青空の下でコーヒーを

自分がわからなくなった自分ために、自分を表現するためのブログ

なぜお腹周りに脂肪がついてしまうのか? 〜内臓脂肪が溜まる原因とその落とし方〜

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、お腹周りの脂肪が気になっていませんか?
 
僕自身、とても気にしています。いえ、正確には気になってきてしまったと言った方がいいですね。笑
 
大学に入ってからも運動は続けていましたが、なぜか会社に入ってからは、自分のお腹がだんだんと膨れているような気がしてなりません。
 
そして、ただ眺めているだけではずっと膨らみ続けてしまいます。
一刻も早く、このお腹を締めないと!
 
 
というわけで、今回はお腹周りに脂肪がついてしまう理由からその対処法まで、まとめます。
テーマは、
「なぜお腹周りに脂肪がついてしまうのか? 〜内臓脂肪が溜まる原因とその落とし方〜」
です!
 
 
 
目次
 
 
 

お腹周りの脂肪について

まずは、お腹周りの脂肪について。いろいろ前提を理解していきましょう。
 
 
そもそもですが、脂肪には2種類あります。
 
1つは、皮下脂肪
もう一つは、内臓脂肪です。
 
そして、男性の場合は内臓脂肪がつきやすいんです。
 
 
この2つ、どっちかわからないと対策もしづらいです。
ほとんどの男性は内臓脂肪だと思うのですが、念の為、確認する方法を。
 
1、背筋を伸ばして、お腹に力を入れます。
2、このとき、お腹がつまめる → 皮下脂肪
3、お腹がつまめなかった → 内臓脂肪
 
あまりお腹自体がつまめないのに、なぜお腹が出ているのか。
それは、腹筋の下にある内臓脂肪が腹筋を外に押し出しているから、ということなんです。
 
 
 
内臓脂肪は、名前の通り、内臓の周りについた脂肪です。
 
メタボと言われる、メタボリックシンドロームは、内臓脂肪が過剰に蓄積されたものです。
(ついでに、メタボの基準は腹周りにも項目が色々あります。特に血圧と血糖値を気にする必要があります。)
 
肥満による糖尿病、高血圧などの生活習慣病も、すべて内臓脂肪によるものです。
 
 
 
また、内臓脂肪が増えすぎると、脂肪細胞からインスリンの働きを阻害する物質が出たりします。そのため、インスリンの働きが悪くなり、糖尿病の状態となってしまうのです。
 
 
 
 

なぜお腹周りに脂肪がつきやすいのか

それでは、本題に入ります。
なぜ男性はお腹周りに脂肪がつきやすいのか。これを理解すれば、対処法も飲み込みやすくなりますよ。
 
 
 
ホルモンの関係
一番の大きな原因は、ホルモンによる影響です。
 
先ほど述べた内臓脂肪は、お腹にある腸間膜という、腸を固定するための膜に蓄積されることで形成されます。
 
この腸間膜という部位からは、アディポネクチンというホルモンが出ているそうです。
 
アディポネクチンは、糖分や脂質の代謝を良くする、いわゆる善玉ホルモンと言われるやつです。
 
ですが、腸間膜に内臓脂肪が付いてしまうと、このアディポネクチンが分泌されにくくなります。
 
 
というわけで、アディポネクチンが出なくなって、代謝が悪くなって、さらに脂肪が増える、という悪循環が進むわけなんです。
 
 
血行が悪い
それでは、なぜ腸間膜に内臓脂肪がついてしまうのかというと、それは腹部が血行が悪いからという理由になります。
 
もともと血流が良くない箇所なので、脂肪が燃えづらいんです。
 
血流が悪いと、脂肪を溶かすためのホルモン感受リパーゼという酵素も活性しにくくなり、結果的に内臓脂肪がたまりやすくなってしまうんですね。
 
 
 
基礎代謝が落ちたから
あとは、年をとるにつれてカラダ全体の基礎代謝が落ちるのも理由の一つです。
 
若い頃は新陳代謝も良いですから、何もしなくても消費カロリーが摂取カロリーを上回ります。
 
しかし年齢を重ねると消費できなくなる体になるため、摂取カロリー>消費カロリーとなり、結果的にカラダの中に溜まってしまうのです。
 
そして、溜まりやすいお腹へと蓄積されていくんですね。
 
 
 
さらに、先ほど話に出したリパーゼという酵素は、成長ホルモンによって活性化されるそうです。
つまり、年と重ねると成長ホルモンが出なくなるわけですから、脂肪燃焼のリパーゼが不活性になる、これも基礎代謝が下がる原因の1つに当てはまります。
 
 
 
 
もちろんこの他にも、運動とか姿勢とか骨盤とか、いろんな問題が加わってきます。
 
 
 
 
実は、お腹周りの内臓脂肪が一番落ちやすい
しかし、1つ朗報です。
 
お腹周りに脂肪がつきやすいというのは、逆に言うと、お腹周りは優先的に引き締まりやすいということになるのです。
 
 
お腹周りの内臓脂肪は、腹部の血行が悪いために溜まってしまっていますが、つまりは血行さえ良ければ内臓脂肪は燃焼されやすいとも言えるかもしれません。
(事実、お腹周りの内臓脂肪は血液中に溶けやすいという話もあります。)
 
血中に溶けた内臓脂肪は、血管をたどり体をめぐるようになります。そのため、お腹にたまらなくなりますし、ずっと順繰りしているのですから脂肪燃焼もしやすくなります。
 
だから、お腹の脂肪は最も落ちやすいんですね。
 
 
 

お腹周りの脂肪を減らす方法

それでは、どうしたらお腹周りの脂肪地獄から脱出できるのでしょうか?
 
まずは自分のお腹と向かい合う
とにかく方法を知りたい!という方が多いかと思います。
 
しかし、方法だけやっても、それは上っ面です。
 
本当に変えるべきは、自分がどう見えるかではなく、どう見せたいのか、という内面です。
 
ただただ大きくなるお腹を直視せずにいたら、本当に方法だけやっていればいいのでしょうか?
そんなことはないはずです。
 
 
 
ダイエットしようとしてもリバウンドしてしまうのは、一時的な短期的な欲求に身を任せているだけだからです。
 
なぜお腹が出てしまったのか、なぜ自分はお腹を凹ませたいのか、その理由を確固たるものにする必要があります。ダイエットも筋トレも、そこからスタートですよ。
 
 
 
ダイエットは長期戦です。2ヶ月で何キロ減量がゴールですか?何十年も体重をキープしている方がすごいと思いますよ。
 
 
 
自分のお腹と徹底的に向かい合うのであれば、まずは記録を取り続けることからです。
この後に、運動や食事など、いろんなことを書いていきますが、計測が続かないのであればうまくいきません。
逆に、計測さえしていれば、おそらく8割がたダイエットは成功です。
 
