青空の下でコーヒーを

自分がわからなくなった自分ために、自分を表現するためのブログ

どうにでもなれ効果とは? 〜自己嫌悪から始まる本能の洪水現象〜

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、新しい習慣を始めようとしていますか?
 
僕はお腹周りの脂肪を減らすために、定期的な運動をしようと心がけています。
 
しかし、なかなか習慣というのは続かないものです。
 
1日サボってしまうと、もうどうでもいいやぁ、という気持ちになってしまい、なかなかお腹の脂肪は落ちません…
 
 
みなさんこういう経験があると思いますが、これは「どうにでもなれ効果」と呼ばれる、立派な心理学的な現象なんです。
 
今回はこのどうにでもなれ効果についてまとめます。
テーマは、
「どうにでもなれ効果とは? 〜自己嫌悪から始まる本能の洪水現象〜」
です!
 
 
目次
 
 

どうにでもなれ効果とは?

まずは、どうにでもなれ効果の簡単な説明から。
 
この名前こそが、なんだこれ?感が強いんですよね。笑
 
でも、論文にも使われますし、心理学ではれっきとした専門用語なんです。
 
どうにでもなれ効果は、英語ではThe What-The-Hell Effectと言われます。
 
 
このどうにでもなれ効果は、トロント大学ジェネット・ボリヴィ(janet Polivy)さんが提唱しています。
 
ダイエットについて研究しているポリヴィさんは、実験を通してどうにでもなれ効果を証明しています。
 
 
この実験では、ダイエット中の人に体重計に乗ってもらい体重を確認するというシンプルな実験ですが、その体重計には実際よりも2kg重く体重が表示されるという工夫が施されていました。
 
その体重を見たダイエット中の人は、結果としてダイエットを頑張ろうと思うよりも、逆にやけ食いに走ってしまった、というのが実験結果です。
 
 
さらに別の実験でも、ダイエット中の人は甘いものをたった一口食べてしまっただけで、やけ食いをしてしまう、ということが証明されています。
 
 
本来なら、ダイエット中なんですからやけ食いはご法度ですよね。
 
それにも関わらず、本来の目的とは真逆のことをしてしまう
 
この現象を、どうにでもなれ効果というんです。
 
誰が日本語でどうにでもなれと命名したのかはわかりませんが、センスの塊ですよね。覚えやすいですし、的確ですし。
 
 
 
このどうにでもなれ効果は、綿密な計画を立てる人に起きがちと言われます。
 
しかし、よくよく考えてみてください。
 
ダイエットしようとする人は、おそらく計画を立てる人が多いと思います。
 
だって、ダイエットしようともしない人は、そもそも計画を立てることもしませんもんね?笑
 
なので、ダイエット計画する人のなかでも、1日のスケジュールを細かく作っているような律儀な人ほど、どうにでもなれ効果が起きやすいという解釈でいる方がいいです。
 
ずぼらだけどダイエットに成功するのも、このどうにでもなれ効果が大きく影響していると考えられます。
 
 
 

なぜどうにでもなれ効果が発生するのか

それでは、なぜどうにでもなれ効果が発生してしまうのか。
これを考えて、原因を突き止めていきましょう。
 
 
小さな失敗で後ろめたくなる
まず、ダイエットが失敗に陥ったりするのは、小さな失敗がきっかけとなることが多いです。
 
人から勧められて、ついシュークリームを食べてしまった、みたいな。
 
本当に小さな出来事です。
でもそれは、それまで自分が制限していたこととは真逆の行動です。
 
そうすると、自分が設定してきたルールから脱線するので、自分に対して後ろめたくなります。
自分のことを自分で勝手に恥ずかしく思ってしまうんです。
 
 
自己嫌悪に陥る
自分を恥ずかしく思ったり、後ろめたく思ったりした次です。
 
そんな自分に対して、「あぁ、なんて自分はダメなんだ…」という風に思ってしまいます。
 
つまり、自己嫌悪に陥ってしまうんです。
 
自己批判をすることで、モチベーション低下につながり、罪悪感に苛まれ、最悪の場合はうつにつながります。
 
 
 
ダメとわかっていてもやってしまう、なんで自分はこんなにダメなんだろう、なんで自分さえもコントロールできないんだろう、と思い込んでしまうんです。
 
こうして自分に対して希望をなくし、セルフコントロールから自分を解放しようとします。
 
 
異常な方法で自制心から解放する
自分が嫌なんですから、そりゃあ自分が決めたルールも嫌に決まっています。
 
そんなの取っ払ってしまいたくなります。
 
こうして自制心を解放するのですが、それが常軌を逸脱してしまうんです。
 
つまり、リバウンド
 
 
一度自制心を解放してしまうと、なかなか歯止めをかけることができません。
 
人からもらったシュークリームも、もう一個!ともらってしまうかもしれません。
さらに、帰り際にもコンビニに寄ってしまうかもしれません。
 
悪循環にはまってしまい、どんどん悪い方向に進んでしまうんです。
 
これを端的に表すなら、まさにどうにでもなれ!ですよね。
 
 
では、なぜどうにでもなれと思ってしまうのでしょうか。
 
 
大脳新皮質を休ませるため
これに関しては、自制心のもととなる脳の大脳新皮質という部位を休ませるため、と説明することができます。
 
これに関しては、モラル・ライセンシングという別の現象に関する記事でも説明しています。
 
 
ストレス感じたら脳が報酬を求める、という感じです。
 
このモラル・ライセンシングと現象は若干異なりますが、原理的にはほぼ同じです。
 
 
大脳新皮質は、人間において特に発達した、理性的な部位です。
脳のしわくちゃしている部分です。
 
我慢できるのも、将来のことを考えることができるためであり、大脳新皮質が発達した人間の特徴とも言えます。
 
しかし、人間もやはり動物です。本能があります。
 
我慢という言葉の通り、何かを抑えているんです。
その抑えられているものこそ、本能です。
 
つまり、大脳新皮質の理性によって、本能を抑制しているんです。
 
 
 
ですが、大脳新皮質を動かすには、相当なエネルギーを必要とします。
頭を動かすために糖分が必要というのも、この大脳新皮質を動かすためです。
 
 
ずっと頭を動かすのも疲れますよね?
 
 
 
本能という言葉にも、動き出したら止まらない、というイメージがなんとなくあると思います。
 
一度抑制から外れた本能は、なかなか理性では止められません。
 
堤防が決壊した洪水のような感じでしょうか。
 
 
 
このどうにでもなれ効果、ダイエット以外にも、よくお金アルコール買い物に関しても言われます。
 
これらは、自分で自分を制限しようとする目標を立てるからこそ起こってしまうと言われます。
 
理性的なコントロールをしようとしたら、その分の反発で本能がガッと動いてしまうのですね。
 
 
all or nothing とも言われますが、まさにその通りです。
理性が働いている限りはですが、一度でもリミッターが外れてしまうとになってしまうんです。
 
 
 
 
この他にも、僕のブログでメインテーマにしている現状維持バイアスも関連しますが、モラル・ライセンシングの記事で説明してあるので、ここでは割愛します。
 
 
 
 

どうにでもなれ効果からの脱出

それでは、どのようにどうにでもなれ効果から脱出すればよいのでしょうか。
 
ポイントは3つ。
  • 自己嫌悪に陥らない
  • 理性を取り戻す
  • 本能的な制御をする
これに限ります。
 
自己嫌悪に陥らない
まずは、一度の失敗だけで自己嫌悪に陥らないことです。
 
さっきのシュークリームの例ですが、それではシュークリームを持ってきた側の立場になってください。
 
ダイエット中の友達が、私はいらないと言っているとしましょう。
あなたはどう思いますか?
 
「そんなシュークリーム1個で変わらないでしょ〜笑」
 
そうは思いませんか?
 
他人のことになると、なぜか急に甘くなるんですよね。
 
 
 
でも、そんなもんだと思います。
 
誰にでも、甘えたくなったりすることがあると思います。
計画通りにいかないことは、必ずあります。
人間ですから、誰でもミスをします。
 
ですから、たった一度だけの失敗で、自分はダメなやつという認識をしてはいけません。
 
自分を客観的に見たら、絶対にそんなことは思いません。
 
ましてや、人間は動物です。
よくそこまで本能を抑えることができているな!と褒めることができるくらいには、自分を理性でコントロールできていると思いますよ。
 
 
 
もし自己嫌悪に陥りそうになったら、ぜひ他人にアドバイスを求めてみてください。
 
他人であれば、感情なしで事実を客観的に捉えてくれます。
 
 
事実を客観的に捉えることができるようになれば、失敗の原因を理性的に考えることができるようになります。
 
 
 
まずは、自分を責めるのではなくて、自分を許してあげることから始めてみましょう。
 
人間って、そんなに強い生き物じゃないですよ。
 
 
理性を取り戻す
一度の失敗をしたけれども、自己嫌悪に陥らなかった。
その次は、失敗を繰り返さないことが大切になります。
 
つまり、コントロールしていた理性を取り戻すことです。
 
スポーツや瞑想の世界でも、よく言われます。
集中力は、持続できるかどうかが問題ではなく、集中力が切れたときにいかに元どおりにするかが大事なんです。
 
それくらい、理性を取り戻すということは高次の行動なんです。維持することよりも圧倒的に難しいんです。
 
 
理性を取り戻すための方法としてよく言われるのが、長期的な目標を作ることです。
 
短期的に綿密な計画を立てていると、どうしても一度の失敗から立て直すのが難しくなってしまいます。
 
それよりも、もっと長期的に見た方が、理性的に物事を判断しやすいんです。
 
本能は、目の前のシュークリームのことしか考えていません。
 
ですから、明日、明後日、来月、と長い目で見ることが理性を取り戻すことにつながるんです。
 
 
失敗してしまうのは仕方ないと理解できたのであれば、次は失敗から立ち上がることを意識してください。
 
 
 
