褒美は頻度とタイミングが大切!
どーも!青空コーヒーです!
みなさんは、ご褒美は好きですか?
嫌いな人はほとんどいないと言ってもいいほど、ご褒美を欲しい人だらけだと思います。
ただ、ご褒美があるから頑張ることが本人に対して効果があるのかと言われれば、なんとも言えない部分があるかなとも思い始めています。
僕は最近心理学系の勉強をしていて、果たしてご褒美にどんな効果があるのか、気になったのでまとめてみました。
テーマは、
「褒美は頻度とタイミングが大切!」
です!
目次
褒美とは?
まず、褒美の意味から確認していきましょう。
つまりご褒美とは、
自分より目下の人、もしくは自分に対して与えるものであり、
褒める意味を込めてモノやお金を与えること。
とまとめられそうですね。
褒美の例としては、
- 食事
- ファッション
- 旅行
- 美容系
- 高級品
- 趣味の時間
- 休み
などでしょうか。
好きなこと、楽しいこと、気晴らしになること、などなどですね。
褒美の効果
では、そんな褒美にはどんな効果があるのでしょうか。
気晴らしでストレス軽減
まずは、ストレスを軽減させる効果です。
褒美を与える前の状況としては、おそらく負荷がかかる、ストレスの多い状態であることが多いでしょう。
しかし褒美を与えることで、そんな状況から気分転換することができます。
リラックスさせてストレスを軽減させることで、ほどよい緊張状態にすることができます。
モチベーションの向上
ストレスを軽減するのと同時に、モチベーションの向上にも効果的です。
というよりも、褒美の主な効果は、
やる気を出させて、よりよい方向へと促すことができることです。
たとえるなら一時的に加速させるブースターのような存在でしょうか。
褒美という報酬によって、やる気、楽しみ、快感、達成感などといった感情が生まれます。
このドーパミンの幸福感により、気分が高揚し、モチベーションの維持に繋がります。
このようなことをエンハンシング効果というそうです。
快楽の原則に基づき、嫌なことはなるべく回避したい!というような心理的作用が働くようです。
と、ここまでなんかいいことだらけに見える褒美ですが、注意点もあります。
というか、ここから本題です。笑
褒美の注意点
メリットが強めに見える褒美ですが、どんなことに注意すればいいのでしょうか。
褒美は長期的には通用しない
先ほども言いました。
褒美はいわゆるブースター、一時的な加速促進剤です。
長期的には褒美は意味がないということがまず重要です。
というのも、ドーパミンの効果が一時的であるからというのが原因です。
これは、褒美が外発的動機付けであることが大きな要因です。
外発的動機付けとしてはアンダーマイニング効果や自発性の記事でまとめてありますので、そちらをご覧ください。
褒美が目的になってしまうと、自らやる気を生み出すことができなくなり、やる気を自分の外に求めることになります。
そうすると、モチベーションの維持が自分頼りではなくなるので困難となります。
そして褒美は自分の心の中だけで完結するものではないので、外発的動機付けの一種となります。
頻度とタイミングが大切!
褒美を与える際に重要なのは、頻度とタイミングです。
まず頻度についてですが、スモールステップの原理に基づく必要があります。
スモールステップの原理については、こちらの記事をご覧ください。
そしてタイミングですが、行動したらすぐに与えることが重要です。
これを即時強化というのですが、これについては今後まとめていこうと思います。
つまりは、一回に大きな褒美を与えるよりも、数回に分けて小さな褒美を行動後すぐに与える。
これがよい褒美の与え方と言えそうです。
小さな目標を段階的に達成するので、ドーパミンの分泌も長く続くようになります。
これが結果的に、モチベーションの維持に繋がります。
事前の褒美で損失回避性を利用
また別の褒美の与え方としては、事前に褒美を与える方法が有効です。
成績がよかったらゲームを買ってあげる
よりも、
先にゲームを与えるが、成績が悪かったら没収する
の方が効果的というような研究があるそうです。
このような心理学的現象を損失回避性というようですが、これも今後まとめていこうと思います。
あとから取り上げることが損失回避性につながるので、食事など形に残らないものはあまり有効ではなさそうです。
チケットや商品なども、取り上げた際に使用する用途がないと、事前に買っても使わなくて意味がなくなる可能性があります。
なので、取り上げてもいいようなお金などが効果的かもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
褒美を与える際は、スモールステップの原理と即時強化が重要です。
そして、損失回避性を利用した褒美の与え方もあります。
あとは、本人の性格や状況に合わせて調整しましょう。
それでは!