記録するということは、数字という事実が否応なく自分に突きつけられます。
最初はめまいがするくらい、自分を情けなく思うかもしれません。
しかし、数字という絶対的な指標で見るからこそ、目標がはっきり現実と理想の差として現れてきます。
 
この格差を実感することが、集中力を保つことにつながり、モチベーションの向上につながるのです。
 
 
 
大事なことなので、もう一度。
ダイエットは長期戦です。
これからいろいろ対処法を書きますが、大切なのは、何もしなくても勝手に脂肪燃焼をしてくれるカラダにしてしまうことです。
 
 
 
 
食事
まずは食事から。
 
先ほども言ったように、「摂取カロリー>消費カロリー」これが内臓脂肪がつく原因です。
 
 
 
そのため、内臓脂肪が取るためには逆の式に、「摂取カロリー<消費カロリー」にすればいいんです。
 
 
これには2通りあるのは、わかりますよね?
・摂取カロリーを少なくする
・消費カロリーを大きくする
 
食事でコントロールできるのは、主に摂取カロリーを制限する方です。
 
摂取カロリーを少なくする
・食べるのは腹八分まで
・1日の14〜16時間くらい、1日に食べない時間を確保する(断食)
・脂質を取り過ぎない
・糖質控えめ
・良質なタンパク質を摂取する(鶏胸肉、ツナ、卵、牛乳、豆)
・筋肉の元になる必須アミノ酸を取る(鶏胸肉、白身魚
・加工品はダメ(ハンバーグなど)
・揚げ物を減らして、加熱中心に
・ドレッシングやマヨネーズは使わない
・内臓脂肪になりにくい不飽和脂肪酸を取る(ナッツ、魚、アボカド)
カテキンを毎日625mg取る(緑茶2、3杯)
・水溶性の食物繊維をとる(海藻類、オクラ、アボカド、ごぼう、にんにく)
・お酒を控えめにする
 
 
消費カロリーを大きくする
・アディポネクチンを摂取して脂肪を燃やす(玄米、大豆、トマト、オクラ、ひじき)
・酢を使う(いちご酢)
 
 
これらの中から、取り組みやすいものから始めればいいと思います。
 
 
 
 
運動
食事に対して運動は、消費カロリーを増やす方法です。
 
先ほども言ったように、勝手に脂肪燃焼してくれるカラダを作るのが目的です。
 
そして、勝手に脂肪を燃焼してくれるカラダとはつまり、筋肉質なカラダです。
 
・ドローインなどの、お腹を凹ませるエクササイズ
・ツイスト系の、ねじり運動で有酸素運動
・筋トレで筋肉をつけることで、体の基礎代謝を上げる
 
主にはこんなところでしょうか。
お腹に集中するのであれば、ツイスト系の運動で血流を良くするのが効果的かもしれませんね。
 
 
睡眠
睡眠は、いわゆる健康的な睡眠を意識すれば大丈夫です。
 
 
しかし、睡眠が不十分になると、摂取カロリーを高めてしまう可能性が非常に高くなります。
 
それは、睡眠不足になってホルモンバランスが崩れることで、レプチンという満腹ホルモンが分泌されにくくなるからです。
 
レプチンが低下すると、空腹感が高まり、食欲が高まります。
そして、夜遅くに健康を害するポテチなどを食べてしまうのです。
 
 
睡眠不足の基準は人それぞれですが、少なくとも5時間はまとまった熟睡を取れるようにしましょう。
 
 
 
ストレス・心配事
あとは精神面です。
 
これもまたホルモンの影響なのですが、ステロイドホルモンというストレスに反応して分泌されるホルモンがあります。
 
特にコルチゾールというホルモンが、脂肪増加に大きく影響します。
別記事にも書いているのですが、基本的にコルチゾールは幸福感を満たしてくれるいいホルモンです。
 
しかし、本来は緊急時の危険に対応するためのホルモンです。
それが現代のストレスにも反応してしまい、分泌されることが多くなります。
 
 
コルチゾールは、短時間でエネルギーに変わり、幸福感を満たすホルモンです。
そして、短時間でエネルギーに変わるのは、糖分です。
そのため、砂糖が大量に含まれた食べ物や飲み物を欲する、それがコルチゾールが長期にわたって分泌されているときの脂肪貯蓄状態です。
 
 
 
いまのストレスは、原始時代における狩りでの危険とは異なります。しかし同じような反応を脳がしてしまうために、いろんな問題が生じます。
 
内臓脂肪とかに関係なく、ストレスはためないようにしましょう。
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
お腹が凹むと、やはり男としては自身がつきます。
周囲からの見た目も気にすることがなくなり、女性からもモテるようになり、人生がスマートになりますよ。
 
それでは!

DESC法とは? 〜アイメッセージを上手に伝える妥協点探し〜

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、自分の言いたいことをしっかり相手に伝えることができていますか?
 
コミュニケーションって難しいですよね。人の悩みはすべて人間関係によるもの、というアドラー心理学の言葉の通りだと思います。
 
相手を責めるような攻撃的な姿勢、自分だけが我慢して何も言わない消極的な姿勢、どっちにしても不快な感情が残ってしまいます。
 
そのため、「自分の気持ちをしっかり理解した上で相手も配慮した、互いを大切にしながら、自分の言いたいことを率直に伝えて、納得してもらう。」
このようなアサーションと呼ばれるコミュニケーションが大切だとされています。
 
今回は、そんなアサーションの中の1つである、DESC法についてまとめてみました。
テーマは、
「DESC法とは? 〜アイメッセージを上手に伝える妥協点探し〜」
です!
 
 
 
目次
 
 
 

DESC法とは?

まず、DESC法について簡単にまとめます。
 
DESC法は、アメリカの心理学者、ゴードン・バウアーによって提唱された、アサーションと呼ばれるコミュニケーション手法の1つです。
 
DESCはもちろん、頭文字です。
机のDESKと間違えやすいですが、最後は選択のChooseなので、Cですよ!笑
 
Describe 描写する
Explain 説明する
Specify 提案する
Choose 選択する
 
このD,E,S,Kの順に話すことで、相手に流されることなく、自分の主張を納得感を持ってもらいながら伝えることができるようになります。
 
論理的にも、感情的にも、どちらの面でも訴えることができる手法です。
そのため、相手と信頼関係を築きやすくなります。
 
ぜひこのDESC法を身に付けて、上手なコミュニケーションをとりたいものですね。
 
 
 

D、E、S、C、について

それでは、DESC法について1つずつ見ていきましょう。
 
D:客観的な事実を描写する
まずはDです。
 
Describe 描写する
 
なにを描写するか。それは、客観的な事実です。
最初に客観的な事実や状況を伝えます。最終的な妥協点を見つけるために、話し合いの場を整えるのです。
 
 
注意すべきポイントは、感情と事実を分けること。
最初に伝えるべきは、事実のみです。
事実は、相手も自分と同じように捉えられるはずです。捉えた際の感情に程度は違えど、立場が違えど変わらないことが事実です。
 