本能的な制御をする
一見すると矛盾した言葉のように見えます。
 
僕が言いたいのは、本能に沿った理性的制御をするということです。
 
 
 
簡単な例を出します。
 
「今からシロクマのことは考えてはいけません」
という簡単なテストです。
 
そう言われてしまうと、なぜかシロクマのことを考えてしまうんですよね。
 
白くて大きくて、かなり獰猛で、雪の中をのうのうと歩く姿、旭山動物園でダイブしている姿…
 
 
やめるという制御的な行動は、理性的な行動です。
 
 
こんなときはよく、代替行動をしろ、と言われるんですが、そういうサイトは具体的な話をしていません。
 
 
 
 
僕はこの代替行動を、本能に沿った行動を理性的に制御すれば解決すると思っています。
 
例としては、ダイエットした日を数える、野菜を1kg食べた日を数える、という獲得の行動です。
 
本能と獲得という言葉は、かなり密接な関係があります。
なんとなくおわかりいただけるかと思います。
 
禁酒の日を数える、は少しおしいですね。元となる行動が禁止するとなっているので、獲得とは言い難いです。
 
それなら、シラフの日を数える、とした方が獲得の意味合いが強くなります。
 
 
 
新しい習慣を始めるときは、大抵の場合なにかをやめることがほとんどだと思います。
 
 
そのとき、制御中心で考えるのではなく、自分が心の底から無意識的にでもやりたくなるような、そういう本能的な行動になるように、理性的に制御するということを考えてみてください。
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
どうにでもなれ効果は、理性的に本能を抑制しているために起こってしまいます。
 
ですが、それは動物として仕方ありません。
 
失敗してしまう自分を認めて許してあげることから始めてみましょう。
 
そして、本能的にしたくなるような行動を取るように心がけてみてください。
 
それでは!

転換期!

どーも!青空コーヒーです!

 

 

今日は自分の近況についてです。

 

先日、3月下旬に無事に大学院を卒業しました!

 

いや〜このブログを始めた一昨年には、本当に夢にも思っていませんでした。

 

研究もうまくいかず、彼女に振られ、面接もダメで、もうなにもかもがうまくいかなかったあの時。

 

もう大学院もなにもかもやめて、一回リセットしようと思ったときです。

 

 

いろいろ悩んで、考えて、わからなくなって、調べてみて、それを自分なりにまとめる場所として、このブログサイトを作りました。

 

自分がわからなくなったときに戻る場所、として自分の考えをプールする場所にしようと思っていましたが、100記事くらい書いてくると、やっぱり溜まるものですね。

 

 

 

いまのところ、このブログを読み返さなければいけないような状況にはなっていません。

 

研究はなんとかなりましたし、彼女はいないけど平穏に暮らせています。

 

仕事も4月から始まって、研修終わってこれから本番という感じです。

 

 

 

 

いまになって思うことは、ブログを書いてよかったなという素直な気持ちです。

 

自分の考えって、なかなかまとまらないですよね。

 

新書とか読むと、あぁそんな考え方もあるんだ!ってけっこう影響受けがちですし、感動するテーマ性のある映画とかドラマ見るだけでも影響されがちです。

 

でも、そこで気になったこととかを調べるようになりましたし、その本質的な部分が自分の考えに一致するのかという比較もできるようになりました。

 

それはすべて、このブログを作ったおかげで、自分の軸っぽいものが見え始めたからです。

 

 

 

 

人はそうそう変われません。それは僕がこのブログで現状維持バイアスを中心に話していること。

 

でも、自分が気づいていないだけで、本当に自分が大切にしていることというのは根っこに必ずあります。

 

それに気づくと、きっとそれを基準にして、どう変わるべきなのかという道が見えてくる、そんな感じがします。

 

 

 

 

まだまだ僕も考えが甘いですし、これから社会人として生きていく中でより多くの人と出会い、考え方がまた変わるかもしれません。

 

ですから、やっぱりこのブログは継続していこうと思っています。

 

なかなか更新頻度が高くはなくなると思いますし、おそらく土日だけの更新になります。

 

あらかじめテーマを決めておいて、電車とかの時間で調査して、自分なりに考えをまとめて、土日に更新する。

 

このサイクルを守っていきたいなと思っています。

 

 

プロフィールも更新して、心機一転これからも前向きに生きていこうと思います!

 

それでは!

セルフ・ハンディキャッピングとは? 〜無能さを見透かされた言い訳〜

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、言い訳をよくする人ですか?
 
テスト前に、
「いやぁ、昨日全然勉強しなかったわ〜。」
 
「やっばい、家の掃除してたら勉強できなかった..」
 
こういう人、いますよね?
 
これ実は、セルフ・ハンディキャッピングと呼ばれる、立派な心理学用語で説明されるんです。
 
今回は、このセルフ・ハンディキャッピングについて。
テーマは、
セルフ・ハンディキャッピングとは? 〜無能さを見透かされた言い訳〜」
です!
 
 
目次
 
 

セルフ・ハンディキャッピングとは?

セルフ・ハンディキャッピングは、エドワード・E・ジョーンズによって提唱されている心理学用語です。
 
 
これは、
 
自分自身の失敗の理由は自分の外側に、
自分自身の成功の理由は自分の内側に求めるための事前工作
 
という感じです。
 
 
もう少し簡単に言うと、
 
自らの評価や自尊心を下げないための自己防衛
 
という感じです。
 
 
このセルフ・ハンディキャッピングには、大きく2種類あります。
 
 
自らそういう状況を作る、獲得的セルフ・ハンディキャッピング
 
口に出して宣言する、主張的セルフ・ハンディキャッピング
 
この2つです。
 
 
 
人間は、とても社会性のある生き物です。
一人では生きていくことが困難なため、どうしても集団社会の中で生きることが多くなります。
 
すると、集団の中での自分の立場、人からの見られ方というのは、切っても切れないものです。
自尊心がすっからかんの状態では生きていけません。
 
そして、特に日本人ですが、泥臭く頑張ることを嫌う傾向があります。
かっこよくクールに、決めるところは決める、そういう人の方に好感を持ちがちです。
 
そのため、泥臭く成功することよりも、手を打って自尊心を守ることが重要だ、と判断する場合があります。
 
このとき、セルフ・ハンディキャッピングが発動します。
 
 
 
似た言葉に、現実逃避という言葉があります。
しかし、現実逃避は自分だけの問題ですよね。
 
自尊心、つまりプライドを守るための自己防衛機能としてのセルフ・ハンディキャッピングなので、現実逃避とはまた違います。
 
 
 
 

セルフ・ハンディキャッピングによるメリット

嘘とまでは言いませんが、あえて言い訳をしてまでもセルフ・ハンディキャッピングをするのには、もちろんそれなりのメリットがあるからです。
 
失敗しても面子を保つことができる
それは、面子(めんつ)を保つことができるということです。
 
面子という言葉は麻雀ではよく使われますが、世間への体裁という意味です。
評判といえばいいでしょうか。
 
 
 
テストの例が一番わかりやすいので、そのまま進めましょう。
 
「いやぁ、昨日全然勉強しなかったわ〜。」
 
この後にテストを受けて、あまり点数が良くなかったとします。
すると、
 
「あ〜ぁ、やっぱりな。勉強しなかったもんな〜。」
 
と済ませることができますよね?
 
 
 
失敗したときには、セルフ・ハンディキャッピングが言い訳となりますので、失敗しても仕方ないという風に見える状況を作り出してくれます。
 
そのため、失敗しても、自分の評価や自尊心の低下を防ぐ、もしくは低減することができるのです。
 
言い訳をすることで罪悪感や劣等感を薄める効果があるのです。
 
 
 
成功したら評判をあげられる
セルフ・ハンディキャッピングのいいところは、失敗したときにも成功したときにも使えるということです。
 
 
「いやぁ、昨日全然勉強しなかったわ〜。」
 
この後にテストを受けて、めちゃくちゃ点数が良かったとします。
すると、
 
「おぉ!全然勉強してなかったのに、俺すごいじゃん!」
 
と、なんかすごく聞こえますよね?
 
