青空の下でコーヒーを

自分がわからなくなった自分ために、自分を表現するためのブログ

自発性を育てることと、動機付け

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、誰かになにかやってほしい、それも指示なしでやってほしい、と思ったことはありませんか?
 
 
 
僕はサークルや委員会などで何度か長を務めることがありました。
 
その度に、自分で考えればわかるでしょ、なんで気づいて行動してくれないかな〜、と思ったりしてしまいます。
 
つまりは、自発性を育てるということです。
 
大変ですよね、言ったことをちゃんとやるのも大切ですが、いつまでもそのままだと、指示する側の負担が大きいです。
 
今回は、自発性を育てるには?という疑問についてまとめてみました。
タイトルは、
「自発性を育てることと、動機付け」
です!
 
 
 
目次
 
 

自発性とは?

毎度ですが、まずは言葉の意味の確認から。
 

じはつ‐せい【自発性】

他からの影響・強制などではなく、自己の内部の原因によって行われること。「自発性を損なう」
 
なるほど、って感じですね。
つまり、対義語は強制と言えそうですね。
 
 
簡単に言うなら、他人からあれこれ言われてやるものではなく、自分の中で「やりたい!」「やらなきゃ!」と思ってから行動したりすることです。
 
 
自分でどんどんやっていく、そういう行動力とか表現力とかも自発性に含まれます。
 
 
 
 
 
 

自発性がないとどうなる?

では、そんな自発性がないとどうなるのでしょうか?
 
 
 
もう簡単ですね、指示や命令がないと行動に移せないんです。
 
いわゆる指示待ち人間。ロボット人間。
 
 
 
冒頭でも言った通り、管理する人つまりリーダーの負担が大きくなります。
 
なにかしてほしいと思ったら、いちいちボタンをポチポチ押すように、事細かに説明しなければならないのですから。
 
そのままでは、スピード社会の今では取り残されてしまいます。
 
 
 
各自が自分の判断で動く、そういう意味での自発性も非常に大切です。
 
 
 
そして、自発性を育てるで検索すると、子供の教育にもよくヒットしました。
 
たしかに、幼少期の子供の自発性を育てるのも、同じような感じですね。
 
いつまでもお母さんがあれやれこれやれと言ってたら、身体が持ちませんよね。
 
せめてトイレくらい1人で行ってほしいな...
という自発性もあります。
 
 
 
 
とまぁこんな感じで、自発性を持ってほしいと思ったり、育てたいと思っているのは、上司や母親など上の立場の人です。
 
下の人に、自分で行動してほしいと思っています。
 
 
 
 
 

自発性がない原因

そして問題なのが、下の人はおおよそ、自発性に関して自分では問題だと思っていません。というよりも、そもそも問題があると認識すらしていません。
 
なぜ自発性に関して、そのような乖離が起こってしまうのでしょうか。
 
そもそも知らない
人は、知らないことをやろうとはしません。
未知なものだとしても、それに関する情報があってから挑戦したりします。
 
なにも情報がないときは、それは行動もなにもないので、自発性よりも前の話ですね。
 
 
 
 
興味関心がない
知ってはいるものの、興味関心がないパターンです。
これはやっかいです。自分の心が向かないことは、なかなかしようとも思わないですよね。
 
いかに興味を持たせるか、というのももちろんですが、いかにそれが自分と関連するのか、どんな可能性があるのか、ということを示す必要があります。
 
 
 
責任転嫁したい
そもそも知らない、興味がないのは、どちらかというとお子さんの考え方にあたります。
 
一方大人になると、ずる賢くなります。
失敗を恐れ、不安を軽減するために、責任転嫁という術を覚えます
 
 
指示されることは、つまり責任はその人が負ってくれるということです。
なぜなら、その指示に従って失敗したのであれば、少なくとも監督責任のようなものが発生するからです。
 
これなら、自分の責任ではなくなります。
他人の評価を気にすると、自分の評価を下げるというリスクをとるよりも、他人の責任を使って他人の評価を踏み台にすることで自分が上がる、という考えも出てきてしまいます。
 
なので、ある意味では自発的にやるよりも指示待ちの方が安全ではあります。
 
 
 
 
自分に自信がない
他人に責任を転嫁するのは、裏を返せば自分に自信がないからです。
 
自分がやってもし失敗したらどうしよう、それなら指示されて失敗して責任を押し付けたほうがいい。
という予防線を無意識的に張っていることが多いです。
 
この状態に甘んじているため、挑戦することをためらい、これが自発性が育たないことに帰します。
 
 
 
 
 

自発性と動機付け

さて、本題です。
 
自発性を持たせるには、「やりたい!」「やらなきゃ!」と思う必要があります。それも、自分自身で。
 
その動機付けは、大きく2つに分かれます。
 
外的動機付け
まずは、外的動機付けです。
これは、外からの刺激、または外に対する称号などがきっかけとなる場合です。
 
例えば、
 
お金、地位、名誉、権力
 
などでしょうか。
目に見えないもので、かつ他人がいないと成り立たないものがほとんどですね。
 
 
 
内的動機付け
もう1つは、内的動機付けです。
外からの刺激はもちろんありますが、主に自発性という単語はこちらを意味します。
 
知的好奇心、成長感、自己実現
 
なんか上向きの言葉ばっかりですね。(笑)
笑っちゃうくらいポジティブです。
 
 
 他人が関与しなくても勝手に湧いてる感情、それが内的動機付けです。
 
 
 
 
ここで、ふと疑問に思いませんか?
 