データを用いて端的に伝えると、よりよいですね。
 
 
E:自分の気持ちを説明する
続いて、Eです。
 
Explain 説明する
 
何を説明するか。それは、自分の気持ちです。
 
Dで客観的な事実を伝え、相手を同じ土俵に立たせます。
しかし、その事実の捉え方は人それぞれです。
 
そこで、まずは自分の主観的な気持ちを説明するのです。
相手との乖離があることを、ここできちんと説明するのです。
 
 
注意すべきポイントは、感情的にならないことです。
感情的になってしまうと、相手も感情的になり、攻撃的な議論になってしまいます。
 
そうではなくて、とにかく冷静に説明することが大切です。
 
そして、自分の弱い面、困っていること、よりよくできると思っていることを伝えるとよいです。
 
 
S:現時的な妥協案を提案する
そして、Sです。
 
Specify 提案する
 
いま相手と自分が置かれている状況に自分が困っていることを伝えたのちに、相手にしてもらいたいことを提案します。
 
 
注意すべきポイントが、ここは多いです。
 
まずは、現実的な妥協案であること。
あまりにも的外れなことを言っても、相手はなにも聞く耳を立てないはずです。
そのためにも、明確で、具体的、この2つを意識する必要があります。
 
 
そして、命令や強制ではないこと
あくまでも提案というスタンスが大切です。命令や強制だと、自分が相手より上にある感じですよね。
 
でも、その状況に置かれているのは、自分も相手も対等なはずです。フェアな提案をすることが大切です。絶対に相手を責めるようなことはしてはいけません。
 
 
C:YesとNoのどちらも想定した上で、選択してもらう
最後に、相手に行動に移ってもらうために、選択をしてもらいます。
 
Choose 選択する
 
なぜ選択してもらう必要があるのか。それは、先ほどの提案に対して、YesとNoの2通りの答えがあるからです。
 
Yesなら話は早いです。その提案の通りに物事は先に進みます。
 
問題はNoの場合。この方が多いとは思いますが。
なので、Noと言われた場合も想定して、その場合の代替案を新たに提案する必要があります。妥協点を探すのがゴールであるからです。
 
 
注意すべきポイントは、ここもいくつかあります。
 
まず、想定外の場合にも冷静に対応することです。
Noと言われた場合でも、いくつかパターンがあるかなと思います。
先ほどの提案に、やんわり拒否した場合、怒った場合、いろんなことが想定されます。
ときには想定外の反応をされるかもしれません。
 
そんなときに、こちらが感情的になっては、元も子もありません。絶対に冷静でなければ、このDESC法は意味がありません。
 
 
そして、双方にメリットがあることを主張することです。あくまでもゴールは妥協点。どっちにもメリットがあり、少しのデメリットがあることが大切です。片方だけにメリットがあっては妥協ではありません。
 
 
そして、前のステップに戻らないことです。特にDとEですね。
状況や自分の感情を何回も整理していると、先に進まないイライラ感がどちらにも発生してしまいます。
 
代替案を何回も提案するのも避けるべきですが、あらゆるパターンを想定しておくことで、それも回避できると思います。
 
DESCの流れに沿って、スマートに妥協点を探しましょう。
 
 
 

DESC法の例

ではわかりやすいように、DESC法の例を考えましょう。
 
他のサイトでは、遅刻する友人や上司への報告などが多いですが、僕のブログでは男女を例にすることが多いので、デートでのワンシーンにしましょうか。笑
 
 
相手(女性)は、少し露出が多い服を着がちです。足も腕も出しまくり、ヘソも出して、胸も谷間ががっつり見えています。
でも自分(男性)は、もう少し露出を抑えてほしいと思っています。
 
 
Describe 描写する
「最近さ、君ってけっこう肌見せているよね。ヘソも出しているし、谷間も見えちゃっているし。」
「そうね。そういうファッションが好きだからね。」
 
 
Explain 説明する
「でもね、僕はそんな君が心配なんだ。周りからやらしい目で見られている君の近くにいると、僕も嫌な思いをするし。あと誰か変な人に捕まっちゃいそうな気もするから。」
 
 
 
Specify 提案する
「だから、もう少し露出を抑えてほしいんだ。特にヘソと谷間は隠してほしいかな。」
 
現実的で具体的な提案を心がけます。
 
 
 
Choose 選択する
「もし露出抑えてくれたら僕は嬉しい。でも君も肌を見せるのが好きって言っているから、君の意思も尊重したい。だから、そういうファッションが好きな理由を聞いてみたいかな。」
 
やんわりとNoへのワンクッションを置いておきます。
 
「だって、少しは女性っぽく見せたいじゃん?
でも、たしかにヘソと谷間は男がよく見てくるもんね。
肩までならいい?」
 
「うん、それならいいよ。」
 
「わかった、じゃあそうする。注意してくれてありがとう。」
 
 
 
まぁこんな展開になるのも、彼女が優しいからですよね〜笑
 
なんとなくでDESC法の展開をつかんでくれたら嬉しいです。
 
 
 
 

DESC法の注意点

最後に、DESC法の注意点をまとめます。
 
Youメッセージではなく、Iメッセージで
自分の感情を伝える、特にEでの注意点です。
 
自分の気持ちを伝える際は、Youメッセージではなく、Iメッセージを意識しましょう。
 
Youメッセージは、相手が主語での話し方です。
「君ってほんと露出好きだよね。」
なんか嫌な言い方ですよね。
Youメッセージだと、どうしても君はダメという否定的な表現になりがちです。
 
だからこそ、客観的な事実に対して相手が知らない自分の感情を伝えるためにも、Iメッセージにして自分を主語にする必要があります。
 
そうすることで、相手も受け入れやすくなります。
 
 
結論の選択から逆算する
DESC法を使うときは、必ず結論であるCの選択から考えます。逆算的に考えなければいけません。
 
なぜかといえば、妥協点がゴールだからです。
妥協点がはっきりしないのに提案しても、本当にその妥協点にたどり着けるかわかりません。
そして、選択にはあらゆるパターンを想定しておくことが大切だからです。最初にいろんなことを想定してから、流れを組み立てて、話すときはDESCにすればいいのです。
 
 
 
妥協点がゴールであることを忘れない
何度も言っていますが、妥協点がゴールです。これを忘れてはいけません。
 
何が言いたいかというと、相手を自分の思い通りにしようとしないということです。
 
コミュニケーションは、最初に言いましたが、互いを大切にすることが大切です。そのため、自分の主張をきちんと伝えることも大切ですが、相手に歩み寄る姿勢を持つことが大切です。
 
自分の主張を通すためのDESC法ではありません。
相手の意見も聞いて、相手の拒否権も認めて、互いに納得できる妥協点を探すこと、これを意識しましょう。
 
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
自分らしさを主張しすぎると、周囲から嫌われてしまいます。
 
人気のある人は、他人に対する配慮や思いやりがあり、周囲の環境に気を遣っています。
 
そして、人は結局のところ自己中心的です。自分にとって利益があること以外、興味はありません。
 
そういうコミュニケーションの難しさを理解した上で、DESC法で上手にWin-Winになる妥協点を探してみてください。
 
それでは!
 

