青空の下でコーヒーを

自分がわからなくなった自分ために、自分を表現するためのブログ

「時間が解決してくれる」を言い換える

どーも!青空コーヒーです!
 
僕がこのブログを始めるきっかけになったのは、彼女との別れが大きいです。
 
つまり、失恋。
 
 
 
まわりの人はみんな言います。
 
「時間が解決してくれるよ」と。
 
 
 
 
何度そうやって言われたことでしょう、そして、
 
何度同じことを他人に対して言ったことでしょうか。
 
 
 
 
時間が解決してくれるとは、人間関係についてがほとんどだと思います。
 
でも僕は、なぜそもそも「時間が解決」してくれるのか、ということを疑問に抱いていました。
 
 
 
そして、本当にそうなのかを知ることで、僕が彼女に対する思いもどうにかできるのかもしれないと思ったので、まとめてみました。
 
タイトルは、
「『時間が解決してくれる』を言い換える
です。
 
 
 
目次
 
 

なぜ時間が解決してくれると思っている?

そもそも、なぜ僕たちはみな、時間が解決してくれると思っているのでしょうか。
 
僕は2つ大きな意味があると思っています。
 
後悔するべきでない
1つ目は、いま悔やんでいてもなにも進まない、前に進むにはいま後悔するべきではない、と他人のことに勝手に自分の意見を反映しているからです。
 
所詮、他人事ですもんね、時間が解決してくれるよ、って人に言っているときは。
 
自分のこととなると、時間が解決してくれるとはなかなか思えないと思います。
 
 
他人だからこそ、そういうアドバイスをしたくなるのだと思います。
止まっていても、おそらくその状況はなにも変わりません。
それなら、自分の心を切り替えて、前に進む方が有意義ですよね。
 
 
 
いつか上手くいくと思っている
人は将来についてかなり楽観的に捉えるそうです。
 
時間が解決してくれる、この言葉も将来の楽観性を示している言葉として解釈できますよね。
 
つまり、みんないつかは上手くいくと思っているんです。
 
それを端的に言うなら、時間が解決してくれるということなんだと思います。
 
 
 
 
 

でも、本当に時間が解決してくれる?

 
さて、本題の手前です。
 
周りの人はいろいろ言っているかもしれませんが、本当に時間が解決してくれるのでしょうか?
 
 
悩みや問題の多くは時間が解決しない
 
僕の答えとしては、悩みや問題の多くは時間が解決してくれません。
すみません残酷で。笑
 
 
 
しっかり言うと、時間が経つだけでは根本的な解決にはつながりません。
 
たとえば、だれかと別れたとして、別れることを回避、つまり復縁すれば解決はするかもしれません。
 
ですが、別れたとして、そのこと自体がどうにか変わることはありません。
 
「時間が解決してくれる」のほとんどは自分の中の感情の変化を指しています。
(これが今回の結論なのですが、下でまとめます。)
 
なので、自分をそういう感情にさせた原因である事故や事件は変わりません。
 
そういう意味では、多くの悩みや問題は解決していないので、時間の経過が根本的な解決につながるとは思っていません。
 
 
 
 
時間が解決できないものもある
 
そして、時間が解決してくれないものもある、これも事実だと思います。
 
上で言ったように、時間が経過して自分の気持ちに変化が起こるから、時間が解決しているように見えるのです。
 
時間が経過しても変わらないことはあります。
大きくは2つ。
 
1つは、生じた事実です。
過去はやはり変えられないのです。
起きてしまったことは、どうしようもないのです。
 
 
そして2つ目は、他人からのイメージ
ちょっといい例が思いつかないんですけど、犯罪歴とかでしょうか。
1つ目の生じた事実に似ているのですが、僕が言いたいのはそうではなく。
 
犯罪歴を起こしたという事実から生じるイメージです。
これは自分がどうこうしたところで事実は消えませんし、他人が持つ印象も変わりません。
その後の言動で多少なり軽減させることはできるでしょう。
しかし、やはり他人からのイメージというのはなかなか変えることができません。
 