自発性を持たせるには、内的動機づけがよさそうです。
一方、自発性を持たせたいのは、外の他人です。
 
 
 
ということは、内的動機付けから自発性を育てるのは、外的動機付けに当てはまる??
 
 
 
変な循環論法に陥りそうなので、断ち切ります。笑
 
 
 
どこかのサイトで、欲求があるときに内的動機付けが発生すると書いてありました。
しかし、どちらも欲求があります。お金とか名声という欲求もあります。
 
しかし、対価に違いがあります。
外的動機付けは、必ずと言っていいほど対価があります。
 
アンダーマイニング効果というのがあります。
これは外的動機付けの一例ですが、お金を目的にすることで意欲がなくなるようなことです。
お金は、あくまでも手段です。お金がたくさん貯まっても、心は満たされません。
 
 
 
一方の内的動機付けは、対価を求めません。自分が満足すればいいのです。
結局、自分が満足するような動機があれば、自分で自分を満たそうと動くのです。
 
 
 
 
 

自発性を育てる方法

いままでの話をまとめると、
自発性を育てたいと思っている人は、他人の自発性について考えています。
そしてその一番有効な手段は、自分で自分を満足させるような内的動機付けを起こさせることです。
 
では、どのように内的動機付けを起こさせればよいのでしょうか。
 
興味関心を持たせる
まずは、ダメ元でも興味関心を持たせる努力をしましょう。
 
基本的には、他人が楽しいとか嬉しいとか、喜んでいるものに興味は惹かれるものです。
そりゃそうですよね、他人が興味なさそうなものに惹かれることは少ないと思います。
 
 
 
期待、憧れ、名声、うーんなんとなく外的動機付け..笑
 
仕方ないです。まずはいろいろ与えて、知らない世界を教えることも大切です。幅を広げるのです。
 
 
 
 
でも、あまりにも興味がないことをやらせるのは、子供にとっては個性をつぶす行為につながります。
大人でも同じです。モチベーションの低下につながります。
 
なので、本人の意見を聞くのが大切です。
 
 
 
 
意見を聞く
これ、めちゃくちゃ大事だと思います。
指示をするのではなく、意見を聞くことで、自分自身で答えを出させるのです。
 
誘導尋問とはいきませんが、yesと答えさせることで、まずはお互いの前提を共有します
 
こうしたほうがいいよね? うん。 じゃあこうしたほうが都合いいよね? うん。
みたいな感じですね。
 
yesと言っているので、勝手に答えている本人もなんとなくポジティブになってきます。
そして、同じ考えを持ってくれている人がいるという感じがして、安心感が生まれます。
 
こうすると、自分の意見を受け入れてくれるのではないか?と思うようになってきます。
ここまでくれば、あとは一押しです。
 
 
 
 
 
危険のない範囲で行動させる
もしも対象がお子様なら、他人に迷惑をかけないかつ危険のない範囲であれば、どんどん遊ばせる、挑戦させるべきです。
 
やりたいとやること、興味を持つことを否定せずに、どんどんやらせます。
これが自分を満たす内的動機につながります。
 
これが個性を育て、自発性を育て、人間として成長していくはずです。
 
 
 
一方、もしも対象が大人である場合、つまりは下の立場の人である場合。
基本は同じです。本人がやりたいと思うことには、どんどん挑戦させるべきです。
 
挑戦にリスクはつきものです。そして、このリスクをとるのは、上司であるあなたです。
責任は持ちますが、それは一時的なものです。
一度だけ自分が責任を持って行動させて、あとは本人に責任を持たせるようにしていきましょう。
 
これが、自分自身がやっているという感覚につながり、やらなくては!という自発性にもつながります。
 
 
 
やらなくてはいけない状況にしてしまう
僕はお勧めしませんが、一度行動させた後に、もうあとは本人がやらないといけないような状況にしてしまうことです。
 
自分がやらないと!という風に考えはすると思います。
やってからじゃないと見えない世界があるのもそうです。
 
 
ですが僕は、あくまでも自分を満足させるための内的動機付けをするのがベストだと思っています。
 
自分がやらないといけない、これが本人を満足させる動機になるのであればいいとは思います。
 
 
目的意識を持たせる
行動に目的を持たせる、しかもそれを自分で考えさせ設定させる
これはかなり有効な方法だと思います。
 
その目的は、指示したのもではありません。
目的を作れ、という指示があったとしても、目的の内容自体は自分で決めていますよね。
 
その目的を達成するのは、もちろん本人の責任です。
自分がやっているんだ!という感覚が芽生え始めてきます。
 
 
 
 
 
僕はこのブログで、
価値観 × スキル = 行動 →自信
という考えで話をしています。
 
価値観をしっかり共有して、違いも受け入れ、能力を高めるために行動をさせます。
その行動に目的を持たせることで、さらにスキルを上げようと努力し、それに伴い見える世界が変わって価値観も変わります。
この繰り返しで、だんだんと自信がついてきます。
 
自信がつけば、他人のせいにすることもなく、自ずと自発的に動くはずです。
 
 
 
 
 
まとめ
いかがでしたか?
 
マネジメントとかで、必ず通過しなければいけないのが、この自発性という概念だと思います。
 
自分の思うように人を動かしたいのは、僕もよくわかります。
しかし、人は自分の意思があります。操り人形ではありません。
 
賢く人の内的動機付けをコントロールすることが大切です。
 
それでは!