読みやすいブログは、どんなブログ?

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、どんなブログが読みやすいと思いますか?
 
僕もブログを書き始めて1年半、記事数も120本を超えてきて、ブログの書き方とかも修正しています。
 
そんななかで、どんなブログが読みやすいんだろう?と考えながら、なるべく読みやすいようにしようと心がけています。        
 
というわけで、今回は読みやすいブログの特徴についてまとめてみました。自分の意見も入れつつ、まとめていこうと思います。
テーマは、
「読みやすいブログは、どんなブログ?」
です!
 
 
 
目次
 
 

どんなブログが読みやすい?

まずは、どんなブログが読みやすいブログと言えるのか、考えてみましょう。僕は3段階あると考えています。
 
ストレスが少ない
まず1段階目として、ストレスなく読むことができることです。
 
読んでいる途中で、「なんだよこの文章、すっごい読みにくいんですけど〜」と思われてしまっては、すぐにページやサイトから離れてしまいます。
 
でもまぁ、これってブログに限らないですよね?
 
普通に話している日常会話の中でも、「なんかこの人の喋り方って、気に入らないなぁ」と思われると、すぐに耳や脳がシャットダウンしてしまいます。
 
人は、自分に関することや自分が興味があることしか、情報は受け入れません。そういうものです。
 
特にブログは、記事が一方的に見られている分、よほど興味がない限り、見ようとはしません。
 
まして、ストレスたっぷりな文章は絶対に読まれないです。僕も読みにくいサイトからはすぐ離れてしまいますし。笑
 
 
 
読者が一方的に選択的に読むことができるブログは、読者の方が立ち位置は上だと思います。読者が読むために支払う対価が少なく、得られる情報の価値が大きいブログほど読まれる、そういうものだと思います。
 
 
イメージできる
ストレスフリーな文章というのが大前提。
 
その次に大切なのが、読んでいてイメージすることができるブログは、読みやすいブログに当てはまると思います。
 
本とか小説でもそうですよね。読んでいて意味がわからないものよりは、読んでいて頭の中で情景や光景が浮かぶ本の方が売れていますよね。
 
ブログも文章という点、まったく同じだと思います。
 
僕のブログは抽象的な話が多い分、少しイメージしづらい点が多いかなと思いますが、それはテーマ次第です。
 
商品や自分の身の回りについて紹介するのであれば、読んでいてイメージできるようなブログの方が、圧倒的に読みやすいですし、興味が湧くと思います。
 
 
共感できる
最後に大切なのが、共感できるブログが読みやすいと思います。
 
コミュニケーションでもそうですよね。
自分と同じ意見の人の言葉には、積極的に耳を傾けると思います。
「そうそう!それそれ!」って言いたくなる、そんな魅力的かつ共感できる文章で構成されているブログは、読みやすいと思います。
 
もちろん、すべての人に共感されるブログは少ないというか、ほとんどないと思います。ブログを書いている人の考え方に100%マッチする人なんてほとんどいないと思うので。
 
それでも、そういう偏見をなるべく排除しつつ、世間の意見を取り入れているブログだと、必然的に共感しやすくなり、心理的ハードルが下がり、読みやすくなるんだと思います。
 
 
僕のブログは自分の考えをまとめているだけです。しかし、世間一般の考え方をまとめてから自分の意見を入れている感じの構成なので、(手前味噌で恐縮ですが、)読者が増えたり、スターをいただけるのかなと思います。
 
 
 
 

読みやすいブログの特徴

では、そんな読みやすいブログにはどんな特徴があるのでしょうか。少しだけまとめてみました。
 
 
タイトルと記事テーマが決まっている
まずは、ブログのテーマがしっかり決まっているブログは、読みやすいですよね。
 
重要なのは、テーマが決まっていることに合わせて、ブログの内容がタイトルからずれていないことです。
 
八百屋と聞けば、野菜は売っているだろうとなりますよね?
でも実際に行ってみると、野菜が少なくてお菓子ばっかりだとしたら、別のお店に行ってしまいそうですよね?
 
ブログのタイトルと内容も同じです。
タイトルと内容がマッチしていなければ、その記事のテーマがずれているということになります。
 
1つの記事で言いたいことは、多くても3つくらいに絞った方がいいと思います。
 
 
目次がある
次に構成についてです。
目次があるブログは、一般的に読みやすい傾向があります。
 
だって、目次があるということは、構成が整えてあるということですよね?
 
しっかりと全体の流れを考えていなければ、目次は絶対に作れません。
 
僕も最初に目次を構成してから、ブログを書き始めています。
 
 
ブログの導入時に目次があるブログは、そのまま読み進めてもいいと思います。
もし目次がなければ、ただ個人的な意見を書いている、主観的な文章が続いていると考えても大丈夫だと思いますし、あまり全体的な構成は考えられていないことが多いです。
 
ただし、あくまでも傾向です。目次があっても構成が整っていないこともありますし、目次がなくても全体の流れが考えられてある文章もあります。目次は1つの判断材料くらいに捉えてください。
 
 
最初と最後に結論やまとめがある
読みやすいブログは、最初と最後に結論やまとめがあることが多いです。
僕自身は、目次だけ読めばその後に書いてある内容がわかるように、目次とまとめを兼ねている感じにしています。
 
ただし、最初のまとめもまちまちですね。最初に結論を示してしまうと、その後を読んでもらえなくなる可能性も高くなります。
ある程度、導入時はミステリアスにしている方が、「この先に何が書いてあるんだろう?」と思わせることができます。
 
その微妙なバランスを捉えているブログは、とても読者の心理を捉えているなぁと個人的に感心しています。笑
 
 
 
あと僕は、結論はちょっと面倒くさくて、書いていないことが多いです…
 
というのも、まとめはさらっと終わらせて、もう一度読み返してもらうくらいのブログの方がいいかなと思っているからです。
 
僕自身が他の記事を読むときは、けっこう読み返しています。
読み返すときは、つまり内容をしっかり読みたい!と思っているときなので、結論だけでは満足しません。
 
なので、あまり結論を僕自身はつけていないです。(それにプラスで面倒というのが入ります笑)
 
 
しかし一般的には、まとめまでしっかり書いてあるブログの方が、終わりよければすべて良し的なスタンスで書かれていることが多いかなと思います。
 
 
導入時に問題提起などでターゲットを絞っている
読みやすいブログは、導入時に共感を得ています。
導入時はつまり、対面時でいうファーストインプレッションってやつですね。
 
ブログは文章なので、かなり一方的になります。
自分の意見だけ言っていると、読者は読むだけの受動的な立ち位置になってしまいます。
 
でも読みやすいブログは、話しかけるように書いたりして、一方的になりがちなブログでも、少しでも双方向性にしようとしています。
そうすることで、読者の「そうそう!」という共感を得ているのですね。
 
 
ちなみに、僕も最初は必ず太字で問いかけをするようにしています。この記事も最初は、
 
みなさんは、どんなブログが読みやすいと思いますか?
 