 
セルフ・ハンディキャッピングによる障壁のようなものがあるのにも関わらず良い結果が得られたのですから、自分がすごいという風に捉えることができます。
 
そのため、自尊心を高めることができますし、他人からも高評価が得られるかもしれません。
 
 
 

セルフ・ハンディキャッピングによるデメリット

 
しかし、世間一般的にはセルフ・ハンディキャッピングはあまり良い意味では聞かれません。
 
それは、メリットよりもデメリットの方が大きいからではないでしょうか。
 
なので、しっかりとセルフ・ハンディキャッピングによるデメリットを確認していかなければなりません。
 
 
 
外部要因への責任転嫁
最初に言いました。
 
自分自身の失敗の理由は自分の外側に、
自分自身の成功の理由は自分の内側に求めるための事前工作と。
 
 
つまり、セルフ・ハンディキャッピングは、失敗の理由を自分の能力不足ではなく、外部要因にあると思わせる責任転嫁とも言えるのです。
 
これは、ただの論理のすり替えです。
本当は自分に原因があるはずなのに、勝手に外部要因に責任転嫁をしているのです。
 
 
 
「テスト勉強をしていなかったから、テストの点が悪かった。」
 
 
まぁ他人から見たら自業自得ともいえますが、そう言っている本人からしたら外部要因なのです。
 
なぜかといえば、本当はやる気になったらできると思っていて、本気になることができなかったのが自分が原因ではないという風に、自分自身の中では筋道が立っているからなのです。
 
 
 
自分の評価が高く、本気を出せばもっとできる!と言い訳をしている人は、本当は自己評価と現実の落差を怖がっているのです。
 
そのため、あえて自己評価を落とすことで、自分が傷つかないように防衛策をたてているのです。
 
 
 
向上心をなくす
セルフ・ハンディキャッピングは、たしかにその場しのぎの言い訳にはなります。
 
しかし、セルフ・ハンディキャッピングが習慣化になると、向上心がなくなってしまいます。
 
 
 
本来は、失敗は成功のもととも言われるように、失敗をすることで初めて自分の能力や考え方に向き合い、気づき、努力し、成功体験を積んで、充実感や満足感を得る、というスパイラルに向かうべきものです。
 
 
しかし、セルフ・ハンディキャッピングがあると、自分と向き合うという最初の工程を無視することになります。
 
外部に要因があるとしているため、自分に原因があると思いませんし、なので改善するわけもありません。
 
なので成功体験を積めることもありませんから、成長意欲がなくなります。
 
そのため、努力も、挑戦もしなくなります。
 
 
 
まぁ本当の原因は、そんなダメな自分を認めてあげる自己肯定感がないことです。
そのあたりは別記事で書いていると思うので、そちらをご覧ください。
 
 
 
 
自ら無能さをさらけ出している
そして、これが最大のデメリットです。
 
セルフ・ハンディキャッピングは、実は自分の無能さをさらけ出していることに他ならないのです。
 
どういう意味かわかりますか?
 
 
先ほど言った、セルフ・ハンディキャッピングでのメリット、失敗しても面子を保つことができる、これが本当はできていないんです。
 
セルフ・ハンディキャッピングをしている人はその事実に気づいていませんが、言い訳をしている人を見ている周りの人たちは気づいています。
 
 
 
 
「いやぁ、昨日全然勉強しなかったわ〜。」
 
 
これを周りの人が聞いたら、どう思うか。
 
 
「いやいやいや、勉強しなかった自分が悪いんだろ?
計画立てられてない自分の能力がないだけだろ?
それをなに言い訳してんの、こいつ信用ならんな〜。」
 
 
という評価を下しているものです。
 
 
つまり、自分ではセルフ・ハンディキャッピングによって言い訳をしているものの、他人からすべてを見透かされており、ただ自分の無能さを晒しているだけに過ぎないのです。
 
 
 
よく言われることですが、
 
人は失敗したとき、
自分の失敗は外に原因を求めるが、
他人の失敗は他人自身に原因を求めるそうです。
 
 
人がある人の行動を見たとき、その理由を環境に求めるよりも、その人の能力性格に理由を求めるそうです。
 
ホームレスの人を見たとしましょう。
あなたは、なぜその人がホームレスになっていると思いますか?
 
大抵の人は、その人の能力不足と勝手に思ってしまうそうです。
 
でも本当は、会社の倒産にあって、追突事故にあって、とかいろんな外的理由があるかもしれません。
 
それなのに、人は他人の失敗は自分のせいでしょ、と判断してしまうのです。
 
自分の失敗は外の理由にしたいくせに、本当に厄介な生き物ですね人って笑
 
 
 
 
 
まぁだからこそなんですけど、アイドルとかスポーツ選手って、かっこよく見えたりするんですよね。
 
だって、インタビューとか思い出してみてください。
 
「今回の勝利の要因はなんでしたか?」
という記者の質問に対して、
 
「ファンの皆さんのおかげです。」
 
って成功の要因を自分の外に求めていますよね。
 
 
本来だったら、成功したのは自分の能力のはずです。
それなのに、あえて外に要因を求めるのです。
 
それは、謙遜を好む日本人にとってはカッコよく見えるものです。
 
「こうやって活動できるのも、ファンの皆さんのおかげです!
本当に本当に、ありがとうございます!!」
 
そう言われると、アイドルにも好印象を持ってしまいがちです。
 
 
さらに逆に考えてみてください。
 
「今回の敗因はなんでしょうか。」
と聞かれたスポーツ選手は、なんと答えるでしょうか。
 
スタジアムのせい?
天候の影響?
相手のブーイング?
 
「自分の力不足です。」
 
こう答えるはずです。
相手や外部環境のせいにする人は多くないはずです。
 
 
 
自分のライブにお客さんが来ないのが、ライバルのせいにするアイドルはいません。
 
本当に売れるアイドルは、自分の能力不足だ、自分に魅力が足りていないからだ、と自分と見つめ合っているんです。
 
 
 
 
自ら無能さをさらけ出しているできない学生とは大違いですよね。
 
 
 
 

セルフ・ハンディキャッピングからの脱出

セルフ・ハンディキャッピングには、一見するとメリットがあるように見えます。
しかし実際のところ、他人からはいろいろ見透かされています。
 
そのため、やはり言い訳はしない方が世間体的にも、自己成長的にも良さそうですね。
 
では、どのようにセルフ・ハンディキャッピングから脱出すればよいのでしょうか。
 
言い訳をしている自分に気付く
まず大切なことは、言い訳をしている自分に気付くことです。
 
というのも、セルフ・ハンディキャッピングに甘んじている場合は、無自覚であることが多いです。
 
言い訳して外部に責任転嫁する方が、自分を非難せずに済むから楽なのです。
楽だからこそ、なにも考えずに言い訳をする状態に甘んじているのです。
 
 
しかし、そのままでは成長することはありません。
本当に自分を変えたいと思うのであれば、まずはそういう状況に陥っている自分に気づかなければなりません。
 
勝手に自己防衛をしている自分に意識的に気付くこと、それがスタートです。
 
 
 
自分の中に原因を探す
セルフ・ハンディキャッピングをしている自分に気付けたら、次です。
 
本当の原因を自分の中に探してみましょう。
 
一番辛い作業だと思います。
だって、自分で自分を無能だと認めないといけないのですから。
 
しかし、自分と向き合わなければ、何を直していいのかもわかりません。
この過程は必須なのです。
 
 
自分が普段目をそらしている、敬遠していることに目を向けなければなりません。
 
 
発見する手立てとしては、こういう考え方もあります。
「失敗しないために、これはしない」ということがあるはずなので、その「これ」を探すんです。
 
テストで失敗しないために、勉強しない、みたいな感じです。
 
すると、その勉強という部分に自分の無能さが隠れていることがほとんどです。
 
 
 
 
自分は大したことないと思う
自分と向き合うと、現実を突きつけられます。
自分はそんな大物じゃないんだってことに気付くことができます。
 
自分自身の評価 > 周りからの評価
 
と自分で思ってしまうからこそ、
 
自分自身の評価 < 周りからの評価
 
という現実を見たときに、その落差に落ち込むんです。
で、落ち込まないようにセルフ・ハンディキャッピングをしているのです。
 
 
 
なので、落差をなくす、というよりもむしろ、最初から落ちることがないようにすればいいんです。
 
つまり、
 
自分自身の評価 <<<<< 周りからの評価
 
と自分で思っておけばいいんです。
 
そしたら、「どーせ自分はダメダメなんだから、まぁ周りからもそう思われてるよな。」と思うようになります。
 
そしたら、特に言い訳をする必要もなくなります。
 
 
自分が地球上で最もダメな人間だ、と思うくらいに自分への期待値を下げるのも、一つ方法ではあります。
 
 
一部には絶対的な自信を持つ
ですが、自分をダメダメ思い続けていると辛いものがあります。
 
なので僕的にはですが、一部には自分自身に絶対的な自信を持つといいかなと思います。
 
勉強はダメでも、計算だけにはめちゃくちゃ自信がある。
 
スポーツはダメでも、投げることだけは超得意。
 
そんな感じです。
 
僕も、歌はまったく得意じゃないんで、カラオケとかすごい避けていたんですね。
 
だけど、自分が好きな曲はいい曲、っていう曲選のセンスだけには自信を持つようにしていました。
 
なので、カラオケでたとえ歌が下手だとしても、曲を聴いて周りの人が「いい曲だね」と言ってくれるだけ、自分の自信にはなっていました。
 
そうやって、一部だけでいいので、絶対的な自信を自分の中に持つと、それだけで胸を張って生きていくことができますよ。
 
 
 
背水の陣に自分を追いやる
言い訳をしない方法としては、全く逆のことを最初からすればいいんです。
 
つまり、言い訳をできない、背水の陣に自分を勝手に追いやってしまえばいいんです
 
 
よく、ビッグマウスといわれる人がいますよね。
 
大きい目標を言って、過信しすぎだと非難されがちな人です。
 
彼らは、自分から弱気な逃げ道をなくして、成功の可能性を高めようとしているんです。
 
 
 
