ABC理論とは? 〜価値観によって見える世界は変わる〜
どーも!青空コーヒーです!
みなさんは、水が半分入ってるコップを、次のどちらで捉えますか?
まだ半分ある?
半分しかない?
水の量は変わってないのに、個人の捉え方だけでこんなにも意味が変わるんですよね。
このような捉え方に着目して、正しく物事を捉えていきましょうという治療法にABC理論ということ呼ばれるものがあります。
今回はこのABC理論について。
テーマは、
「ABC理論とは? 〜価値観によって見える世界は変わる〜」
です!
目次
ABC理論とは?
まずはABC理論の説明を。
英語では、Rational Emotional Behavioural Therapyと書いて、略称はREBTです。
ABC理論のABCも、もちろん略称です。
A :
Activating event、Affairs
事象、出来事
B :
Belief
信念、価値観、思想、観念、判断基準
C :
Consequence
結果、感情、行動
そしてABC理論は、人が感情を知覚したり行動を起こす際は、事象が必ず信念を通ってから結果につながる、という理論です。
順番にABCなんですね。
先ほどの例に戻りましょうか。
コップに半分水が入っている、この事実が事象であるAです。
そして、結果である2つの言葉がCですね。
この2つの結論が出たのは、紛れもなくBが原因ですね。
半分を「まだ半分」とポジティブに捉えるような価値観であれば、ポジティブな結論にたどり着きます。
一方、半分を「半分しか」とネガティブに捉えるような価値観であれば、ネガティブな結論にたどり着きます。
ABC理論では、このようなBの信念、価値観の部分に注目します。
このBは、個人がこれまで生きてきた中での経験、育った環境で培われてきた価値観によって変化します。
なので、もしかしたらこのBが一般的な信念よりも曲がっているかもしれません。
そういうときに、このABC理論の登場です。
Bに着目して、誤った価値観を正していくのです。
ABCDE理論とは?
Bに着目して、誤った価値観を正していく時、
D :
Dispute
反論、ズレた価値観を合理的に変える
E :
Effect
効果、反論による効果
を加えて、ABCDE理論とも呼ばれます。
ABC理論と大差はありません。同じことです。
感情や行動は、出来事に対するあなたの信念、価値観よって生み出される結果です。
つまり、人は異なるフィルターを持っている以上、目の前の世界に対する受け止め方は異なります。
それが多様性にもつながっていい面もあるんですけど、あまりにもズレていると社会性に欠けて、生きていくことが困難になることがあります。
そのため、出来事に対する解釈のB、価値観や信念を正しい方向に導く治療、これがABCDE理論です。
いわゆるアサーションの一種ですね。
似たものに、オペラント条件付けというものがあります。
違いとして、オペラント条件付けは、行動は外的要因である報酬や罰によって決定される、という点です。
ABC理論は、内的要因である信念や価値観に着目しているので、けっこうアプローチの仕方が違うんです。
どちらが間違っているということではないかなと思いますけど、専門家ではないので詳細は置いておきますね。笑
そういう考え方があるんだ〜くらいに止めておきます。
まとめ
いかがでしたか?
僕はこのABC理論はわりと支持しています。
価値観にアプローチしていくというのは、リフレーミング、情動2要因説など、他の説や方法とも被る部分があるので。
もう少し僕は、この価値観とかそういう部分に着目して、人の変わらない、変わりにくい考え方ということを勉強していこうかなと思います。
そうすることで、自分がなにを考えてどう行動しているかがわかり、自覚することから自分をコントロールすることにつながると思っているので。
それでは!