という導入で始めています。
 
 
共感を得るための手取り早い方法が、問題提起です。
最初に問題提起をすることで、自分と同じように考えている読者にターゲットを絞ることができるため、非常にやりやすい方法です。
 
読者を絞れば、その読者に向けた内容にすれば、読んでもらえる確率が高くなりますよね。内容も結果的に、ターゲットの読者のことを考えて構成されていることが多くなります。
 
最初に問題提起をして、話しかけるように書いてある文章は、読者のことを考えていることが多いかなと思います。
 
 
流し読みできる
ブログの中身に入っていきます。
 
読みやすいブログはストレスフリーですから、流し読みしやすいことが多いです。
 
どんな文章なら流し読みができるかと言われれば、こんな特徴があるかなと思います。
 
・無駄がない
・わかりやすい言葉で書かれている
・漢字の割合が意識されている
・強弱がはっきりしている
 
特に大切なのは、わかりやすい言葉で書かれていることかなと思います。
 
普段使われない専門用語とか略語ばかりの文章だと、まぁ読まれないですよね。
誰が読んでもわかる言葉で構成されている文章の方が、確率的に読みやすくなるのは、少し考えればわかることですよね。
 
 
ほどよい改行と段落間
読みやすい文章は、改行と段落間のバランスが絶妙です。
 
 
僕は、ちょっとここは苦手かもですね。というのも、スマホでこのブログをご覧になっている方が多いのですが、僕はPCで書いてPCで読み返すことが多いからです。
僕自身のために書いているため、スマホ向けに書いていないんです。だからスマホでのスクロールとかは一切考えていません。(おそらく今後もあまりスマホのことは考えないです。)
 
なので、僕のブログを読むときは、PCで読む方が読みやすいと思います、と一応ここで言っておきます…笑
 
 
とにかく、読みやすいブログの改行と段落間は整っています。
だいたい1つの段落は3,4行で、段落間は1,2行のことが多いです。
 
僕もPC上では、上に書いた改行と段落間を意識しています。
 
 
あとは、1文を短くすることですね。
リズム感良く読んでもらうためには、1文は短い方がいいです。
こまめに文を区切るようにされてあるブログは、比較的読みやすいかなと思いますよ。
 
 
文字の装飾が少ない
読みやすさを構成する強弱についてですが、
 
読みやすい文章は、装飾が少ないことが多いです。
これは文章に限らず、プレゼンとかでも同じなのですが、強調したいことがわかりやすい方が理解されやすいです。
 
例えば色なら3色くらいに抑えてある方が読みやすいですし、無駄に影や下線、斜体にする必要はないかなと思います。
 
僕もやるときは、普通の文体、青字の文体太字の文体青字太字の文体、これくらいです。無駄に色は使わないようにしています。
 
 
画像を入れる
いままでの読みやすい特徴に踏まえて、画像があるとさらに読みやすくなります。だって、視覚的な材料がある分、イメージしやすいですから。
 
僕は抽象的なテーマのブログということもあり、かつ面倒なので、あとは無料版のはてなブログなので制限があるため、画像は入れていないです。
 
しかし、画像がある方が圧倒的にイメージされやすくなります。
 
 
熱意が込めてある
最後に、いままでの特徴を踏まえた上で、ブログの作者の熱意が込められている方が、圧倒的に読みやすいです。
 
どうしても文章だと、機械的な感じがしてしまいがちです。
しかし、そこに少しでも人間味があると、文章の向こう側に書いている人を感じることができます。
 
あとは、音読して人間味が感じられる文章だと、書いている人の思いが込められていることが多いかなと思います。
 
僕も文語よりは口語を中心に文章を書いていますが、少しでも人間味を感じられるようにしているため、という意図もあります。
 
 
 

ブログのテンプレ ~PERP法~

いろいろ意識しながらブログを書くのも大変だと思うので、最初は何かテンプレに沿うと書きやすいかなと思います。
 
僕がブログを書くときに最初に参考にしたのが、PERP法と呼ばれるものです。
 
  1. Point まとめ
  2. Reason 理由
  3. Example 例
  4. Point 結論
 
最初にまとめを入れて、理由で引き込んで、例で納得させて、最後に結論で締める、という流れです。
 
話すときにも使えるテンプレなので、最初にブログを書くときはこのPERP法に従ったテンプレで書き始めてみるといいかもしれませんね。
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
今回はまとめていませんが、読みやすいブログを書くためには、先ほどの「読みやすいブログの特徴」から考えれば、こんな感じだと思います。
 
・タイトルと内容を一致させる
・目次をつける
・最初と最後にまとめと結論を入れる(PERP法)
・最初に話しかける形で問題提起をする
・わかりやすい言葉で流し読みできるようにする
・1つの段落を3,4行、段落間を1,2行にする
・文字の装飾は少なめ
・できたら画像を入れる
・熱意を込めて人間味ある文章にする
 
 
 
僕のブログ自体は、僕自身が読めればいいというのが最低ラインで設定しているのですが、僕が読みやすければ他の方にも読みやすいだろう、という考えのもと、ある程度文体は整えています。
 
ブログを書いている方に参考になれば幸いです!
 
それでは!
 

報酬系とは? 〜快感からやる気を生成する脳内システム〜

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、どんなときに頑張ろうと思いますか?
 
誰かから褒められた時、
ご褒美がある時、
夢に向かって頑張っている時、
 
いろんなシチュエーションがあると思います。
 
こういう頑張ろうというモチベーションには、報酬系という脳内システムが大きく関わっています。
 
つまり、報酬系をコントロールできれば、自分で頑張ろうというモチベーションを管理できるのです!
 
 
今回はそんな報酬系についてまとめます。
テーマは、
報酬系とは? 〜快感からやる気を生成する脳内システム〜」
です!
 
 
目次
 
 
 

報酬系とは?