 
人は、火事場の馬鹿力とも言うように、後に引けない状況でこそ本領を発揮するものだと、僕も思います。
 
英語が無理とか言いながらも、イギリスで誰も日本人がいない状況では英語を話すしか生き残る術はありません。
 
そんな状況になれば、たとえ勉強ができなくても英語が聞き取れ、しゃべれるようになるものです。
 
 
 
 
最初から自分の逃げ道を絶ってしまう、自信がありできると周りに宣言する、どちらもいい方法です。
 
そうしてしまえば、失敗したとしても、それがいまの自分の実力だと認めやすくもなりますよ。
 
 
 
お金を使う
ほかの手段として、お金をかけてしまうという方法もあります。
 
人には、損失回避の原理というものがあります。
 
損をしたくない!という性質です。
 
なので、お金という代償を払うと、その分の価値を取り戻さないといけない!と本気で思うようになるのです。
 
ダイエットに失敗しないようにお金をかけてライザップに通ったり、というのも有効ですよ。
 
 
お金じゃなくてもいいです。
自分にダメージが伴うものであったり、後戻りできなくなるようなものであればいいです。
 
自分に負荷をかけるようにすると、言い訳をすることもなくなりますよ。
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
セルフ・ハンディキャッピングには、言い訳をすることで自分の評価を下げないというメリットがあるように見えます。
 
しかし実際のところは、ただ責任転嫁しているやる気のない無能な奴、というレッテルを周りから貼られているのです。
 
 
そして、セルフ・ハンディキャッピングには、自分の評価を実質的に下げることはありますが、自分をよりよくすることはありません。
 
成長とかそういう観念で見たときに、セルフ・ハンディキャッピングにはなにも価値がないんです。
 
 
失敗は、恥ではありません。ただの、うまくいかなかったという結果でしかありません。
その過程を分析することで、本当の成功への道筋が見えてきますよ。
 
 
 
そして、これも大切なことだと思うのですが、
 
常日頃言い訳をしないでいると、本当にダメな時が自分でわかるようになります。
 
さらに、自分の失敗を受け入れられるようになると、客観的に自分の成功や失敗を予測することができるようになります。
 
そして、自分の予想と結果があたるようになると、客観的に自分を見れているというさらなる自信につながります。
 
言い訳はせずに、素直に自分を見ることができるようになるといいですね。
 
 
 
 
 

オキシトシンとは? 〜触れて生まれる信頼ホルモン〜

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、愛情に満ち足りていますか?
 
愛情と聞いたら、恋愛の愛情を浮かべる方が多いかもしれませんが、広義の愛情では家族愛、友情、ペットとの信頼関係も含まれてきますよね。
 
 
こうした愛情、絆、信頼という気持ちと大きく関係するのが、オキシトシンと呼ばれるホルモンです。
 
今回は、このオキシトシンについてまとめます。
テーマは、
オキシトシンとは? 〜触れて生まれる信頼ホルモン〜」
です!
 
 
目次
 
 

オキシトシンとは?

まずは、簡単にオキシトシンについてまとめます。
 
 
オキシトシンは、視床下部と呼ばれる部位で生合成される、下垂体後葉ホルモンです。
 
名前の由来は、出産が早い、促進、早く生まれる、という意味のギリシャだそうです。
 
その名の通りで、主には子宮収縮ホルモンとしての作用が強く、陣痛誘発剤として使用されています。
 
 
 
こう聞くと女性に多いホルモンかと思われますが、オキシトシンは性別や年齢に関係なく生成されます。
 
 
 

オキシトシンの特徴

それでは、オキシトシンの特徴についてまとめていきます。
 
幸福感を与える
一番大きな作用は、幸福感を与えることです。
これは、幸せな気分を高めるセロトニンと呼ばれるホルモンの分泌を促してくれるからです。
 
セロトニンに関する記事はこちらからどうぞ。
 
 
やる気向上
幸福感だけでなく、オキシトシンやる気も向上させてくれます。
 
これは、ドーパミンというホルモンの分泌をしてくれるからです。
 
 
 
ドーパミンに関連した記事はこちらから。
 
 
やる気向上の影響でしょうか、学習意欲や記憶力の向上にも関係するそうです。
 
 
 
 
気分を安定させる
さらにオキシトシンには、気分を安定させる作用があります。
 
別の言い方をすれば、ストレス耐性の向上、不安感の減少、とも言えます。
 
気分をポジティブにしてくれるわけではありませんが、
ネガティブにしすぎることを防いでくれると思えばいいです。
 
やる気向上は先ほど説明したように、別の作用となります。
 
ネガティブに下がりすぎなければ、ポジティブにもなりやすそうですしね。
 
 
 
気分が安定する結果、入眠作用を促進するという特徴もあります。
 
 
 
触れ合うことで分泌される
重要なことをここで。
 
オキシトシンの最も大きな特徴として、触れ合うことで分泌されることがあげられます。
 
触れ合うというのが、母親と赤ちゃんのスキンシップ、男女間の恋愛が例としてよくとりあげられます。
 
そのため、愛情ホルモン、信頼ホルモン、絆ホルモンと呼ばれたりします。
 
触れ合うことについては、また後ほど説明しますね。
 
 
 
放出後にすぐに消える
もう1つ重要なことを。
 
オキシトシンは、脳から放出されると、すぐに消えてしまうそうです。
 
つまり、今まで説明してきた特徴も、長続きしないんです。
 
これは大問題ですよね!
 
この特徴も合わせて、どうすればいいかという対策についても、この後まとめます。
 
 
 
 

オキシトシンを分泌するには?

それでは、どのようにすればオキシトシンを分泌することができるのでしょうか。
 
具体的には、先ほど言ったように触れ合うことが重要になります。
これも踏まえて、具体的に説明していきます。
 
ハグをする
まず一番いい方法は、好意を抱いている相手とハグをすることです。
 
ハグって、いいですよ。笑
手を握るでももちろんいいんですが、それだと接触面積は手だけ、小さいです。
 
それに比べてハグなら、もう全身で触れ合うことになります。
接触面積が大きい分、体温を受け取りやすいので温まりますし、
なによりオキシトシンがドバドバです。笑
 
ただ抱きしめ合うだけ、交際期間を長くしたいのであれば、これだけで十分かもしれませんね。
 
 
愛撫する
触れ合うことが大切なので、もちろん性交も含まれます。
愛撫もそのうちの1つです。
 
そしてよく言われることですが、性行為自体よりも愛撫などの前戯が長い方が、女性は精神的にも身体的にも興奮しやすいんです。
 
愛撫をバカにしてはいけません、お互いの身体を認め合う行為です。
愛情たっぷり時間をかける方がいいんです。
 
 
マッサージを受ける
さて、ピンクから戻ります。笑
 
触れ合う行為といえば、マッサージも含まれますよね。
 
マッサージを受けるだけでも、オキシトシンは分泌されます。
 
要するに、その人が好きかどうかはあまり関係なく、とにかく触れ合うことでオキシトシンは分泌されるんです。
 
特に肌と肌が触れ合うマッサージがいいです。
 
整体する、コリをほぐす、そういう目的で行くことがほとんどだと思いますが、気分を落ち着かせるという目的でマッサージを受けてみるのもありだと思いますよ。
 
 
ペットを撫でる
そしれ触れ合うのは、人間だけとも言っていません。
 
ペットを撫でるだけでも、オキシトシンは分泌されます。
 
つまり、相手が好きかどうかだけでなく、相手が人間でなくてもいいんです。
温かみのある生物と触れ合うだけで、オキシトシンは分泌されます。
 
ペットを飼う人がとても多いですが、オキシトシンを分泌して気分を安定させたい、という本能的な欲望もあるのかもしれませんね。
 
 
親切にする
そして、触れ合う以外にもオキシトシンを分泌する方法があります。
 
まず、親切にするだけでオキシトシンは分泌されるそうです。
もちろん、心から親切にしないと意味はないですが。笑
 
相手のことを思いやる、そういう気持ちの持ち方を態度に表すと、信頼関係の向上につながることが多いと思います。
 
それもやはり、信頼ホルモンのオキシトシンを分泌するからなんだと思います。
 
 
感情を表に出す
さらにさらに、相手がいなくてもいいんです!
 
感情を表に出すだけでもオキシトシンは分泌されます。
 
喜怒哀楽をとにかく表に出す、これが大切です。
 
それだけなら、ハグしたりする相手やペットがいなくても、一人で映画を見るだけでもよさそうですよね。
 
感動したり、泣いたり、楽しんだり、これなら一人でもできます。
 
 
 
まずは一人の時、自分の気持ちを抑え込まずに、外に気持ちを出してみることから始めるといいですね。
 
 
常に刺激を与える
そして、特徴の最後に説明した、オキシトシンは放出後にすぐ消えてしまうという点について。
 
効果が長続きしないのであれば、どうすればいいか。
 
簡単です。常にオキシトシンが分泌されるように、継続的に刺激を与える必要があるんです。
 
ハグも1日での回数を増やしたり、
愛撫も回数を増やしたり、
マッサージも継続的に通って、
ペットは長時間撫で続ける。
 
こうして常にオキシトシンを分泌していると、ベースとなるオキシトシンの量が増えていくそうです。
 
安心感で満ち溢れていくようになるんです。
 
オキシトシンで満たされたい時は、ベースの量を増やすために、継続的な刺激を受けられるようにしましょう。
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
信頼ホルモンとも言われるオキシトシン
触れ合うことで分泌されますが、すぐに消えてしまうのが難点。
 
なので、継続的な刺激を与えることで、相手も自分も幸せで満ち溢れるようにしましょう。
 
それでは!

