れる反応」です。
 
日本語では恐れるというのを具体的な逃げるという言葉に置き換えて、同音異義語に合わせているんですね。
 
日本語に訳した人、天才だと思います。笑
 
 
 
これは急性ストレス反応とも言われ、いわゆる火事場の馬鹿力がこの反応の結果なんです。
 
理由というか、原理を説明していきますね。
 
 
 
 
 
 
まず、ライオンが目の前にいることを想像してみてください。
 
もちろん、檻はありません。野原にライオンとあなた2人きりです。
 
さて、どうしましょうか?
 
 
 
 
選択肢は2つ。死ぬ選択肢はなしです。
 
生きるために、
闘争、もしくは逃走です。
 
 
 
 
 
 
どっちにしても、全力を出さないといけませんよね?
 
生きることを目的に、全力を尽くすために脳や筋肉を緊張させる。
これが大まかな闘争・逃走反応の枠組みです。
 
 
 
 
 
 
まず、ライオンなどの恐怖、強いストレスの刺激がトリガーとなります。
 
ストレスを受けると、その刺激が視床下部、下垂体、扁桃体などに伝達されます。
 
そして、副腎皮質刺激ホルモンが分泌され、副腎からアドレナリンコルチゾールというホルモンが分泌されます。
 
まずはアドレナリンの第一波です。
 
アドレナリンが、闘争か逃走のために、身体と脳を動かそうとします。
そのためのエネルギーを確保するために、グリコーゲンと脂肪酸ブドウ糖に変えます。
 
つづいてコルチゾールの第二波。
地震でいうならアドレナリンが予兆、コルチゾールが主要動、メインです。
 
効果が発揮されるのは遅いのですが、広範囲に影響を及ぼします。
まず、肝臓に指令を出して血糖値を上昇させます。
そして、脳や筋肉など、闘争か逃走のために必要な組織にブドウ糖が補給されるように、他の器官へのブドウ糖補給をシャットダウンします。
 
こうすることで、血糖値にとどまらず、心拍数、血圧、呼吸数が上昇します。そして筋肉も緊張します。
 
 
 
 
こうして生きることを最優先に脳と筋肉が動き、結果としてライオンという危機から生還することができるのです。
 
 
 
 

現代で闘争・逃走反応が生じる理由

でもこれって、原始時代のような話です。
現代では、ライオンが目の前に出てくるような事態はまずありえないでしょう。
 
 
 
そうです。
元々はこの闘争・逃走反応は、生死に関わるような強いストレスが襲ったときに、とにかく生きるために身体や脳をハイジャックして全力を尽くすために働く反応です。
 
だって、余計なこと考えずに生きることが原始時代の目的ですから。
そのためにも、闘うか逃げるか、そのために効率よく体内の資源を使うのが筋ですよね。
 
 
この闘争・逃走反応は原始時代にとっては、現状維持バイアスのように、生命維持機能として必要な機能だったわけです。
 
 
 
 
 
ですが、現代はどうでしょう?
 
産業革命から恐るべき早さで科学技術が発展した時代。
 
いつでもどこからでも世界中の人とつながることができる時代。
 
とにかくスピード命の時代。
 
そして、安全がかなり保証されてきた時代。
 
ライオンが目の前に出ることはありません。
 
 
 
 
 
しかし、ライオンにとってかわる脅威が現代社会にはたくさん潜んでいます
 
 
理不尽な上司、挑発してくる部下、どこから見られているかわからないSNS成果主義、もう止まりません。
 
これらのストレスが、ライオンの代わりとなって現代になってもあなたを襲います。
 
 
 
 
これらのストレスを生死の脅威として処理してしまうのが、原始時代から続く人間の脳の愚かさです。
 
脳の中枢である扁桃体は、感情を快か不快で判断してしまうため、もちろんストレスは不快に処理されます。
 
すると、闘争・逃走反応にスイッチが入ります。
同じくアドレナリンとドーパミンが脳を襲います。
人間が発達してきた要因である理性的な大脳も、脳の中枢にハイジャックされてしまいます。
 
 
 
現代のストレスは生死には関わらないような脅威です。それは理性的な大脳はわかっているのです。
 
しかし、闘争・逃走反応はそんな無駄なことを考えるよりも、とにかく生きるためにエネルギーを使おうとします。
 
これが扁桃体のハイジャックとも言われ、思考力が必要なときになにも考えられなくなる原理です。
 
 
 
 
 
まず行動。その後に考える。
 
原始時代はそれでもよかったのですが、現代は行動の必要はありません。まず考えます。
 
おそらく言葉でやりとりして済むことが多いです。
 
すると、身体は動きませんよね?
 