 
まずは言葉から。
 
報酬系とは簡単にいうと、快感を感じる脳内システムのことです。
 
もっというと、報酬系とは、特定の神経回路のことです。
 
 
報酬系は、一般的に欲望が満たされた時に活性化されると言われています。
そして、報酬系が活性化されることで、快楽物質のドーパミンが分泌されるのです。
 
 
 
報酬系と調べると、よく「オペラント条件づけ」という言葉も見るかもしれません。
 
これは、ある行動をとることで快感を得られる場合に、いわゆる条件反射的な形で、快感のために行動をとるようになるというものです。
 
 
有名な例は、ラットの実験です。
中脳の中枢に電極を刺されたラットに、ある行動を学習させます。
それは、あるボタンを押すと脳内電極に電流が流れるというものです。
 
非常にエグい実験ですが、電流が流れて中脳の報酬系が刺激されることで、「ボタンを押す=気持ちいい」という方程式をラットが認識します。
 
すると、ラットは気持ちよくなりたいがために、ひたすらスイッチを押すようになります。
そしてラットは、電極によるダメージに気づかず、死ぬまで電流を脳内に流したそうです。
 
 
 
このように報酬系には、自らの意思では制御することができない、生理的・精神的な依存症状に陥る危険性も含まれています。
 
それくらい、報酬系が活性化されることで分泌される快楽物質には、中毒性があり、何度も何度も繰り返したくなるのです。
 
 
 
 
今回はこの報酬系について、
 
1. 報酬系が活性化する要因
2. 報酬系の注意点
3. 報酬系が分泌するドーパミンとその影響
 
という軸に沿って、まとめていこうと思います。
 
 
 
 

報酬系が活性化する要因

報酬系が活性化する要因は、たくさんあります。
 
まずは、報酬系を活性化させる報酬たちをまとめてみましょう。
 
動物的報酬
まずは、動物的報酬です。
もともとというか、ラットの実験でもわかるように、報酬系はすべての動物にあるといっても過言ではありません。
 
それくらい、動物にとっては必須の神経回路なんです。
 
そして、なんのための神経回路かと言われたら、2つです。
食欲、そして性欲です。
つまり、生理的欲求です。
 
食べること、性行為、つまり生きるために、子孫を残すために必要な脳の機能なんです。
 
食べることで快感を得たり、セックスすることで快感を得るというのは、マズローの第一段階欲求を満たすための機能なんですね。
この報酬系があるがために動物は生きてこられたんです。
 
 
 
しかし、人は欲張りです。
以下のような、少し高次な報酬でも人の報酬系は活性化されます。
これが人と他の動物との違いです。
 
 
社会的報酬
次に、社会の中で生きることで得られる社会的報酬です。
社会=人の輪と捉えてください。
 
マズローの欲求階層説で言えば、第3段階の社会的欲求を満たすものです。
 
他人から賛辞を受ける時、自分が集団の中で特別扱いされる時。
このような時に社会的報酬が得られ、報酬系が活性化されます。
 
 
 
感動的報酬
感動して心が満たされる時に得られる報酬です。
 
映画やドラマで感動したとき、このようなときも報酬系が活性化されるため、また感動したくなるために、映画をどんどんみたくなる。
 
そんな感動的報酬報酬系を刺激します。
 
 
 
達成報酬
なにかを達成した時に得られるのが、達成報酬です。
 
彼女ができた、給料が入った、車を買った、全部達成報酬です。
 
なにかを勉強して知識を身につけた、これも達成報酬に当てはまります。
けっこう幅広いのが達成報酬です。
 
 
薬物的報酬
ここから危険度が変わります。アルコールやたばこ、薬物など、病気とも認識されるようなものが、薬物的報酬です。
 
他と異なる点は、薬物を摂取することで報酬系を誤作動させる点、と言えばよろしいでしょうか。
 
 
ゲーム的報酬
ゲーム感覚で得られる報酬です。
 
PCゲームやスマホゲーム、ギャンブルもこの類に当てはまります。
 
このゲーム的報酬は、薬物的な成分を摂取しない点で薬物的報酬とは異なりますが、しかしとても危険な報酬に当てはまります。
 
 
 
 
 
 

報酬系の注意点

では、そんな報酬系に関する注意点をまとめます。
 
 
報酬を期待できるだけでもドーパミンを分泌する
報酬系は、実際に得たり達成しなくてもいいんです。
 
向こうの気があるから妄想の中で告白のシチュエーションを考えたり、もうすぐ納期間に合うから終わりが近づいてきたり、
 
報酬が得られそうだとわかった段階でも、ドーパミンは先行して放出されることがあります。
 
 
デメリットとしては、実際に手に入れなくてもいいという反面、実際に手に入れた時の快感度合いが減ってしまいます。
 
つまり、彼女ができた瞬間に満足したりしてしまう、その後すぐに冷めてしまう、そんな感じです。
 
手に入れるプロセスを楽しんでいるのか、プロセスの後の結果から生まれる何かを大切にするのか、よく考える必要があります。
 
 
 
薬物は報酬系を誤作動させる
コカイン、覚醒剤、このあたりの薬物は報酬系に大きな影響を与えます。
 
報酬系を誤作動させて、過剰なドーパミンを放出させるものと捉えてください。
 
強烈な快感を得られたら、どうしましょう?
また同じ快感を得たくはないですか?
 
強烈だからこそ、薬物の依存症というのは抜けられないんです。
 
 
耐性がある
また、報酬系には耐性があります。
 
つまり、同じ量では満足できなくなるということ
 
だからこそ、薬物というのは抜けられなくなるし、もっと激しくなったりするんですよね。
 
足りないと快感じゃなくて不快感になるので、制御が効かなくなります。
 
 
 
短期的報酬を求めると依存的になる
そして、短期的報酬を求めると依存症になる確率が急激に増加します。
 

いそん‐しょう〔‐シヤウ〕【依存症】

《「いぞんしょう」とも》ある物事に依存し、それがないと身体的・精神的な平常を保てなくなる状態。アルコール依存症のような物質に対するものと、インターネット依存症のように行為に対するもの、共依存のように人間関係に対するものがある。
 
それなしでは普通に生きられなくなることを、依存症と言います。
 
先ほどの薬物的報酬が物質依存、ゲーム的依存が行為依存に当てはまります。(共依存は今回は置いておきます。)
 
 
 
では、短期的報酬を求めると、なぜ依存症になりがちなのでしょうか。
 
 
 
それは、短期的報酬は容易に快感を味わうことができるからです。
 
だって、アルコールもタバコも、とっても簡単に手に入りますよね。
ゲームだってギャンブルだって、すぐに楽しむことができます。
 
 
社会的報酬とか達成報酬とかに比べると、10分もあれば達成できてしまうのが短期的報酬の大きな特徴です。
 
しかも、得られる快感の度合いは違えど、得られる快感の種類に大差はありません。
 
それならば、より手軽に得ることができる短期的報酬の方が手っ取り早く気持ちよくなれますよね?
 
