青空の下でコーヒーを

自分がわからなくなった自分ために、自分を表現するためのブログ

ハロー効果とは? 〜目立つ特徴がイメージを作る〜

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、他の人を肩書きでなんとなく判断してはいませんか?
 
僕は単純な人なので、よく引っかかります。笑
 
 
 
社長だからきっと部下からの信頼も厚いんだろうな、とか
 
優秀賞取っているんだからできる社員なんだろうな、とか
 
 
こういう現象をハロー効果と言い、他人と初対面の時に気をつけなければならない現象です。
 
今回はこのハロー効果について、
テーマは、
「ハロー効果とは? 〜目立つ特徴がイメージを作る〜」
です!
 
 
 
 
目次
 
 
 

ハロー効果とは?

まずは、ハロー効果の説明を簡単に。
 
ハローは、こんにちはのHelloではありません。
こんにちは効果、ではありません。笑
 
 
 
正確にはhaloと書きます。
haloは、太陽や月の周りにできる、明るい輪っかのようなものです。雲がない時は綺麗に見えますよ。
 
他にも、仏様の後ろにある輪っか、イエスキリストの絵に描かれる光。どれもhaloです。
 
 
 
ハロー効果では、特に仏様とかキリストでの後光をhaloとしています。
 
なんで後ろに光があるのか。
 
それは、後ろに光があれば、なんとなくこの人すごそうだな、と見えるという単純な理由です。笑
 
冷静に考えてみてください。
スポットライトが当たっている人といない人、どっちがすごそうに見えますか?
 
まぁスポットライトは前からですけども笑
 
 
 
 
ハロー効果(halo effect)、別名を後光効果(ごこうこうか)
 
意味としては、
ある人の特徴を評価するとき、その人の全体的なイメージや他の特徴から影響を受ける
 
というかんじです。
 
簡単にいうのであれば、
 

目立つ特徴にその人の印象は引っ張られる

 
です!
 
 
 
例としては、こんなところです。
 
  • ノーベル賞受賞者の発言力
  • あばたもえくぼ
  • 好感度の高い女優をCM起用
  • 年収が高いとモテる
 
 
 
1920年ににエドワード・ソーンダイクという方が提唱した、社会心理学認知バイアスのひとつです。
 
偏見とか、バイアスに関する記事はこちらもどうぞ。
 
 
 
 
 

ハロー効果の注意点

 
では、そんなハロー効果の注意点をまとめておきます。
 
容姿や肩書き、言動が導入
人の第一印象って、なにから入るかと言われたら、まぁ見た目なんですよね。あとは話し方とか。
 
要するに、わかりやすい容姿とか肩書きからハロー効果が起こることが多いんです。
 
僕は男なんで、綺麗な女性、可愛い女の子とかを見ると勝手に、
「あ、なんか良さそうな人!」
と思ってしまいます。贔屓をしそうになります。笑
逆パターンもあるかとは思いますが。笑
 
 
あとは肩書きについては、たとえば面接です。
 
就活をしていた身としては、
「9年間イギリスにいました、TOEIC 満点です」
「野球で全国大会に出場しました。」
「長期インターンで100万円の売り上げを達成しました。」
 
とか言われると、なんとなくすごそうだなぁと思ってしまいますよね?
 
英語できるなら即戦力!
体育会なら体力と熱意と礼儀は問題なし!
こいつ営業力あるな!
 
と脳が勝手に判断してしまいます。
 
 
そうすると、その人の他の特徴も勝手にイメージアップしてしまうんですよね。
 
 
 
ポジティブもネガティブもある
ハロー効果にはポジティブにもネガティブにも捉えられます。これが最大のポイント。
 
先程の例で、それではネガティブにも考えてみましょう。
 
髪がボッサボサ、服もシワだらけ泥だらけ、リュックも穴空いている。
 
これでは容姿だけ見たらちょっとな...と思われても仕方ありません。
 
 
 
就活の面接でも、実際はほとんどないと思いますが極端な例でいうと、
 
サークル活動ばかりしていて留年しました。
A社はマジでヤバイっすよね〜。
逆質問ですか...特にありません。
 
こういう対応をすると、
 
学業を怠るクセがついているんじゃないか...?
その口の利き方をお客さんにもするのか?
熱意はないのか?
 
と思われても仕方ないですよね。
 
 
 
ポジティブにもネガティブにも捉えられる、それがハロー効果です。
 
 
ただし、ポイントはあくまでも目立っている特徴に他のイメージが引っ張られるということです。
 
その人の目立った特徴、それを良し悪し判断するのは、相手です。
良いか悪いかなんて決まってないのに、勝手に決めつけてしまいます。
 
 
そうすると、人には現状維持バイアス一貫性の原理などの特性があるので、なかなか判断を変えません。
 
 
 
 
特に面接とか短時間でされるときには、ハロー効果を良く使うべきです。
 
まずは自分の特徴が目立っているか、あとはそれが拡大解釈されてもいいか、良い方向にバイアスがかかるような特徴かどうか。
 
就活とかの面接を乗り切るには、ハロー効果を使いこなす必要があります。
 
 
 
 
もちろん面接官など、人を判断する側では逆です。ハロー効果に騙されないようにしなければなりません。
 
 
 
あくまでも最初期だけ
なぜ面接官がハロー効果を注意しなければいけないのか。
 
それは、ハロー効果はあくまでも最初だけしか効果がないからです。
 
 
かっこいいから付き合ったのに、中身はサイテー。とか、
 
こいつできる!と思ってたのに、全然仕事しない!とか。
 
 
 
あとよくあるのは、スキャンダルですかね。
 
いいイメージの芸能人が、私服ダサい、タバコのポイ捨て、不倫、とか。
 
いわゆるギャップ萎えというやつです。
失望、裏切りを生んでしまいます。
 
 
 
人を判断する側は、最初は良かったのにがっかり...ということがないように、最初に起こるハロー効果を注意しないといけないんです。
 
時間の無駄になりかねませんから!
 
 
 

ハロー効果への対策

では、どのようにハロー効果に対策をすればよいのでしょうか。
 
評価基準を明確にする
面接官などのオフィシャルな場合ですが、
 
どの人が面接をするにしても、同じような判断をしないと不公平になります。
 
なので、評価基準を明確にする必要があります。
 
そしてこれが、そのままハロー効果対策にもつながることが多いんです。
 
なぜかというと、評価基準が明確になっている時、たいていは項目ごとの評価になっているからです。
 
項目ごとに基準があると、全体的なイメージだけで比較することがなくなります。
なので最初からいい特徴とともに、隠れた懸念材料を発見できるかもしれません。
 
 
 
行動で評価
これは誰にでも当てはまりますが、
 
人を判断するのは、行動で判断する方が正確なことが多いです。
 
特に、その人にメリットが少なく他人にメリットが多い行動をしているとき、正確に判断ができます。
 
簡単な例はボランティアですよね。
無償なのに身体と時間を他人のために割いているんですから。
 
 
 
そして、行動に伴う結果にも着目する必要があります。
結果が伴っていないようであれば、実力がないということになりますから。
 
口だけとか雰囲気だけではなく、しっかり行動も結果も伴っている、それがいい判断につながるのではないでしょうか。
 
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
ハロー効果は、目立った特徴にその人の印象が引っ張られる、という効果です。
 
そしてハロー効果は良くも悪くも効果があります。
 
人を判断するときは、後悔しないように最初からきちんと目立った特徴に引っ張られずに行動や結果から判断する必要があります。
 
 
 
逆にハロー効果を使う側の方に関しては、あとで失望されないように、日頃から中身を高めていくのを意識するべきですね!
 
それでは!