言葉にすることの大切さ 〜思考を整理して、内面の言語化をする〜

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、しっかりと自分の想いを言葉にしていますか?
 
僕は、なるべく感謝するようにしているんですが、それでもやはり言えなかったときとかは、とても歯がゆい想いをしたこともあります。
 
特に留学生との会話では、僕は全然言葉にできなくて、とても申し訳ないなと思ったりします。
 
 
 
一度は自分の想いを言えなくて、とても後悔したことはあると思います。
 
今回はそんな、言葉にすることの大切さについて考えてみようと思います。
テーマは、
「言葉にすることの大切さ 〜思考を整理して、内面の言語化をする〜」
です!
 
 
目次
 
 

なぜ言葉にするべき?

 
では、まずなぜ自分の想いを言葉にするべきなのかを考えていこうと思います。
 
 
言葉にしないと伝わらない
もちろんそれは、言葉にしないと伝わらないからです。
 
自分の中で考えているだけでは、それ自体を共有する術は、いまのところありません。
 
ただ、日本には察する文化がありますよね
でも、本当に態度や仕草だけで想いを伝えることができるのでしょうか。
 
しっかりと自分の想いを伝えるには、言葉という記号を介さないといけません
逆に言えば、言葉という共通した記号を使うことで、自分がその言葉という記号から感じていることを伝えることができます。言葉によって共通認識を持つことができるのです。
 
 
 
だって、考えてみてください。
態度や仕草は、その人個人に依存するものですよね。
自分は緊張したときに右耳を触るけど、あの人は左耳かもしれませんし、その人は緊張しても態度に出ないかもしれません。
 
しかし、「緊張」という言葉を使いさえすれば、あの人やその人が抱いている感情がわかりますよね。
 
言葉という感情の共通言語を介することで、想いをより正確に伝えることができます。
ですから、想いを言葉にすることは大切になります。
 
 
 
 
コミュニケーションをとることができる
では、なぜ想いを言葉にして伝えなければならないのでしょうか。
 
それは、人とつながりたいから
コミュニケーションを取りたいから、これに尽きると思います。
 
だって、別に関わりたくない人からは離れればいいだけですから。
 
 
 
 
自分の感情というとても伝えづらいものをあえて言語化までしてでも伝えるのは、そうまでしても相手とコミュニケーションを取りたいからですよね。
 
 
たとえば
「あ、ブルドッグだ。」
 
この一言だけでは、ただの事実を言っているだけですよね。目に見えた事実でしかありません。
 
ですが、ここに一言加えるだけで、自分の感情を伝えることができます。
 
「あ、ブルドッグだ。やっぱかわいい〜!!」
 
「あ、ブルドッグだ。なんであんなブサイクな顔してんだろ…」
 
「あ、ブルドッグだ。でも私はトイプードルの方が好きだなぁ。」
 
 
 
このように、自分の想いを言葉にすることで、その事実をどう捉えたかということを伝えることができます。
 
最初の人は、「ブルドッグ=かわいい」となりますが、次の人は「ブルドッグ=きもい」のように、それぞれ価値観が異なりますよね。
 
この、価値観を共有するという作業は、人が共に生きていく上で重要な要素なんです。
同じ価値観の人と一緒にいれば、すれ違うことが少なくなりますから、心地よく生活できますもんね。
 
 
でもこういう価値観というのは、やはり言葉という共通した記号を用いた方が共有しやすいものです。態度や仕草だけでは伝えきれない部分があります。
 
なので、自分の想いを言葉にすることで、自分の価値観を知らせることができ、また相手の価値観を知ることができるのです。
 
 

なぜ想いを言葉にできない?

それでは、なぜ自分の想いを言葉にすることができずに困っているのでしょうか。
言語の壁
これは容易に想像できると思います。
そもそもの共通認識をするツールである言語が一致していないからです。
 
やはり言語には、文化が大きく関与しています。
ある国では雪の種類は1つしかありませんが、ある国では数十種類ある、みたいな感じで大きく異なります。
 
言語が違うと、やはり自分の想いを言葉にするのには苦労します。
 
僕も研究室に留学生がいますが、なかなか困ることもあります。
英語だと伝えきれなくて困ったことはたくさんあります。
 
 
傷つきたくないから
これは大きいと思います。
想いを言葉にすることで、傷つく可能性もあるからです。
 
こんなこと言ったらバカだと思われそう…
うまく伝えられないかも...
断られたらどうしよう…
嫌われたくない…
 
言葉にすることの怖さはおそらく、一度口から発したらその責任が発した者にふりかかるから、だと思っています。
 
だって、一度言ってしまったことを誰も聞かなかったとすることはできませんから。
 
政治家の失言とかは、典型的な例だと思います。
 
 
言葉に、特に口にしている以上、必ず脳が指令をしていますので、ある程度考慮して言葉にされていると、普通の人なら考えます。
もしくは、その人はそういう思考を常日頃からしているんだと思われます。
 
なので、「生産性がない」とかそういうことを言ってしまったら、普段からそう考えているんだと思われて、信頼を失って、という結末になります。
 
ですから、無理に自分の想いを言葉にしなければ、誰から攻撃されることもありません。
自分の中で考えているだけであれば、誰も不快にしませんから。
 
 
たしかに怖さというものは、想いを言葉にすることの裏に含まれますよね。
 
 
 
漠然としている
言語的な問題はないし、傷つくとか関係なくて、言いたいことはあるんだけど、
 
でも何から伝えればいいんだろう…
 
 
という、自分の思考が不明確で漠然としているから、というのも、想いを言葉にできない原因になります。
 
 
 
でも、これってまぁ仕方ないんですよね。
 
普通に生活してても、なかなかあふれ出るように言葉で表すことなんて、できないと思います。
 
おいしいモンブランを食べたとしても、
 
おいしい、甘い、渋みがある、しっとり感、栗!
 
感想はこんなもんですよね。
 
普段は、外部環境からの刺激に対して、喜怒哀楽の判断しかしていません。そういう本能的な反応、感覚的な反応に対して、あとから言語化をしているのです。
 
なので、この言語化という作業をしていなければ、自分が何を感じて、何を考えているのかは明確にはなりません。
 
そして、そもそもの思考が漠然としていれば、それを言語化することは困難です
 
下手をすると、感情のままに言葉を発してしまうということになります。
 
 
 
おそらくほとんどの方が、傷つきたくないからか、考えが漠然としているかのどちらかです。
 
そして、考えが漠然としている、うまく伝わらないかも、何言ってんだと思われたくない、傷つきたくない、というのが多くの流れだと思います。
 
 
 
 

実際に言葉にすることでわかること

でも、実際に言葉にしないとわからないことがあるのもたしかです。
 
 
みんな同じく漠然で怖がっている
すべてをわかっている人などいません。
 
みんな、自分と同じく考えは漠然としていて、傷つくのを恐れているんです。
 
「あ!そう思ってるのは自分だけじゃなかったんだ!」
そう思うこと、ありませんか?
 
 
 
想いを言葉にすることで、納得はされなくても、理解はしてもらえるかもしれません。
 
理解してもらえると、自分だけがそう思っていたという孤立感から解放されます。
 
この、人と想いがつながる、一体感を感じる瞬間は、とても素晴らしい瞬間です。
 
 
 
感謝を伝えることは素敵なこと
「ありがとう」という言葉は、やはりパワーワードです。
 
言うだけで、いいことをしたような気分にさせてくれます。
言われるだけでも、いいことをしたような気分になります。
 
ありがとうという言葉だけで、心が温かくなります。
 
 
感謝する文化は素敵だと僕は思います。
言霊という言葉もありますが、感謝の想いはきちんと伝わるものだと思います。
 
感謝という想いは、相手の存在意義を認めることにつながります。
そして人は誰しも、自分が生きていてもいいんだと認められることを望んでいます。
 
ですから、感謝を伝え伝えられる文化は、とてもハッピーな文化ですし、素敵だと思います。
 
そんな文化の中では、人は皆いい気分になりますし、互いのいいところに目がいくようになります。
 
 
 
 

想いを言葉にするには?