 
 
そう考えて短期的報酬ばかりを得ようとしていると、こう考えるようになります。
 
「社会からの承認とか、夢とか、馬鹿らしいな。」
 
こう思ってしまうと、すぐに得られる短期的報酬を求めるように、脳内の報酬系がそれに合わせて変化するそうです。
 
報酬系が変化してしまい、常に快感を欲する状態を精神依存と言います。
または、体内に快感を引き起こす成分を欲して心拍数や発汗などの身体的症状が出るのを身体依存と言います。
 
こうして、依存症のような状態に陥っていくわけです。
 
 
 
このような目先で得た報酬は、幻想の産物とも言えます。
目の前の欲望に溺れると、這い上がってこれなくなりますよ。
 
 
 

報酬系が分泌するドーパミンとその影響

それでは、報酬系が刺激されることによって分泌されたドーパミンの影響についてです。
 
 
快楽中枢を刺激する
報酬が得られると、まず中脳とよばれる脳の根幹が活性化されます。中脳のなかでも、腹側被蓋野という部分が活性化されるそうです。
 
そして、ここからいろんな脳の部分に神経がつながっているそうですが、その神経系が報酬系と呼ばれます。
 
特に、報酬系の中枢と呼ばれるのが、A10神経と呼ばれる箇所です。このA10はドーパミン神経とも呼ばれる場所です。
 
A10神経系が脳のいろんな箇所につながっているために、中脳から前頭前野扁桃体側坐核などにドーパミンを伝達するのです。
 
そして、快楽中枢と呼ばれる側坐核ドーパミンが刺激します。
 
ただし、側坐核ドーパミンが働いてから効果が出るのには、約10分かかります。
これが作業興奮と呼ばれるものです。
とにかく、ドーパミンによって意欲や好奇心、幸福感が高まり、達成感、高揚した気分、快感を得ることができるのです。
 
そして、またこの快感を味わいたい!と思うことで、モチベーションの維持にもつながります。
 
 
交感神経が活発になる
ドーパミンによって、脳や身体は興奮状態になります。
 
これは、交感神経がドーパミンによって活性化されるためです。
 
闘争・逃走反応の原理はまさにこれなのですが、ぜひ別記事をご覧ください。
人間の本能的な部分になります。
 
達成度合いが大きいほど、多く分泌される
ドーパミンは、達成までの期間が長かったり、達成するのが困難なほど、多く分泌されるそうです。
 
他人に褒められるのも、そんなに簡単ではなかったりするかもしれません。
達成するのが困難な目標を達成するのも、やはり容易ではありません。
 
 
そんな達成度合いが大きく感じられるほど、喜びはもちろん大きくなりますし、達成までのプロセスは辛いかもしれませんが、達成することで充足感を得られます。
 
 
ドーパミン自体が幸福感をもたらすのではない
 
また重要なのは、ドーパミンを分泌すること自体が幸福感をもたらす、ということではないという点です。
 
非常に勘違いしやすい点ですが、ドーパミンはあくまでも行動を起こさせるためのホルモンです。
 
ドーパミンが分泌されることで快楽中枢などが刺激され、そこで初めて快感や幸福感が得られるのです。
 
 
 
ちなみに言うと、ドーパミンには多くのホルモンが連鎖しています。
 
テストステロン、オキシトシングルタミン酸、GABAなどなど。
僕もまだまだ勉強中なので詳細は割愛しますが、別記事もあるので参考までに。
 
 
 

報酬系を上手に活用する

それでは最後です。
 
良い面も悪い面もある報酬系ですが、結局は行動の源泉になるのが報酬系でもあります。
 
つまり、報酬系をコントロールさえできれば、望む方向に人をコントロールすることができるのです。
 
では、どうすれば報酬系を上手に活用できるのでしょうか。
 
 
褒めて伸ばす
まず、褒めて伸ばすというのは典型的な報酬系を活用した行動ではないでしょうか。
 
お手をしたらおやつがもらえる、犬と一緒です。
 
勉強したら褒めてもらえる。
皿洗いしたら褒めてもらえる。
靴をきちんと整えたら褒めてもらえる。
 
褒めてもらえて気持ちよかった。
だから、褒めてもらいたいからもう一度する。
 
子供はそんなもんです。
 
そして、大人もそんな大差ありません。人間ですから。
 
 
行動のあとに快感を与えてあげること、これが他人をコントロールする簡単な方法の1つです。
 
 
自分に報酬を与える
そして、それは自分にとっても同じです。
 
なにか習慣づけしたいと思っても、なかなかできないのが人間です。
 
だから、スモールステップを意識して報酬を与えるようにしましょう。
 
詳細は他の記事に書いてあるのでそちらをどうぞ。
 
注意点としては、褒美を得ることを目的にしてしまうことです。
それこそが短期的報酬のための行動、手段の目的化になってしまっています。
 
褒美の目的化には注意が必要です。
 
 
報酬系を基準としたシステムを構築する
このように、人は報酬を基準とした行動で統制することが最も簡潔です。
 
そんな、報酬系を基準とするシステムこそが、システムを構築する人には求められます。
 
例としては、Facebookのいいね!ですね。
 
投稿して、いいねをもらうことで、承認欲求が満たされ快楽につながります。
 
そして、またいいねをもらうために投稿したくなる。
 
最近はインスタの方がその傾向が強くなりましたが、やはり承認欲求を満たす報酬系を基準としたシステムです。
 
このように、ITと報酬系は容易に結びつくのです。
なぜなら、ITが人のつながりを近くしたために、承認欲求を得られやすくなったからです。
 
 
なので、人を統制することがある場合は、報酬系を基準にしたシステムを組むと、とてもやりやすくなるはずですよ。
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
報酬系とは、神経回路のことです。
 
報酬系にはドーパミンが大きく関与してきますが、報酬系ドーパミンの発生をコントロールできると、人は容易にコントロールできるようになります。
 
理性的に人をコントロールするのではなく、脳という人の基幹システムから自在にコントロールできるようになりたいですね。
 
それでは!
 
 
 
 

【感謝!】初!コメントいただきました!

どーも!青空コーヒーです!

 

今回は号外的な扱いで!笑

 

先日、初めてブログ記事にコメントをいただきました!ありがたい!

とても嬉しかったので、記事にしてしまった次第です。笑

 

 

 

僕のブログは周知の通り、ブログのサブタイトルにもある通り、目的ははっきりしています。

 

自分がわからなくなった自分ために、自分を表現するためのブログ

 

ブログを始めて約1年半になりますが、目的に関しては一貫しています。

内容に関しては、僕が気になったことわからなくなったことを基準に記事にしていますので、目的からブレないんですよね。

 

アフィリエイトも特にしていませんし、お金儲けのためならとっくにwordpressとかで本格的に始めていますし、メルマガとかを基準にやったほうがスモールビジネスにはなるんだろうとは思います。

 

でも、それは僕の目的ではありません。

 

僕自身が再び困った時に、絶対にここに戻れば自分なりの答えが見つかる、自分の軸となる場所が欲しかっただけです。

 

 

 

普段こうやって生活していても、なかなか人生とかについて深く考えたりしないですよね?