 
 
キレたキレられたのような、コミュニケーション不足であれば、ある程度話し合うことで解決することもできます。
 
しかし、それは表面上だけかもしれません。
根本の問題は、なぜキレたのか、なぜキレられたのか、という原因ですよね。
 
こういう深い感情の議論は、価値観の違いから起こります。
価値観の違いから生じる他人のイメージ。やはり簡単には変えられません。

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多くのことは、他人が勝手に解決してくれている
そして僕が思うに、他人が勝手に解決してくれていることも多々あるかなと。
 
自分の知らないところで他人がフォローしてくれていたり、原因を解決してくれていたり。
 
 人ってけっこう他力本願なくせに、自分勝手だと思うんですよね。
自分が都合いいように物事が解決してくれればそれでいい。
そう思っていることがほとんどだと思います。
 
 
 
 
ただの先延ばしにしているだけの可能性
よくあるのは、問題の解決はせずに、ただの先延ばしをしようとしている状態。
 
これを「時間が解決してくれる」と同義だということは、僕は一応そういう解釈もありだと思っています。
 
 
 
ある問題に関して、解決手段がわかっているときは、それをするかしないか、はたまた第3の選択肢である「迷う」を取るかで先延ばしします。
 
僕はこの現状維持バイアスを前提にしている部分があるのですが、
解決しない状態を快楽だとして、目の前のその快楽を求める現状維持バイアス」=「時間が解決してくれる」という話です。
 
まぁ根本の解決にはたしかになっていません。
しかし、当時の感情を忘れるという意味では、一度棚にあげておくのもいい方法かもしれません。
 
 
 
もちろん、いま言っているのは、ただの言い訳です。
根本を解決するのが怖い、それに立ち向かうのが怖い、自分の自信のなさを露呈するのが怖い、そういった負の感情を処理せずにいるのが現状維持バイアスです。
 
変化を起こそうとしない限り、いつまで経っても自分の土台となる部分は変化はしません。
弱い自分のままです。
待っているだけでは、なにも動かないはずです。
 
それでも、一応時間は解決してくれます。

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「時間が解決してくれる」を言い換える

ここでは、「時間が解決してくれる」という言葉の意味を、もっと分解しようと思います。
 
 
いろんな経験をして時間が経過し、考え方が変わる
時間が経過する上で、なにもしない人はいないと思います。(なにもしていない鬱状態 みたいな感じであれば、なにかするべきです。それはこちら。)
 
そしてなにかをすることで、感情が動くはずです。
 
 
 
僕の例で話を進めましょう。
 
僕は2月に彼女と別れました。
 
いまはあれから約4ヶ月経ちました。
 
その間に僕は、リメンバーミーを観たり、グレイテストショーマンを観たり、ララランドを観たり、、、
 
 
 
 
映画しか言っていませんが笑、僕は4ヶ月の間でいろんな感情の起伏を経験しました。
 
このような感情の起伏を体験することで、いろんな考え方に触れることができます。
 
その影響を受け、あなたの考え方も自然と変わります。
 
 
 
これが、時間が解決することの根本となります。
 
 
 
 
特に、嫌な記憶はトラウマとなって忘れにくくなります。
強烈に脳に記憶されているので、その時と同じ五感を感じることで思い出してしまうことがあります。
 
なので、とにかく新しいことをやったり、新しい情報を取り入れることで、強制的に別のことを考えるようにするのも効果的です。
 
他のことをすることで、思い出す回数を相対的に減らしていくのです。
 
これもやはり、感情の起伏を通じていろんな考え方に触れて、自分の考え方が変わると言った話になります。
 
 
 
時間が経つことで、客観性が生まれる
時間が経過する上でいろんな経験を通して、客観性が生まれます。
 
逆に言えば、主観性が消えます。
 
なぜ消えるのかは、苦しんでいたその時の自分とは別の自分だからです。
 
 
 
 
 
僕の例で再度話を進めましょう。
 
 
僕は彼女と別れてから4ヶ月の間でいろんな感情の起伏を経験しました。
 
果たして、彼女と別れた時の自分と、今の自分の感情や捉え方はまったく同じと言えるでしょうか?
 