しかし、想いを言葉にするだけではいけません。
 
相手とコミュニケーションを取る以上、相手に伝わらなければ意味がありません。
 
そして、相手が自分の想いや言葉を理解してくれないと、そういう満たされない想いが積もると、ストレスになってしまいます。
 
そして、自分の想いは率直に伝えなければ、ストレスになります。
家族や親友や恋人など、なにも包み隠さずに話せる相手であれば、ストレスは感じないはずです。
 
なので、想いを言葉にする時は、自分の率直な気持ちを相手に伝わるようにしなければいけません。
 
そのためには、どうすればよいのでしょうか。
 
 
自分の思考や感情を把握する
まず大切なのは、自分の考えや気持ちを把握することです。
 
 
漠然としたままでは、本当に伝えたいことが伝わる可能性も低くなります。
 
そしてわかりづらければ、相手も理解を示そうとしなくなります。
 
 
 
まずは、自分の思考を整理しましょう。 
その際は、とにかく言語化することが大切です。
 
口にしなくてもいいです。
むしろ、文字にする方がいいです。
形として見える方がいいです。
 
自分にメールしてもいいですし、メモでも全然いいです。
 
僕はいつもEvernoteに自分が何を考えているかをとにかく書き起こしています。
 
そうすると、何度も出てくるキーワードがわかったり、どういう筋道で、何が原因でそう考えているのかがわかるようになります。
 
言葉にすると、自分のボキャブラリの中から最適な言葉が選択されるので、ぼんやりしたものが形作られるんです。
 
 
 
そして、書き出すことには客観視できるというメリットもあります。
 
文字にすることで、自分が一度発散した言葉になります。
 
そうすることで、あとからそれを見直すと、現在の自分が過去の自分を見ることになりますよね。
 
これが自分を客観的に見ることになります。
 
文字にすることで、自分の思考や感情を、一度内からではなく外側から確認することができるんです。
 
 
 
まずは自分の言葉で想いを書き出してみて、思考や感情を客観的に把握するようにしましょう。
 
この段階でおそらく、これだけは伝えたいという本質が見えてくるはずです。
 
自分の思考や感情の本質的な部分がわかるように、言葉を分解していくことも大切ですよ。
 
キーワードを探す作業は、決しておろそかにしてはいけません。
 
 
言葉を選ぶ
自分の想いを書き出したら、次は言葉を選んでいきます。
 
どのように選ぶかは、非常に簡単です。
具体的でわかりやすく、相手が理解しやすい言葉につきます。
 
想いを伝える先が相手であれば、相手に伝わらなければ意味がありません。
 
ですから、相手が理解できるような言葉を選ばなければなりません。
 
 
そして、曖昧な言葉や、感情が先走った言葉では、うまく想いを伝えることができません。
 
誰かに何かを指示するときとかは、こういうことはよくあります。
 
「報告書のラフまとめといて。」
「なんでまだなんだよ、早くまとめろ!」
よりも、
 
「明日の12時までに、報告書のここをまとめておいて、数字だけはしっかり裏を取るようにしておいてね。明日午後に私が確認するからよろしく。」
 
と言った方がしっかり伝わりますよね。
 
何をどこまで求めているのかをわかりやすくするためにも、言葉選びには注意しなければなりません。
 
 
 
私目線で言葉にする
先ほど言いました、言葉には責任が伴うと。
 
なので、人に責任を押し付けないようにするために、私を主語にした、私目線で想いを言葉にしましょう。
 
「みんながきっとそう思ってるから、早くして」
 
と誰かに責任を押し付けるよりも、
 
「私はこう思ってる、だから早くしてくれると嬉しい。」
 
と自分の目線で話すことで、自分の感情をしっかりと言葉にすることができます。
 
こうすることで、相手に自分の気持ちを率直に伝えられるようになります。
 
 
 
 
もちろん、自己中心的ではいけませんよ。
 
自分を大切にしつつ、相手を大切にする、アサーティブコミュニケーションという方法があります。
 
もっというなら、感情を把握・制御しながら、相手を傷つけることなく、言葉を選んで、自分を表現する方法です。
 
このアサーティブコミュニケーションを意識して、想いをいざ言葉にするといいです。
 
気になる方は、アサーティブコミュニケーションについて調べてみてくださいね。
 
 
自分のクセを知る
想いを言葉にするよりも前の話になるかもしれませんが、自分が話すときのクセを知ることで、相手によりきちんと自分の想いを伝えることができるようになります。
 
自分の声を録音して聞くと、変に聞こえますよね。
これは、普段は耳だけでなく、骨も介して自分の声を聞いているため、というのはけっこう知られている話。
 
 
 
では、自分の声や態度や仕草などを、音声や映像で客観的に見たことはありますか?
 
なんか変な感じがして、ちょっと気持ち悪いですよね笑
 
でも、やはりなんでもトライアンドエラーです。
 
自分のクセを知って、積極的に改善していく方が、より相手に自分の想いを伝えることができるようになります。
 
  • 早口すぎて聞こえない
  • ボソボソ声
  • 語尾が聞こえない
  • 咳払いが多い
  • えっと、という間合いが多い
  • 相槌を打たない
  • 笑い声がうるさい
  • ネガティブなことばかり
 
たくさん自分のクセってあるはずです。
そして、自分が気になるクセは、おそらく相手も多少は気にしているはずです。
 
こういう悪い癖にまずは自分で気づきましょう。
意識化すれば、きっと直そうと努力するはずです。
 
 
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
 
人は助け合いが必要な生き物です。
 
「ありがとう」の言葉は、言いすぎても悪いことはないですし、言われすぎてもずっと気持ちいいものです。
 
黙っているだけでは、違う形で相手にとらえられてしまうかもしれません。
 
でも、言葉にするのは本当に一瞬です。
 
しっかり自分の想いを、心を込めて相手に伝えてみましょう。
 
それでは!
 

フェニルエチルアミンとは? 〜好きと錯覚させる恋愛ホルモン〜

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、何が理由で人を好きになりますか?
 
ある人は外見、ある人は性格、ある人は年収と言うでしょう。笑
 
 
僕がブログを書き始めたときは、失恋が1つのきっかけとなっていました。
なので、どうして人のことを好きになってしまうのか、ということは考えていました。
 
そうして調べている中で、恋愛ホルモンと呼ばれるフェニルエチルアミンという存在を知りました。
どうやらこのホルモンが恋愛に大きく関与しているそうです。
 
今回はこの恋愛ホルモンについてまとめます。
テーマは、
「フェニルエチルアミンとは? 〜好きと錯覚させる恋愛ホルモン〜」
です!
 
 
目次
 
 

フェニルエチルアミンとは?

フェニルエチルアミンは、英語で書くとPhenethylamineと書くそうです。
 
Phen Ethyl Amine の頭文字をとって、普通はPEAと表記されることが多いです。
 
ただ、今回はあえてカタカナで表記を統一します。
その方がフェニルエチルアミンという名前を覚えやすいからです。笑
 
脳下垂体から分泌されるホルモンで、アルカロイドという有機物質の一種であり、麻薬物質の一種とされています。
 
というのも、モルヒネアルカロイドの一種なんです。幻覚を見せるようなホルモンだと思ってもいいかもしれません。
 
 
 
このフェニルエチルアミンは、ドーパミンノルアドレナリンなどの仲間ともされます。
この理由については、後ほど吊り橋効果と一緒に説明します。
 
 
また、フェニルエチルアミンは巷では、ときめきホルモン、惚れ薬、恋愛ホルモンと呼ばれます。
 
 
さらに、フェニルエチルアミンは、許されない禁断の恋をしていても大量に分泌されるそうです。
 
浮気や不倫が多いのも、フェニルエチルアミンによるものかもしれませんね。
 
そして、失恋などの場合でもフェニルエチルアミンは分泌されるようです。
 
 

フェニルエチルアミンの特徴

それでは、フェニルエチルアミンの特徴をまとめます。ここからが本題です。
 
その前にまず、恋したときの特徴はどんなものがあげられますか?
 
  • 顔が赤くなる
  • ドキドキする
  • 夜も眠れない
  • 食べ物が喉を通らない
  • 他のことが手に付かない
 
などでしょうか?
 
これらはすべて、フェニルエチルアミンによって説明できるんです!
 
全ての原因はフェニルエチルアミンですよ!
 
 
 
目で見たものに反応する
まず、フェニルエチルアミンは目で見たものに反応してから分泌されるそうです。
 
これって、面食いの説明になると思いませんか?
 
やっぱり人を好きになるときは、人の中身よりも、外見やその人の行動、態度から入ることが多いと思います。
 
中身なんて最初はわかりませんからね。
 
つまり、その人に関する情報を外から受容したときに、その人を好きになるということです。
 
そして、外部情報の8割は目からの情報とも言われます。
 
 
 
そうです、だから、目で反応しやすいのは普通のことなんです。
外からの情報を目で受けやすい以上、目で見えるものから入るこむのは仕方ありません。
 
 
 
目で見て、自分の好みの外見や、気になる行動を見ると、やはり脳は勝手に反応してしまうんですね。
 
 
 
血圧上昇
こうしてフェニルエチルアミンを勝手に分泌されてしまったあなた。
 
この時点では、まだその人のことを好きではありません。
まだ脳は意識的には好きと判断していません
 
あくまでも、目で見たものに反応して、フェニルエチルアミンを分泌してしまっただけです。
 
 
分泌されると、次の段階です。
フェニルエチルアミンには血圧を上昇させる性質があります。
 
血圧が上昇すると何が起こるのか。
 
  • 顔が赤くなる
  • ドキドキする
 
この2つなんです。
 
なぜだかその人を見ると、顔が赤くなってしまったり、胸がドキドキする。
これはフェニルエチルアミンのせいです。
 
 
 
この血圧上昇の段階になってから、初めて身体の異変を意識的に感じられるようになります。
 
そして、その異変があの人を見ることがトリガーであることに気付きます。
 
すると、「あぁ、私はこの人のことが気になるんだ」という好意を自覚するわけです。
 
 
つまり、重要なのは、
 
恋をしてからフェニルエチルアミンの分泌、ではありません。
 
逆です。
 
フェニルエチルアミンが分泌されることで相手を好きと錯覚するんです。
 
これがとても重要なんです。
 
 
 
吊り橋効果
少し脱線します、が、気になる話題をここで。
 
よくありがちな好きになるシチュエーションとして、吊り橋効果ゲレンデマジックという言葉があります。
 
なぜ吊り橋に一緒にいると、その人のことを好きになってしまうのか。
 
それは先ほど説明した、血圧上昇と関係します。
 
 
 
