青空の下でコーヒーを

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スリーパー効果 〜信頼性は時間が経つとなくなる〜

どーも!青空コーヒーです!
 
最近心理学に少し興味を持っているので、とっかかりやすい言葉から入ろうと思って、少し心理学系の記事が続くかと思います。
 
今回のテーマは、
「スリーパー効果 〜信頼性は時間が経つとなくなる〜」
です!
 
大切なのは、情報源よりも情報の質!
このことをスリーパー効果を通して改めて確認していきたいと思います。
 
 
目次
 
 

スリーパー効果とは

 
そもそもスリーパー効果とは、どのような効果なのでしょうか。
はじめて聞く方に向けて、簡単に紹介したいと思います。
 
 
 
あなたには友人が2人。
誰からも信頼されている優等生Aくん
うそつきでお調子者のBくん
 
さて、この2人があなたにペンをお勧めしてきます。
 
Aくん「このペンは本当に使い勝手がいいんだよ!」
Bくん「このペンは本当に使い勝手がいいんだよ!」
 
 
 
まったく同じ言葉を言っているのにもかかわらず、なんとなくAくんの方が信頼できそうな気がしませんか?
 
 
 
 
ですが1ヶ月後、再びBくんがお勧めしてきます。
 
Bくん「このペンは本当に使い勝手がいいんだよ!本当なんだよ!」
 
1ヶ月も時間が経ってから再度言われると、なぜかBくんの情報に対して疑いがなくなってきます。例なんで今回はわかりづらいと思いますが、実際はそうらしいです。
 
 
 
スリーパー効果についてまとめると、
 
信頼性の低い情報源からの情報であっても、時間経過に伴って信頼性の低さによるマイナス効果がなくなり、情報の内容だけが記憶に残る
 
もっと簡潔に言うなら、
 
時間経過とともに信用度が変化する現象
 
これがスリーパー効果と言われる現象です。
 
 
 
情報の信頼性が眠ってしまう、忘れられてしまう、そんな由来からスリーパー効果と名付けられたそうです。
 
 
 

なぜスリーパー効果が起こる?

なぜこのようなスリーパー効果が発生するのでしょうか。
 
 
まずは感情で判断するから
人は、最初は感情で判断します
 
情報の内容に関する吟味ではなく、信用できるかどうか、好きか嫌いかという判断で行われます。
 
たとえばプレゼンとか面接であっても、感情による判断は大きいです。
 
だから第一印象を高めるために、服装とか髪型とかマナーとか、いろいろ言われるんですよね。
 
たとえどんなに内容が良くとも、時間が経過していない最初の段階では、感情が優先されてしまいます
 
 
情報の信頼性は忘れられやすい
しかし、時間が経過するにつれて人は理性を取り戻してきます。
 
そうすると、感情で判断する要因になっていた情報源の信頼性よりも、情報の内容の方が記憶に残る状態になります。
 
逆に言えば、情報源の信頼性は忘却スピードが速く、情報の内容だけが残ってしまうのです。
 
 
1ヶ月くらいで忘れるとかも書いてあったんですけど、不確かです。
 
 
 
 
 
 
 
あなたはいまの、「1ヶ月くらいで忘れる」という情報を信じましたか?笑
 
 
 
そういう情報も、1ヶ月という数字がつくことでインパクトが残りますよね。
 
僕のブログは正直信頼性に足るものではありません、データとかは示していないですから。
 
ですが、時間経過によって
「スリーパー効果、1ヶ月で忘れる」
という情報だけが残ってしまう、みたいな感じです。
 
そんなとき、どこから情報を得たのか、どのブログの情報だったかとかは、あまり覚えていないことがほとんどなはずです。
 
 
 

スリーパー効果における注意点

 
ですから、スリーパー効果によって騙される可能性があるわけです。
 
ブランドのある会社の新製品だったらおいしいだろう、そんな感じです。
 
ハーゲンダッツの新商品だったらおいしいだろう!とかです。
 
 
大切なのは、情報源の分離と、情報の質の吟味です。
 
得た情報に関して、まずは情報源を把握します。
 
その上で、情報源を無視して情報の内容だけを吟味します。これが情報源の分離。
 
そして、どこからその情報を得ても、間違い無いだろうか、ということを理性的に判断するようにします。
 
こうすることで、情報源に左右されることなく、間違いなく判断ができるようになります。
 
 
まぁ難しいとは思いますけども。笑
 
 
 

スリーパー効果の応用

そして、もしあなたが信頼度が低い場合で、なにか売りたかったり、信じて欲しい場合。
 
そんなときは、スリーパー効果を応用することを考えましょう。
 
ステップを示していきます。
 
 
情報のインパクトを残す
まずは、情報にインパクトを与えましょう。
 
そもそも論ではありますが、人の意識に残らないような情報では、まったくスリーパー効果は発揮されません。
 
覚えているからこそ、使われるような情報だからこそ、意味があるのです。
 
特に信頼度が低いのですから、普通はあまり聞く耳を持ってくれないでしょう。
 
とっておきの情報を与えるように、インパクトは意識しましょう。
 
 
専門家などの意見も使う
信頼度が低い場合は、信頼度の高い意見をしっかり使っていくことも必要です。
 
スリーパー効果が適応されるのは、情報の質が確かなときだけ
 
そのためには、ある程度の建設的な論理も必要です。
ですから、専門家とか、情報を発信する際に少しでも信頼度の高い意見を取り入れるようにしましょう。
 
情報の質を高めるのと同時に、最初の信頼度を少し高めることにもつながります。
 
 
接触頻度を増やす 
1度で終わってはいけません。その情報と相手の接触頻度を増やしましょう。
 
これは、単純接触効果、またはザイオンス効果と言われるものです。
 
ずっと会っていると、なんとなく好意的に受け入れるようになる。みたいなかんじです。
 
信頼度が低い小規模な会社や若手は、この接触頻度を増やすことを意識して行動しなければなりません。
 
そうすることで、信頼度の問題はなくなります。
 
 
 
もちろん、何回も会っても情報の質が上がるとは限りませんし、情報の質についてはとやかく言うことはできません。
 
その点だけは、自分に誠実になって正確な情報を出すようにしなければなりません。
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
最初から信頼性がある場合は、短期決戦型で。
最初は信頼性がないときは、長期決戦型で。
 
そんな感じのまとめになるかなと思います。
スリーパー効果の説明をしなくても、納得できる結論ではあると思いますが。笑
 
相手の価値観とかを変えさせるような場合は、どうしてもあなたの信頼度と確かな情報が必須となります。
すぐに決断させたりするのではなく、何回も接触を繰り返していくことで、時間をかけていくことで、信頼度が高まり、価値観が変えられる可能性が高まってきます。
 
 
スリーパー効果を把握して、自分がどんなプランでいけばいいのかを把握するようにしましょう。
 
それでは!