青空の下でコーヒーを

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ABC理論とは? 〜価値観によって見える世界は変わる〜

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、水が半分入ってるコップを、次のどちらで捉えますか?
 
まだ半分ある?
半分しかない?
 
 
水の量は変わってないのに、個人の捉え方だけでこんなにも意味が変わるんですよね。
 
このような捉え方に着目して、正しく物事を捉えていきましょうという治療法にABC理論ということ呼ばれるものがあります。
 
今回はこのABC理論について。
テーマは、
ABC理論とは? 〜価値観によって見える世界は変わる〜」
です!
 
 
 
目次
 
 
 

ABC理論とは?

まずはABC理論の説明を。
 
これは、1995 年にアメリカの心理学者、アルバート・エリスさんが考案した、論理情動行動療法の中心概念です。
 
英語では、Rational Emotional Behavioural Therapyと書いて、略称はREBTです。
 
 
 
ABC理論のABCも、もちろん略称です。
 
A :
Activating event、Affairs
事象、出来事
 
B :
Belief
信念、価値観、思想、観念、判断基準
 
C :
Consequence
結果、感情行動
 
 
 
そしてABC理論は、人が感情を知覚したり行動を起こす際は、事象が必ず信念を通ってから結果につながる、という理論です。
 
順番にABCなんですね。
 
 
 
 
先ほどの例に戻りましょうか。
 
コップに半分水が入っている、この事実が事象であるAです。
 
そして、結果である2つの言葉がCですね。
 
 
 
この2つの結論が出たのは、紛れもなくBが原因ですね。
 
半分を「まだ半分」とポジティブに捉えるような価値観であれば、ポジティブな結論にたどり着きます。
 
一方、半分を「半分しか」とネガティブに捉えるような価値観であれば、ネガティブな結論にたどり着きます。
 
 
 
 
ABC理論では、このようなBの信念、価値観の部分に注目します。
 
このBは、個人がこれまで生きてきた中での経験、育った環境で培われてきた価値観によって変化します。
 
なので、もしかしたらこのBが一般的な信念よりも曲がっているかもしれません。
 
そういうときに、このABC理論の登場です。
 
Bに着目して、誤った価値観を正していくのです。
 
 
 
 

ABCDE理論とは?

Bに着目して、誤った価値観を正していく時、
 
 
D :
Dispute
反論、ズレた価値観を合理的に変える
 
E :
Effect
効果、反論による効果
 
 
を加えて、ABCDE理論とも呼ばれます。
 
ABC理論と大差はありません。同じことです。
 
 
 
 
 
感情や行動は、出来事に対するあなたの信念、価値観よって生み出される結果です。
 
つまり、人は異なるフィルターを持っている以上、目の前の世界に対する受け止め方は異なります。
 
それが多様性にもつながっていい面もあるんですけど、あまりにもズレていると社会性に欠けて、生きていくことが困難になることがあります。
 
そのため、出来事に対する解釈のB、価値観や信念を正しい方向に導く治療、これがABCDE理論です。
 
 
いわゆるアサーションの一種ですね。
 
 
 
 
 
似たものに、オペラント条件付けというものがあります。
 
違いとして、オペラント条件付けは、行動は外的要因である報酬や罰によって決定される、という点です。
 
 
ABC理論は、内的要因である信念や価値観に着目しているので、けっこうアプローチの仕方が違うんです。
 
 
どちらが間違っているということではないかなと思いますけど、専門家ではないので詳細は置いておきますね。笑
 
そういう考え方があるんだ〜くらいに止めておきます。
 
 
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
僕はこのABC理論はわりと支持しています。
価値観にアプローチしていくというのは、リフレーミング、情動2要因説など、他の説や方法とも被る部分があるので。
 
もう少し僕は、この価値観とかそういう部分に着目して、人の変わらない、変わりにくい考え方ということを勉強していこうかなと思います。
 
そうすることで、自分がなにを考えてどう行動しているかがわかり、自覚することから自分をコントロールすることにつながると思っているので。
 
それでは!