これがアドレナリンが消化されずに身体に残り、ストレスホルモンの効果が持続される原因になるのです。
 
ストレスが続いてしまうと、ストレスホルモンが消化されず、ずっと「闘うか逃げるか」という緊張状態になってしまいます。
 
これでは、ずっと体内のエネルギーを理性的な大脳で使うことができず、筋肉の緊張状態に使っていることになってしまいますから、身体が疲れてしまいます。
 
 
 
 
原始時代は、闘うか逃げるかという一瞬のために体内のエネルギーを必要な部位に集中させていました。
 
しかし現代は、常にストレスに侵されるような状態です。
しかもそのストレスホルモンが消えないとなると、常日頃ライオンに襲われるような緊張状態が続き、注意力を高めて研ぎ澄まさなければならないような状態です。
これでは身体が疲れます。
 
実際、ストレスホルモンが消えずに働き続けることで、免疫機能が低下するという事例も報告されているそうです。
 
 
 
 
この闘争・逃走反応は、生死の危機に直面したときは現代でも有効です。
 
しかし、そんな危機ではないストレスに反応してしまっては、戦略的思考が必要なときにはマイナスに作用してしまいます。
 
 
やはり闘争・逃走反応は現代においては理性的に避けたいものですね。
 
 
 

闘争・逃走反応への対策

では、どうすればこの生命維持機能を理性的にコントロールできるのでしょうか。
 
 
僕としては、扁桃体のハイジャックが一度始まってしまえば、それを止めることはできないと考えます。
 
人間の理性的な進化は、言ってもここ数百年の歴史です。
人間の歴史は1万年くらいですから、そんな短時間の急激な変化に対応できるわけありません。
 
ですから、この生命維持機能は簡単にはなくなりません。というのが僕の考え。
 
 
ではでは、どのように対処すべきか。
 
 
高ストレス反応を自覚する
まずはなによりも、闘争・逃走反応を自覚することからスタートです。
 
自覚するには、ホルモンの流れとかではなく、反応の結果である緊張状態に着目します。
 
わかりやすいのは、筋肉の緊張血圧上昇です。
 
ストレスを感じたら、胸に手を当てて、呼吸だけに集中してみてください。
 
どうですか?心臓がバクバク動いていますか?
呼吸は荒くなっていませんか?ため息とか深呼吸が多くなっていませんか?
 
 
続いて肩を揉んでみてください。
 
どうですか?凝っていませんか?
 
このような反応が見られたら、闘争・逃走反応が起こっている証拠です。
 
 
 
10秒止まって、次に起こす行動について再考する
おそらくストレスを感じたあなたは、なにか行動をしようとしているはずです。
 
たとえば、おいしいものを食べたりするようなことです。
 
こうしてストレスを処理しようとしているのです。
 
 
 
でも、一息ついてみましょう。10秒だけでいいです。
 
その行動が衝動的で本能的ではないか、そのことを問うてみましょう。
 
本当にそれをすれば、原因は解消させるのでしょうか?
 
それは生死の危機のようなストレスではないはずです。
 
理性的に処理することはできないのでしょうか?
 
 
 
 
よくよく自分の感情や行動に目を向けること、それが理性的に自分をコントロールする第一歩です。
 
 
 
身体を動かす
闘争・逃走反応が生じてしまうのは仕方ないとします。
 
ですが、その影響が持続的になるのはよくありませんよね。疲弊してしまいますから。
 
 
 
ストレスが持続的である原因は、ストレスホルモンが消化されないことでしたね。
 
では、解決方法はストレスホルモンを消化することになりますが、これは2つあります。
 
  1. ストレスホルモンを消化する
  2. ストレスホルモンを抑制する
 
このうち、身体を動かすことはストレスホルモンを消化することにつながり、ストレス解消につながります。
 
 
 
やはり、ストレスを感じたらバッティングセンターというのはいいらしいですね。笑
 
身体を動かして汗を流しましょう。
 
すると、闘うか逃げるかと同じように汗を流すことになります。
 
すると、アドレナリンが消化され、ストレスが消えるのです。
 
 
抑制系神経伝達物質を分泌させる
アドレナリンは、興奮系の神経伝達物質です。
筋肉とかを興奮させてますからね。
 
なので、そんなアドレナリンを抑制する、抑制系神経伝達物質を分泌させるのが2つ目の方法です。
 
 
 
抑制系の神経伝達物質としては、セロトニン、エンドルフィン、GABAなどです。
 
これらは幸せホルモン、快感ホルモンとも呼ばれ、ストレスホルモンを中和させる効果があります。
 
ストレスホルモンが出るのは仕方ないとして、出たときに抑制するホルモンを出すというのも手ですよ。
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
現代のストレスを生死の危機として処理してしまう扁桃体、これはなかなか変えられません。
 
この闘争・逃走反応を仕方ないものとして、反応が起こった時にいかに対処するかというのが重要なのかなと思います。
 
もちろん、日頃から血圧が上がらないようにするのも手です。瞑想とかがその1つですね。
 
 
 
原始的な生命維持機能にいつまでも囚われずに、理性的にストレスを処理していきたいですね!
 
それでは!