ブログを始めた時と同じような記事をもしいま書いたとしたら、おそらく書き方が変わるはずです。考え方が変わっていると思うので。
 
 
 
 
 
時間が経つ上でいろんな経験を通して、考え方は別の自分になります。
 
ですが、記憶のキャパはそう簡単には増えませんよね。
 
つまり、増えた経験に関する記憶が増える分だけ、相対的に昔の感情に関する記憶が小さくなります。
 
それを、人は忘れるといい、その時の事実だけが残るようになります。
事実だけを見るので、感情がないですよね。
 
つまり、主観ではなく客観になります。
これが、時間が解決するという1つの意味です。
 
 
最悪ではないと気づく
あなたがどれだけ落ち込んだとしても、それはおそらく全人類の中で最低なほどではないですよね。
 
時間が経過する上で、自分よりもっと状況が悪い人がいることに気づきます
 
これを下方比較と言うそうです。
人間は自分より他人を下に見て、相対的に自分が上になるようにしたいみたいですね。なんと嫌な生き物なこと。(笑)
 
 
あとは、時間が経過すると、先ほども言ったように主観が消えます。そうすると感情を忘れます。
 
あの時の自分は最悪だったなぁ
 
と、自分の中の時間軸で下方比較し始めることができると、過去の自分を下に見ます。少なくとも今の自分よりかは下に見ます。
 
こうすることで、勝手に今の自分が良くなっているように見える、つまり時間が解決してくれたとつながるのです。
 
 
 
時間が経つことで、自覚して受け入れることができる
ここまでの話を整理すると、
 
時間が経過する
当時の感情を忘れ、客観的に事実を見れるようになる
かつそれが最悪とは言い切れない
 
この過程を通して、事実と少しだけ残っている感情も受け入れることができるようになります。
 
 
これは、自分が変わったと言えそうですね。
時間があなたを変えて解決してくれました。
 
 
 
受け入れること、つまり自分を落ち込ませた事件と落ち込んだ事実を自覚することができれば、もうその辛い思い出は笑い話に変えることもできます。
 
 
 
そして、もしあの時の自分が間違っていたのであれば、誰かを巻き込んでいたのであれば、おそらくあなたには謝る勇気も出てくるはずです。
 
相手がその時どれだけ不快な思いをしたのか、客観的に見ることができるようになれば自ずと気付くはずです。
 
 
 
 
きちんとその事実を認めて、謝るべきです。
 
もちろん、許すかどうかは相手しだいなので、謝ることがここでは大切です。
 
あの時の自分よりも成長した、ということを示しましょう。
あの時の自分の過ちを認めましょう。
 
 
許されなくても、それは仕方ないです。
次に生かす、これからの自分の糧にするしかないです。
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
どれだけなにをしても、タイムマシンがない限り、起きた事実は変わりません。
 
ですから、それに対する捉え方を変えることしかできないのです。
自分が変わるしかないのです。
 
 
 
つまり、時間が解決するとは、自分自身が変わることなのです。
 
 
いろんな経験を通すことが必要なので、「いまは遊びなよ、気晴らししよ」というアドバイスは非常に理にかなってます。
 
 
 
また、ミラーニューロンというものを使って、少しでもいい方向に向くことはできます。
ある人と長時間ともにすると、その人と似てくる、といった感じの性質です。
 
なので、ポジティブな人の側にいることで、もしかしたら自分もポジティブになれるかもしれませんよ。
 
 
 
 
もし、誰かに時間が解決するよと言われたら、いろんな経験をしましょう。
 
たとえいまが辛くても、その経験値が人生を豊かにしてくれるはずですよ。
 
それでは!