青空の下でコーヒーを

自分がわからなくなった自分ために、自分を表現するためのブログ

人を見下す理由

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、人を見下したことありませんか?
 
僕は正直、そういう時もあります。
 
人は誰かと比べないと自分がわからない生き物なので、どうしても優劣をつけてしまいがちです。
 
他人の不幸は蜜の味とも言われます。
 
人の不幸話ほどよく覚えているものですよね。
 
それだけ人は他人を見下してしまう生き物なんです。
 
 
でも、人を見下していてばっかの人って、本当に優れているんでしょうか?
 
今回のテーマは、
「人を見下す理由 〜自己評価を高くして面子を保つ〜」
です!
 
 
 
目次
 
 
 

人を見下す人の特徴

 
まず、人を見下す人の特徴についてまとめていきましょう。
 
 
自己中心
まずは、自己中心の人が人を見下します。
 
自分が中心なので、自分が判断基準となります。
そうなると、自分と違う人は間違いという判断になり、優劣として他人を劣等とみなすのです。
 
よくありますよね。自分の当たり前は他人の当たり前ではない。
でも、相手の気持ちも背景もなにも汲み取ることができないので、自分中心で考えてしまうのです。
 
 
 
自己愛が強い
なぜ自分中心なのかというと、自分が好きだからです。
 
ようするに、ナルシストということです。
 
自分は他人とは違うんだ、俺すげぇ!
自分大好き!
 
という感じですかね。
 
 
完璧主義
自分が大好きな人は、とても自分に厳しいんです。
いわゆる完璧主義と言われるものです。
 
いろんなことにこだわるのですが、それが自分だけじゃなくて他人にも波及します。
 
こんなにすごい俺がやっているんだぞ、お前もやれよな?
 
という感じです。
 
 
 
実は自分に自信がない
そして一番大切なのがこれです。
 
人を見下すような、自分が大好きな完璧主義者さんは、
実は自分に自信がないのです。
 
本当はとてもネガティブ精神で、ストレスはためがちです。
その溜まったストレスを発散させるのが、人を見下して自分を相対的に優れたものと見ることなのです。
 
 
自尊感情がとても低いからこそ、それを補う何かが必要なんです。
 
それが、人を見下して自分を勝者に祭り上げることなんです。
そういう勝ち負けでしか判断できないんです。
 
また、自分の判断基準で動いているからこそ、自分が間違っているとは決して認めたがらないものです。
 
それが無駄なプライドを生み出し、どんどん人から嫌われていくんですね。
 
 
 
 
 

人を見下してしまう理由

 
では、なぜ人を見下してしまうんでしょうか。
なぜ自分に自信がないんでしょうか。
 
もう少し、掘り下げて考えてみましょう。
 
小さい頃の価値観
まずは、小さい頃に形成された価値観が、人を見下してしまう原因です。
 
なかなかこれは変えられないですし、人が変わるのが困難なのもこれが理由です。
 
 
 
これには2つパターンがあって、褒められてきた人と、褒められてこなかった人です。
 
 
まず、たくさん褒められてきた人は、おそらく叱られてもこなかったので、失敗経験が少なくなります
 
つまり、完璧です。
 
そうなると、完璧じゃないと他人から認めてもらえないという価値観になってしまいます。
 
このパターンは、多少の自尊心はあります。だってある程度は成功してきていますから。
あとは、他人を受容できない場合、自己中心的になってしまい、人を見下すという悪い方向に傾いてしまいます。
 
 
 
そして、褒められてこなかった人について。
褒められなかった分、その人に蓄積する感情は、嫉妬です。コンプレックスです。
 
他人に対して嫌悪感を抱き、自分がとにかく上に立つために、人を見下すような癖がついてしまいます。
 
本当に小さいことでも他人が自分より劣っていることを見つけては、自分より下の存在がいるということで得られる優劣感や安心感を得たいのです。
 
 
 
承認欲求
とくに先ほどの、褒められなかった人が人を見下すようになります。
 
それは、承認欲求があるからです。
 
自分が見下されたという経験から生まれる悔しさが、これ以上見下されないようにというプライドを生み出します。
 
その反面で生まれる、自分を優等だと認めてほしい承認欲求が生まれます。
 
でも、そんな素直なことは言えません。プライドが邪魔をします。
 
だから、人を見下して上に立とうとするんです。
上に立つんだから、俺はすごいだろ?という風に。
 
 
平均点以上効果
 
「自己評価は、客観評価よりも高くなる」
 
という平均点以上効果と呼ばれるものがあるそうです。
 
どういうことかというと、
周囲が自分に行う評価よりも、自分が自分に行う評価を若干高めにすることで、小さな優越感を得るということです。
 
 
なかなか自分の評価ってわからないですよね。
他人からのフィードバックがないからです。
 
だから、自分で自分のことが認識できなくなります。
すると、平均点以上効果によって自分を支えるのです。
 
 
ついでに言うと、できない人ほど平均点以上効果が強いそうです。
 
頭の悪い人、嫌われがちな人ほど、自己評価が高くなって客観評価との乖離が起こるそうです。
 
まぁ、わかりますよね。
乖離があるというのは潜在的にはわかってて、それをわかりたくないからこそ自分で自己評価を上げておかないと、やってられないんです。
 
 
コミュニケーション不足
そして、いま言ってきた3つすべてに共通してくるのが、コミュニケーション不足です。
 
 
現代はサザエさんのような家庭ではなく、核家族化になってきています。
 
そしてインターネットの普及によって、人とのコミュニケーションが昔より減ってきました。
 
ちゃんと心と心を通わせるようにさえすれば、適度に褒められて適度に叱られることで、価値観がおかしい方向に進まなかったかもしれません。
 
ちゃんと人と喋ることで自分というものをわかってさえいれば、無駄に承認欲求を満たそうとはしなかったかもしれません。
 
ちゃんと周りと価値観を擦り合わせて正しい自己評価さえできていれば、無理に自分を上にしなくても済んだかもしれません。
 
 
 