血圧上昇するのは、フェニルエチルアミンが全ての原因ではありません。
 
恐怖、不安、緊張などの体験でも、勝手に心拍数は上昇してしまいます。
 
その簡単な例が吊り橋なだけです。
 
 
 
吊り橋は高いところで揺れますし、もし落ちたら...と考えると怖いですよね。
 
この恐怖、不安、緊張という感情も、やはり血圧上昇を起こします。
まぁ正確には、こちらも血圧上昇してから恐怖と判断しているのですが。
 
 
この血圧上昇を、不安がトリガーだと思うか、それとも一緒にいる人のせいだと思うのか、これが問題です。
 
 
しかし、血圧上昇しているときは、麻薬物質のようなホルモンが分泌されていることがほとんどです。
 
フェニルエチルアミンであったり、恐怖ではドーパミンノルアドレナリンが該当します。
 
 
これらの麻薬物質が分泌されているとき、脳は判断力が低下してしまいます。
 
そうすると、このドキドキが、果たして不安と恋のどちらが原因か、判断できなくなってしまうのです。
 
こうして脳の勘違いによって、その人を好きになってしまうのが、吊り橋効果と呼ばれます。
 
ゲレンデマジックは、滑ることが楽しく、ドーパミンやアドレナリンがドバドバ出ている状況で、この快感によるドキドキを恋のドキドキと勘違いすることが原因です。
 
 
食欲抑制効果
話を戻します。
 
フェニルエチルアミンには、食欲抑制効果があります。
 
これが、食べ物が喉を通らなくなる原因です。
 
恋をすると食べられなくなる、というのはどうやら本当のようです。
 
そして、食べられなくなると、摂取カロリーが減りますから、必然的に痩せますよね。
 
ついでに言えば、フェニルエチルアミンには、消化促進、老廃物排出、便秘解消、美肌効果などの効果もあるそうです。
 
「恋する乙女は可愛く見える。」
 
これも、あながち間違っていないんですね。
 
 
脳の一部を破壊する
フェニルエチルアミンが分泌されると、脳の一部が破壊されるとも言われています。
 
これが判断力の低下を招くんです。
 
「なんでそんな男に引っかかるの〜?」
 
と周りは言うかもしれませんが、それは周りのみなさんの脳が正常だから。
 
麻薬物質によって脳の機能が低下しているあなたの脳では、そんなことには気付くことができないんです。
 
これぞ、恋は盲目!
 
 
一定期間経つと分泌量が減少
さて、これも重要です。
 
フェニルエチルアミンは、一定期間が経過すると、分泌量が減少してしまうんです。
 
一定期間とは、およそ3年
 
3年以内にお別れしてしまうカップルが多いのも、おそらくこのフェニルエチルアミンの減少によるものでしょう。
 
この麻薬物質の影響がだんだん弱くなるのですから、正常に自分の状態を把握できるようになります。
 
そうすると、
「あぁ、なんで私はこんな男と一緒にいるんだろう。」
 
と判断できるようになるのです。
 
 
 
 
ちなみに、もし3年以上恋をしているとしたら、それはフェニルエチルアミンではなく、おそらくオキシトシンの影響です。
 
オキシトシンは、安心ホルモンとも呼ばれたりする、相手への信頼感を高めるホルモンとしてしられています。
 
つまり、3年以内に恋愛ホルモンのフェニルエチルアミンがドバドバしている状態から、相手への信頼感を高めてオキシトシンを分泌するのが、結婚への近道となるんです。
 
 
 
 
この他にも、快感や性欲を高める、ドーパミンの濃度を高める、などの特徴がフェニルエチルアミンにはあるそうです。
 
 
 

フェニルエチルアミンを分泌させる方法

これで1つ、確実に言えることがあります。
 
相手を惚れさせたいのであれば、
 
相手をドキドキさせたいのであれば、
 
フェニルエチルアミンを分泌させればいい!
 
それでは、どのようにすれば相手にフェニルエチルアミンを分泌されることができるのでしょうか。
 
 
見た目に気を使う
目で見たものに反応すると言いました。
 
ですからもちろん、ある程度見た目には気を使わなければなりません。
 
  • 靴を磨く
  • しっかりアイロンがかかったシャツを着る
  • ほつれのないカバンを使う
  • 肌荒れを治す
  • 髪型を整える
 
とにかくマイナスの要素をなくすように心がけましょう。
 
 
チョコレートを食べる
カカオには多くのフェニルエチルアミンが含まれているそうです。
 
積極的にチョコレートを食べるのは、効果的かもしれません。
 
カカオに含まれているのですから、ココアなども効果的ですよ。
 
 
ワインを飲む
ポリフェノールと成分的に近いのかもしれませんね。
ちょっと専門的ではないのでわかりませんが。
 
ワインもフェニルエチルアミンの分泌に効果的だそうです。
 
デートの際にアルコールを選ぶときは、ぜひワインを選ぶようにしてはいかがでしょうか。
 
 
チーズを食べる
なんと嬉しいことでしょう!
ワインのお供のチーズにも、フェニルエチルアミンは多く含まれるようです。
 
ただし、フェニルエチルアミンは熱に弱いそうなので、ナチュラルチーズを選ぶようにしましょう。
 
ワインとチーズが効果的らしいので、デートの際のランチやディナーは、フレンチやイタリアンを選べば間違いないですね!
 
 
 
吊り橋効果を使う
あとは必殺技です。吊り橋効果を使いましょう。
 
もう先ほど説明したので、くどくどは説明しません。
 
相手をドキドキさせる方法をとにかく考えましょう。
そして、そのドキドキを恋のドキドキだと勘違いさせるのです!
 
具体的な方法はわかりませんが…笑
 
まぁ、相手がドキドキしているときに、かっこいいorかわいい一面を突きつけてやれば、きっと相手をコロッと恋に落とせますよ!笑
 
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
好きとなってからフェニルエチルアミンが出るのはありません。
 
フェニルエチルアミンが分泌されてから、身体が反応して、それから脳が好きと錯覚してしまうのです。
 
つまり、その人のことを惚れさせたいのであれば、フェニルエチルアミンが出るように仕向ければいいのです!
 
異性を落とすために、少しは科学的アプローチも知っているといいかもしれませんね!
 
それでは!

GTDのやり方・実践してみて感じたこと

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、タスク管理はしっかりできていますか?
 
僕はGTDという方法を知ってから、やりたいこと、やるべきことにしっかりと手をつけてこれました。
 
今回はそんな、GTDという手法と、それをやってみた実体験についてまとめます。
テーマは、
GTDのやり方・実践してみて感じたこと」
です!
 
 
 
目次
 
 
 

GTDとは?

まず言葉の紹介と、概要について。
 
GTDとは、Getting things doneという言葉の略です。
本が以前紹介されて、そこから有名になったタスクマネジメント方法です。
 
GTDは、タスクの分類実行の2段階のうち、実行を容易にするために処理に注目した方法です。
 
いかにタスクを分類するか、ということに着目しています。
 
 
 

タスク分類

それではまずは、タスク分類です。
 
0. タスクをinboxに入れる
 
1. 行動を起こす必要が本当にあるかどうか
ある → 2へ
ない → ゴミ箱へ
 
2. 実行可能かどうか
可能 → 3へ
不可能 → ゴミ箱へ
 
3. 次にとるべき行動は複数かどうか
1つだけ → 4へ
2つ以上 → 細分化してから、それぞれ4へ
 
4. 2分以内に処理できるかどうか
処理できる → すぐに終わらせる
処理できない → 5へ
 
5. 他人に任せるべきかどうか
他人 → すぐに依頼する
自分 →  6へ
 
6. 特定の日にやるべきかどうか
特定日あり → プロジェクトに書く
特定日なし → 次にやることリストへ
 
 
 
 
1,2に関してはすぐに判断しましょう。
 
3は、具体的に細分化する必要があります。
報告書をまとめるという1つの作業にも、工程がいくつかありますよね。
「報告書をまとめる」を1つの作業として捉えて、決められた時間内に終えることができるのであれば、それは細分化する必要はありません。
 
重要なのは、決められた時間は自分が設定をすること
15, もしくは30分単位で処理できるのが1つのタスク、としていることが多いです。
ですがこれには個人差があります。自分がどれくらいの時間であれば集中して作業ができて、きっちり時間内に終えることができるのかを把握する必要があります。
 
4は、すぐに行動できる細かい作業であれば、とにかく処理することが大切です。ゴミを捨てる、ファイルを棚にしまう、もうそれくらい細かくてどうでもいい作業でもいいんです。終えることで達成感を感じることができます。
 
5も重要です。特に管理する立場になればなおさらです。
物事には適任者がいることが多いです。
適任者がやることが一番ミスが少なく、効率がいいことが多いはずです。
チームでタスクを処理するということを忘れないようにしましょう。
 
最後の6ですが、特定の日にやるというのは、特定の日までやらなくていいなのか、特定の日までに終わらせるなのかで意味が違います。
ここでは、特定の日までやらなくていいという立場にあたります。
特定の日までに終わらせる場合は、すぐに行動に移さないといけない場合が多いと思いますので、プロジェクトに移して順に処理するようにしましょう。
 
プロジェクトとは、やることをひたすら書いたタスクリストのことです。
 
 
 
