やりたくない!先延ばしにするのは脳が原因!
どーも!青空コーヒーです!
みなさんにはきっと、やるべきこと、やらなければいけないことってありますよね?
でも、それをやりたくないと言って、先延ばしにしている自分がいませんか?
これは、実は脳の機能に起因しているんです。
僕も何度もこのブログで言ってきましたが、やっとちゃんと説明することができます。
今回のテーマは、
「やりたくない!先延ばしにするのは脳が原因!」
です!
目次
先延ばしにすることで起こること
まずは、先延ばしにすることによってあなたが感じることを、順を追って考えていきましょう。
例はそうですね。宿題とかにでもしておきましょうか。
夏休みの宿題を先延ばしにします。まだまだ休みは長いんだから、と言ってやりません。
そうすると、目の前には時間ができます。短期的な満足、心地よい感覚を得ることができます。
しかしだんだん時間が立ってきて、学校が始まる1週間前になってもまだ宿題はノータッチ。
こうなると、焦りが生じます。プレッシャーを感じます。落ち着きません。
先延ばしにすることは、のちの苦しみを増幅させるだけです。
ひどい時は、うつ病になったりもします。
逆に考えてみましょう。先延ばししなかったらどうなるのか。
夏休みの宿題は、夏休み前に終わらせたとします。
たとえ苦手科目だとしても、しばらくそのことを考えなくても大丈夫です。だって、やることはやりましたし、時間が経ってもやりたくないことが残り続けることもないですから。
のちの苦しみはありません。むしろ楽しみが増えます。苦しみから解放される、なんてこった!最高だ!
いやいや、みなさん、そんなことは重々承知ですよね。
それでも先延ばしにしてしまうのは、意識の問題もそうですが、実は脳の機能に問題があります。
けっしてあなたの脳が問題というわけではないですよ。笑
人間の生まれ持った機能なんです。
やりたくない、面倒、苦手を先延ばしにするわけ
先延ばしにしてしまうわけについては、こちらの記事が1番よかったです。
なので今回は、この記事をベースにしています。
先延ばしにするとは、決定を先延ばしにすることと言っています。どういうことか。
なにかを選択しなければならないことが多々あります。宿題をやるかやらないか。
決断を遅らせる、これを先延ばしとしています。
宿題をやらないことを決めるというのは、宿題を期限までにやらないことを決める、つまりばっくれるということなので、焦ってやることとは違います。
脳には、いくつか部位があります。
脳内で高機能な働きをする、前頭前皮質
後回しにしたがる、大脳辺縁系
恐れや不安、危険の可能性を含む刺激に対して、逃走、闘争反応を司る、扁桃体
この扁桃体が、リミッターですね。人間における安全装置と言えそうです。
変化を恐れ、現状維持を求めるのは、変化が危険だとされるからです。脳は、いまこの一瞬を身を守るためにどうすべきか、という基準で判断するため、変化にリスクが伴う限り、現状維持を求めます。
しかし先延ばしにしても、変化をするかという決断をしているわけではないです。つまり、変化という危険に対する不安が少し大きくなります。これがチリツモにより、だんだん大きなプレッシャーになり、不快感を得たくない、失敗したくないという思いに変わります。
そして、先延ばしにしたがるわけは、その選択をするのにはまだ現状は状況が完璧でないから、と思ってしまうからです。本当に完璧と言える時は来ないのにもかかわらず。
こうなると、人は自分がやるべきことをしてないとか、逃げていると感じるので、いわゆる負い目を感じます。そして、目の前の誘惑に負けて快楽で埋め合わせをします。
わかっていても、先延ばしにしてしまうんですよね。
どうやら人にとっては、自分のいまこの一瞬の判断が将来の自分にどのように影響するのかを考えることが難しいようです。
つまりは、将来の自分と現在の自分が結びついていないので、なんとなく他人のような気がしてしまうんですよね。だから、逃げても将来の自分がなんとかしてくれると思って納得しようとしてしまうんです。
先延ばしの機能は、人間がなかなか解決できない問題です。
先延ばしにしない方法
先延ばしにする理由はわかりました。
それでは、どうすれば先延ばしにせずに、すぐに取り掛かることができるのでしょうか。
無意識の自分を自覚する
一般的にはメタ認知と呼ばれます。
まずは、無意識的に先延ばししようとしている自分を自覚しましょう。
結局は自分が決断しないといけないんです。でも、それを怖がって逃げようとしている扁桃体がいます。まずはこの事実を認識します。
そして、なにかを決断する時に、扁桃体が変化を拒んでいる、逃げようと考えていることを考えましょう。
ゴールの設定をする
次に、ゴールの設定をします。
なぜ変化が怖いかといえば、失敗する可能性があるからに尽きます。
だから、その可能性が本当かを可視化します。その第一歩がゴールの設定です。
プロセスを細かくして、ハードルを下げる
ゴールが明確になると、それまでのプロセスが見え始めます。ですが、やはり不安です。これならできる!という段階まで見えていないからです。
ですから、やるべきことを細かくしていきます。タスクの細分化ですね。
やることのハードルを下げていくと、どこかの段階で、これならできそう!と思える段階が来ます。とっかかりが見えると、とても安心するはずです。
タイムマネジメント
やることが明確になってきたら、期限を決めます。それぞれのタスクに対してタイムマネジメントを仕掛けていきます。
期限を主体的に決めるといい、というのはこちらの記事に書いた通りです。
自動的にやるようになる、それくらいまで、ロボットのように動けるくらいまで、時間もやることも細かく管理していきます。
失敗や障害物のイメージをする
ここからは気持ちの問題。
まずは失敗など、実行中に生じる障害について考えていきます。
なぜ考えるか。それは、逃げないように最初に心構えを決めておく必要があるからです。
つまづいてすぐに逃げていては、何も解決はしません。
きっとこんなところでこんなこと考えそうだなぁ、とか、
これしたらきっと不安になるだろうなぁとか、
いろいろ考えていいんです。逆に、あらかじめ考えておけば、対策を練ることができる可能性が広がります。
目的意識を持つ
それでは最後、なぜそれをしなければいけないのか、ということを意識しましょう。
無意識のうちに先延ばしにしようとしていたり、ゴールを設定したり、たしかにそういうことも大事です。
しかしなによりも、それをやる意味がなければ、やらなくてもいいのではないでしょうか。
なぜあなたは、それをやらなければならないのですか?
その目的意識は、誰かに与えられたものではなく、自分で主体的にもてていますか?
この辺りまで意識できるようになると、何もブレることなく行動に移せることができます。
物理的なことを整理したら、最後は感情に働きかける必要があります。
強い心配を感じていることを自覚させる。ただし自己批判はしない考えさせずに作業をさせる
まとめ
いかがでしたか?
最後に注意。
やらなければならないことをやることは、苦手の克服ではありません。
苦手だけどやらなくてはいけないこと、それは今回のテーマに当てはまります。
僕としては、苦手なものを克服する必要は特にないと思います。ビジネスにおいては違うことも多々あるかもしれませんが。
逆に、得意を伸ばしていく方がいいとは思います。自分のストロングポイントでしっかり勝負できる方がいいと思います。
あ〜やりたくないなぁ、と思ったら、すぐに扁桃体の安全装置を外しましょう!
やってみないと、なにも始まりませんよ!
それでは!