 
とにかく、殻に閉じこもりがちな人ほど、過大評価をしがちな人になります。
 
殻に閉じこもるほど、自分しかいないので、自分を正しくしようとしなければいけません。歪んだ価値観が生まれます。
 
しかし人と比べることも少ないために、自分の正確な立ち位置がわからなくなります。
 
さらに、閉じこもっている分だけ承認欲求が不足しているので、とにかく人に自分の価値を委ねてしまいます。
 
しかし正確な自分の立ち位置がわからないために、無理して上に立とうとして、人を見下すことしかできなくなってしまうのです。
 
 
 
どこから直せばいいかというと、
 
自分だけでなく相手も正しいということを認めること。
ありのままの自分を受け入れること。
 
これに尽きると思います。
 
 
 
 

人を見下さないためには?

 
では、人を見下さないためには、どうすればいいんでしょうか。
本当に自分を変えたいと思っている人は、ぜひ読んで自分と向き合ってください。
 
また、周りに人を見下してばかりの人がいるという方も、どうすればいいのかを少しだけ書いています。
 
 
自分の考え方を知る
まずは、自分がどういう考え方をしている人間なのかを知ることです。
 
おすすめなのは、とにかくアウトプットすること。
 
手書きでも、こういうブログの形でも構いません。
 
人に見せるものでなくていいので、とにかく言葉という形にすることです。
 
言葉という形にすれば、それは自分のものだけでなく、相手にも共有できるもの、つまり他人でもわかるものになります。
 
自分の殻に閉じこもっている人は、考え方も自分の中にしかないので、他人からはわかりません。
 
まずは言葉にすることから始めましょう。
 
 
完璧が難しいことを知る
 
言葉にすると、自分が細かいことにこだわっているか、など価値観について客観的に気づくことができます。
 
完璧というのは、とても難しいです。
 
別記事に書いたので、そちらをご覧ください。
 
 
とにかく、自分の価値観が歪んでいるんだ、正しいとは限らないんだ、そういう自覚を心の底からすることが大切です。
 
 
弱さを知っているほど強いことを知る
自尊心がないほど人を見下すと言いました。
 
ですので、自尊心を持つことが非常に大切です。
 
そのためには、自分が弱いということを認めないといけないんです。
 
ワンピースのルフィも、俺は弱い!ということを兄エースを失ってから気づきます。
なにも守れない自分の弱さに気づいてから、でもそこで残っている仲間の存在を糧にして、再び海賊王への旅路に戻ります。
 
 
自分の弱さを知っている人ほど、実は強いんです。
 
僕のブログで一番読まれている記事なので(なぜかはわかりません。笑)
ぜひこちらをご覧ください。
 
 
 
他人と積極的にコミュニケーションをとる
自分の考え方を知って、自分の弱さを知ったら、あとはどんどん他人とコミュニケーションをとることです。
 
自分の考え方がいかに正しくないかを知るためにも、価値観の幅をもたせるためにも、とにかく他人を知ることが大切です。
 
 
そして、そうやって他人の考え方を受け入れれば入れるほど、他人は自分を受け入れるようになります。
 
これは返報性の原理とも言います。
 
他人の承認欲求をこちらから認めてあげるのです。
そうすると、相手もこちらの承認欲求を認めたくなってきます。
 
 
 
とにかく大切なのは、ブレない自分を作ることです。
 
 
相手は変わらない
そして重要なのは、相手は変わらないということです。
 
自分の考え方をなんとか方向修正することはできても、相手の価値観はなかなか変えられません。
 
 
なので、もし相手が人を見下すような人であれば、それはそういう人なんだと相手にしないことが大切です。
 
もしやり返そうとしたら、逆に復讐されます。
勝ち負けでしか判断できない人なので、こちらから逃げる方が無難です。たとえ相手が明らかに間違っていても。
 
そんな一瞬の勝負にこだわる人は、相手にしてはいけません。
 
 
 
逆に利用するくらいの方がいいと思いますよ。
相手が人を見下す人であれば、相手が欲している承認を与えてあげるのです。
 
とりあえず褒めて持ち上げておけば、相手は自分のことを味方という風に思います。
 
そうやって相手の内部に入り込むくらいの方がまだいいです。
 
 
 
 
よくある話は、馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない、という話です。
 
相手に実際に行動させるのは、それくらい困難ということです。
 
特に習慣とか価値観とかは、自発的にさせなければ変わりません。
 
なので、相手はなかなか変わらないから、なら自分が変わろうと判断して、相手への接し方を変えるくらいの心持ちでいましょう。
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
人を見下す、その原因はけっこう根深いです。
その人の生まれ育った環境、コミュニケーション不足が大きいです。
 
もし本当に変わりたいのであれば、まずは自分をしっかり認めることからです。
 
けっこう大変な作業にはなりますが、それをすることでしか見えてこないものもありますよ。
 
 
人と一緒に生きる、そういう価値観になれるといいですね。
 
それでは!