そして飛ばしたのですが、0が一番大切です。
やらないといけないタスクをinboxという場所にまとめるのが大前提です。
ここで漏れなくタスクを書き出すことが大切です。
 
「トリガーリスト」とネットで調べてみてください。
やらないといけないことを質問形式で自分に問いかけることができます。
inboxにタスクをまとめてから、1つずつ処理作業に回していきましょう。
 
 
 

タスク実行

分類したタスクは、あとは実行するだけです。
 
基本的には、プロジェクトに書いたタスクをひたすら処理するだけです。
 
まぁそれが難しかったりするんですけどね〜笑
 
 
 
 
 

GTDの注意点

それではGTDでよく言われている注意点をまとめていきます
 
inboxは公私混同する
これはけっこう重要です。
inboxに入れるタスクは全てです。仕事も、プライベートも混ぜましょう。
 
混ぜると、いろいろごちゃごちゃしない?と思われるんですけど、けっきょくタスク分類の段階でしっかり分類されるんですよね。
 
そのあとにプロジェクトのタスクリストに書く際も、おそらく自分で勝手に書き分けると思います。
 
 
 
inboxで重要なのは、タスクを漏れなく書き出して、頭の中のモヤモヤをなくすことです。
 
頭の中がスッキリしていれば、余計な心配をせずにタスクの実行に集中できます。
 
なので、inboxに書き出す際にとにかく漏れなくすることが大切です。
 
 
inboxには戻さない
やらなかったタスクをinboxに再び書いてしまうこともよくあります。
しかし、一度inboxに書いたタスクは戻さないようにしましょう。
 
一度戻してしまうと、戻すことに罪悪感を感じずに、それが習慣化してしまいます。
 
プロジェクトに書いたタスクは必ず処理するようにしましょう。
 
 
 
タスクは動詞にする
タスクがたとえば、
「報告書まとめ」
 
と、
 
「報告書をまとめる」
 
だと、動詞で終わらせる方がタスクを処理しようという意識が感じられますよね。
 
タスクは必ず動詞で終わらせるようにしましょう。
 
 
処理と実行は同時には行わない
タスクを分類しながら実行はしないようにしましょう。
 
なぜかというと、タスクの実行段階でとにかく集中して作業するためです。
 
例外としては、先ほどの「4. 2分以内に処理できるかどうか」です。
 
これだけはすぐに終わらせてしまいましょう。
2分で終わることにはあまりエネルギーは使いませんし、逆にすぐに終わらせないとスッキリしません。
 
 
タスクをやる環境や時間を意識する
タスクをやるときは、その環境や時間を意識しましょう。
 
特に時間は大切です。
ゴールデンタイムと呼ばれる時間が誰にもあります。
その時間に集中してタスクを処理するようにしましょう。
 
 
 
タスクの区別をつける
タスクはしっかり区別をつけることが大切です。
 
3. 次にとるべき行動は複数かどうか」の段階で、前の作業に戻ることがないようにすることが特に大切です。
 
一度修正して、次の作業をしたあとにまた修正、というのはけっこう効率悪いですよね。
 
あくまでもGTDは効率化のために行なっています。
 
なので、効率が悪いことはどんどん削減していきましょう。
 
 
 
タスクのゴールと次の行動を考える
タスクの終了が終わりではないですよね?
 
タスクが終われば、次のタスクが生まれるはずです。
タスクをただ終わらせるのではなく、その先まで目を通せるようになると、長い目で見て効率化につながります。
 
 
 
やらないことリストを作る
これは絶対やらないぞ!というリストを作るのも有効な手段です。
 
例えばゲームは絶対しない!とか、夜に動画は見ない!とかです。
 
タスクの実行を妨害するような、どうしてもやめたい作業があるときは、やらないこととしてまとめるのはかなり有効ですよ。
 
 
 

GTDを実践した上で感じたこと

では、僕が実践した上で感じたことをまとめていきます。
およそ1年くらいは継続しているので、僕なりの問題点などをまとめています。
具体的なやり方に関しては、Evernoteを使って毎日タスクリストを作る、という感じです。
 
タスク処理ができないことが多い
まずは問題点から。
 
やはりなんといっても、タスクが処理できずに溜まってしまうことが問題です。
効率化したいはずなのに、タスクだけが溜まってしまうことが多いです。
 
そしてタスクが溜まってしまうと起こるのが次の問題です。
 
 
inboxに戻しがち
先ほど言いました、inboxにタスクは戻さないようにと。
 
でもやってみると、溜まってしまったタスクをinboxに戻してしまうことが多いんですよね。
 
どうせ分類しても、特に変わりはありません。またプロジェクトに戻ります。
 
しかし、またやりたくないとかそういう気持ちがまさってしまい、またinboxに戻る…というループになります。
 
なぜこういうことが起こってしまうのでしょうか。
 
 
タスク分類というタスクをやったという満足感
いやもうこれに尽きます。
 
「タスクを分類する」というタスクをやっただけで、タスクを処理したという満足感を得てしまうのが一番の問題です。
 
GTDをやればわかるんですけど、タスク分類ってかなり時間かかりますし、先のことまで考えたりすると、かなり頭を使います。
 
そして、やるべきことが整理されると、あとはやるだけだ!となって満足してしまうんです。
 
あとはやるだけなのにできないタスク。それはほとんど、いまやらなくてもいいという作業なんです。
別に緊急ではない、でもやった方が自分のためになる、そういうタスクです。
 
健康とか勉強とか、そういうタスクが多いとは感じます。
 
 
 
でも、そういうタスクをこなすことで、さらに満足感を得ることができるのも事実です。第2領域と言われる範囲のことです。
 
なので、いかにタスク実行までできるかということが重要です。
 
 
inboxは早く空っぽにするべき
まず大切なのは、inboxは常に空っぽにするということです。
 
トリガーリストでタスクを洗いざらい出したとしても、それをinboxに置きっぱなしにしてしまうと意味がありません。
 
タスクを整理して、何をしなければいけないのかということを明確にした方が、考え方も統一されるので、すぐに行動に移すことができます。
 
 
 
実行不可能の基準をしっかり考える
タスク分類の段階で気をつけるべきなのは、実行可能かどうかの段階で勝手に不可能と判断してしまうタスクです。
 
なぜそのタスクが不可能なのかは、今一度よく考えてみるべきです。
 
時間がないからできない、いまじゃなくていい、というのはかなり甘えています。
じゃあいま過ごしている時間を削ってすることは本当にできないのか、と考えると、おおよそほとんどのことはできるはずなんです。
 
もちろん何十年というスパンではできないかもしれませんが、1年というスパンであればおよそ実行することができます。
 
それをしようとしていないのは、すべて現状維持バイアスです。
 
他にも、そのために何が足りていないとかは、じゃあその足りないことを準備することは本当にできないのか、と考えるべきです。
 
 
 
勝手に実行不可能にしてしまうのは、本当にもったいないです。
 
でも、大きなことを掲げてしまうと、たしかに挑戦しづらいです。それは事実だと思います。
 
なので、そういうときはスモールステップの原理を考えてみてください。
 
 
 
 
 
タスクの細分化にこだわるべき
そして最後、実際にタスクを実行しようとしてできないことへの対処です。
 
先ほども言ったのですが、「タスクを分類する」というタスクをやっただけで、タスクを処理したという満足感を得てしまうのが一番の問題です。
 
 
では、なぜタスクの分類をして満足してしまうのはなぜでしょうか。
 
だって考えてみてください。タスクの分類をしたら、物事が非常に整理されているはずなので、とてもモチベーションも高いはずです。
 
それにも関わらず、なぜかタスクの実行段階になると躊躇してしまうんです。
 
 
 
これはまぁ僕の記事ではたくさん紹介しているのですが、やはり現状維持バイアスなんです。
 
本能的に人は、あまり行動を起こして変化を起こしたくないんです。
そういうもんなんです。
 
行動をすると、必ず次の行動をしなくてはいけなくなります。
でもそうすると、なにもしなくていいという現状からは変化が起こります。
 
人はこの変化を危険と認識する、それが現状維持バイアスなんです。
 
なので対策としては、変化を感じにくいくらいの小さな変化から始めるということです。
 
たとえば、また報告書まとめを例としますね。
 
 
報告書を上司に出すのに躊躇している人は、「上司を飲み会に誘うために声を掛ける」とかでいいんです。
 
 
報告書を書くのが嫌な人は、「報告書に適当な文字を書いて消す」をタスクにしてもいいんです。
 
 
また、報告書を見る段階が嫌な人は、「報告書のファイルを開く」から始めるのです。それをタスクにしてしまうのです。
 
 
ある行動を起こせない、起こしたくないと思っている原因は、必ず特定の行動を起こすのに躊躇しています。
 
なので、その行動をさらに細分化して、少しからでいいから手を付けるというのが非常に大切になってきます。
 
このあたりの話は全て別記事にまとめてありますので、そちらをどうぞ。
 
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
GTDは、あくまでもタスク分類に注目したタスク管理方法です。
なので問題となるのは、やはりタスク実行の段階です。
 
とにかく行動に起こすことが困難なことが多いです。
それまでの段階でできない人はあまり多くはないです。
 
なので、意識的に行動に移してみるということを心がけてみてくださいね!
作業興奮に関する記事を下に載せましたので、そちらはぜひ見てみてくださいね!
 
 
それでは!