青空の下でコーヒーを

自分がわからなくなった自分ために、自分を表現するためのブログ

認知の歪みの10パターンとは? 〜自分の偏った思考を知る〜

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、自分がずれているんじゃないか?と思ったことはありませんか?
 
一人だけ意見が違うとか、全然空気読めてないなとか、そう感じたことがないという人は、実はそんなに多くないと思います。
 
だって、人間はそれぞれに価値観個性がありますから。違って当たり前です。
 
 
でも、あまりにも違ったりするのも困りますよね、社会で生きている以上、多少の共通思考は持つべきです。というか、理解するべきです。
 
なので、自分がどういう考えをしがちなのか、というのを理解するのはとても重要です。
 
 
今回はそんな自分の思考の偏りを気づくための、「認知の歪みの10パターン」というのを紹介しようと思います。
 
テーマは、
「認知の歪みの10パターンとは? 〜自分の偏った思考を知る〜」
です!
 
 
目次
 
 

認知の歪みの10パターンとは

認知行動療法という分野の、特にセルフモニタリングという分野でよく使われるのが、この認知の歪みの10パターンです。
 
これから示す10パターンのうち、自分に当てはまりそうだと思う歪みパターンを知ることで、自分の思考の偏りに気づくことができます。
 
それでは、1つずつ紹介していきます。
 
簡単な例としては、よくテストが取り上げられているんですが、
もうちょっと具体的にするため、免許の試験(普通自動車免許学科試験)を例にします。笑
 
 
全か無か思考
1つ目は、全か無か思考(all or nothing thinking)です。
 
「試験に合格はしたけど、満点じゃないと意味がないし、今後も満点の安全運転をしないといけないよな〜。」
 
このような、極端すぎる完璧主義者がこの思考に当てはまります。
 
 
 
 
過剰な一般化
2つ目は、過剰な一般化(overgeneralization)です。
 
「またダメだった…。次もどうせダメなんだろうなぁ...」
 
たった一度の出来事を一般化しすぎて、同じことが当然起こると考えてしまう思考です。
 
絶対、全部、いつも、どうせ、
 
このような口癖が多いのがこの思考の持ち主です。
 
 
 
心のフィルター
3つ目は、心理的フィルター(mental filtar)です。
 
「ギリギリ合格だったな。なんでまた同じ問題をわからなくなってしまったんだろう。」
 
いい部分もあるはずなんですけど、それをまったく意識できなくなり、悪い部分ばかりに目がいってしまうのが、心のフィルターの持ち主です。
 
選択的抽出化とも呼ばれるそうです。
 
 
 
プラスの否定
4つ目は、プラスの否定(disqualifying the positive)です。
 
「今回の試験はよくできたから合格できたけど、偶然だったからもう一回受けたらダメだろうな。」
 
合格というプラスのことをそのまま受け入れられず、それを悪いこととして置き換えてしまうのがこの思考です。
マイナス思考と言えます。
 
先ほどの心のフィルターと若干似ているのですが、心のフィルターはいい部分じゃないところに注目してしまうもので、プラスの否定はいいことを悪いこととして置き換えてしまうものです。
 
 
結論への飛躍
5つ目は、結論への飛躍(jumping to conclusions)です。
 
「合格しなかった…。合格したとしても、運転して事故を起こしてしまうんだろうな...」
 
合格と事故の関連性はありません。
ですが、断片的な事実から先のことまで決めつけてしまうのがこの思考です。
 
物事であったり、他人の思いであったり、とにかく先読みしてしまいがちになります。
 
 
 
拡大解釈と過小評価
6つ目は、拡大解釈と過小評価(magnification and minimization)です。
 
「あと1点で不合格...もう全然ダメだな!!」
「合格したけど、まぁみんな受かってるし大したことないよな。」
 
悪いことに関して必要以上に大きく解釈してしまうのが拡大解釈、
 
いいことに関しては極端に小さく解釈してしまうのが過小評価です。
 
でもこれって不思議なんですよね。他人のことになると、いいことは必要以上に大きく盛り上げてしまったりするんです。
 
 
 
 
感情的決めつけ
7つ目は、感情的決めつけ(emotional reasoning)です。
 
「また不合格かよ、ほんとムカつくわ、もう運転なんかしなくていいし!」
 
感情をもとに様々な物事を決めつけてしまうのがこの思考です。
 
 
 
すべき思考
8つ目は、すべき思考(should statements)です。
 
「合格したけど、この学科試験は満点じゃないといけないのに...」
 
自分での基準が当然であり、「〜すべき」という考え方をするのがこの思考です。
 
 
 
ラベリング
9つ目は、ラベリング(labeling and mislabeling)です。
 
「あいつ合格しなかったの!?絶対事故るじゃんww」
 
これは自分にも他人にも当てはまるのですが、勝手なイメージを当てはめ、固定化してしまうのがこの思考です。
 
過剰な一般化と少し似ていますね。
 
 
 
個人化
最後10つ目は、個人化(personalization)です。
 
「また不合格…よくわからない問題も多かったし、くしゃみうるさくて集中できなかったけど、でも全部自分のせいだ。」
 
物事の責任を、責任がないものも含めて自分にあると考えてしまう、必要以上に責任を感じてしまうのがこの思考です。
 
逆に、必要以上に自分に責任がないとしてしまうのが、責任転嫁に当てはまります。
 
 

日本人としての歪み

また、ここでは日本人が持ちがちな認知の歪みについてもまとめておきます。
 
協調的
やはり協調的というのが日本人の特徴ではないでしょうか。
 
KYという言葉も流行ったほど、日本人は調和を重視します。
欧米ではよくあるアイスブレイクなどのユーモアも、日本ではあまり受け入れられません。
 
いい意味では、チームプレーが得意という捉え方もできます。
 
しかし、相手に気に入ってもらって、信用されることが大事、という意識が日本の営業マンには浸透しています。
 
 
慎重
また、日本人は概して慎重な人が多いです。
 
いろんな意見を言うにしても、率直すぎる態度はよくないとされています。
 
よくありますよね、大学で教授が質問ある人?と聞く場面。
欧米では、皆が手を上げるくらいには積極的にいろんなことを聞くのですが、日本では手をあげる人は少ないです。
 
 
また、意思決定に関しては特に苦手なのが日本人です。
先ほどのチームプレーとも関連するのですが、皆で何度も話し合って合意を重ねていくことで、やっと意思決定にたどり着くというのが日本人です。
 
最近では、ジャニーズの嵐の解散なんか典型的ですよね。
なんども話し合って、みんなの意見の終着点を探した、というのは日本人的な発想です。
 
海外では、One direction、Fifth harmonyなどは、一人のメンバーがさっといなくなったりしています。国民性が顕著に表れているんではないでしょうか。
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
僕はそうですね、心のフィルターですかね。
笑い話を人の揚げ足をとることで作ってしまうこともよくあります。
 
なので、人のいいところをもっと注目していきたいなと思っている今日この頃です!笑
 
みなさんも、自分の思考の歪みに気づいて、よりよい方向へと変化できるといいですね!
 
それでは!