でも、困った時の方が、人は考えるものだと思いますし、そういう根本の考えがしっかりしている人の方が、生きるときに揺らぐことがないんだと思っています。

 

それは、自分の弱さをわかっている人ほど強い、という考えのもとです。

 

だからこそ、僕も僕自身が何を考えているかよくわからないからこそ、こうやって言葉にしてストックを作っているんです。

 

 

 

そんな目的なのに、コメントをしてくださる方がいらっしゃるなんて!

もう、感激ですね。

こんな自己中なブログを見てくださるなんて、、、

 

一応他の人に見られてもいいように、文章の体裁はあくまでも普通のブログっぽくしていますが、見られるのが目的ではありません。これだけは何度でも言っておきます。

僕自身が再びこのブログを見る時に、読みやすい形式で保存しておくように、普通のブログっぽくしているというのが大きいです。笑

 

ただそれでも、実際問題として、こうして記事を見てくださり、読者になってくださったり、スターをつけてくださったり、ブックマークしてくださったり、コメントをしてくださる方もいるわけで。

 

 

(ちなみに気になっている人はいないかもしれませんが、笑

実はこのブログ、意外と読まれているんですよね。

自分でもびっくりなんですが、1日に300アクセス、いまは月5000アクセスくらいですが、今年の1,2月くらいは最高で月15000アクセスくらいだったんです!

月に1万PV獲得すれば収益化できるとも言われるのがブログの世界ですから、まぁそれなりのブログらしいですよ。笑

 

こんなブログの読者になったりブックマークをしている方、自分で言うのもなんですが、きっと目が肥えてますよ!笑)

 

 

 

 

僕も僕自身、そんなに風変わりな人間だとは思っていません。わりと順当な人だとは思っています。

ですから、僕自身がわからないことは、おそらく他の人もわからないことなんだろうと思います。

だからこそ、こうやって僕のブログまでたどり着いてくださっているんだろうなと思います。

 

 

 

 

なので、考え方をひとつ、広げようと思います。

 

自分がわからなくなった自分ために、自分を表現するためのブログ

 

このサブタイトルを変えるつもりはないのですし、僕自身が再び困った時に「絶対にここに戻れば自分なりの答えが見つかる」そんな自分の軸となる場所が欲しかっただけという動機も変わりません。

 

しかし、同じようなことを思ってくださる方がいるのであれば、そんな「自分がわからなくなった他人のためのプラットフォーム」てきな立ち位置としてこのブログが扱われてもいいのかなとも思いました。

 

 

以前どこかの記事でも言っていますが、コメントは特に制限していません。

もしも、「これについて私も悩んでいるんです。」とか、「これってどういうこと?」とか、悩みや困りごとがあれば、コメントに書いてみてください。

おそらく僕の性格上、反応しないことはないです。笑

 

もしその内容が僕も思っていることであれば、それは僕もぜひ記事にして自分の考えとしてまとめていこうと思います。

 

そうすれば、自分がわからなくなった他人のためのプラットフォームというブログとしても成立すると思っています!

 

もし読んでくださっている方も、考えに困って戻る場所を探していて、このブログがそういう立ち直り地点になるのであれば、それは大変光栄なことです。

 

そういう扱い方でこのブログを使ってもらっても構いませんよ!

読むのももちろん自由なので、ほんと、ご自由にこのブログは使ってくださいね!

 

 

 

というわけで、号外はこの辺で終わります。笑

 

また週一くらいでのらりくらりと更新していきます。

 

それでは!

 

 

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運命は自分で決められる! 〜宿命と運命の違いから考える〜

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、運命って自分で決められるものだと思いますか?
 
多くの人は、運命なんて信じないっていうかもしれません。
もしくは、運命があったとしても、自分の力ではどうしようもないと思っているかもしれません。
 
しかし、運命は自分の力で変えることができます。
 
それは、宿命運命に分けて考えれば、見えてきますよ。
 
今回のテーマは、
「運命は自分で決められる 〜宿命と運命の違いから考える〜」
です!
 
 
目次
 
 

運命とは?宿命とは?

まずは言葉の定義の確認からです。
 
運命と宿命、この2つの定義から確認しましょう。
 
うん‐めい【運命】
 人間の意志を超越して人に幸、不幸を与える力。また、その力によってめぐってくる幸、不幸のめぐりあわせ。運。「運命のなせる業」「運命をたどる」
 将来の成り行き。今後どのようになるかということ。「国家の運命」
 
 
簡単にいうと、巡り合わせです。人の意志によらない幸と不幸です。
 
 しゅく‐めい【宿命】
生まれる前の世から定まっている人間の運命。宿運しゅくみょう。「海に生きる宿命にある」「つらい宿命を負う」

宿命(シュクミョウ)とは - コトバンク

 
一方の宿命は、前世から決まっていることです。
 
注目すべきは、宿命という言葉の定義に運命という言葉が使われていることですね。
 
つまり、運命の中の1つが、宿命である、そう言うことができます。
 
 
 
では、運命の中で宿命だけなにが違うのでしょうか。
 
それは、絶対に変えることができないものが宿命、という事実です。
 
だって、自分の生まれる前の話が宿命ですよ?
なにがなんでも変えられないですよね。
 
宿命によって決まるものは、家族です。家族を取り巻く環境です。
これはどうやってもスタートから背負うものなのです。
 
 
 
そして、宿命によって、運命がある程度左右されてしまうのも事実です。
 
宿命によって、裕福な家庭に生まれるか、貧乏な家庭に生まれるか、だいぶその先の生き方に違いが出そうですよね。
 
親がスポーツ万能か、芸術に長けているか、喧嘩っ早いか、病気気味か、これもまた自分のこれからの人生を左右するものになります。
 
宿命というのは、絶対に自分では変えることができないアドバンデージもしくは重荷のことです。
 
 
 
しかし、変えられないのは宿命だけです。
 
巡り合わせの運命は変えることができます。
 
 

命は自分で決められる

 
運命は、巡り合わせです。自分の意志では決めることはできません。
 
しかし、コントロールできないかと言われたら、そういうことでもないんですよね。
 
じゃあ、極端な例で考えてみますね。
 
もし、大金持ちになりたいAさんとBさんがいるとしましょう。
 
Aさんは、特に仕事もせず、大金持ちになりたいとは思っているものの、華金はいつもキャバクラ通いです。
 
一方のBさんは、仕事は勤勉に頑張っており、毎日神社に通いながら神頼みをして、宝くじを毎月100本買って、毎月の当選結果から数字の分析をして、少しでも当たるように努力している。
 
 
 
さぁ、どちらが大金持ちになる確率が高いでしょうか。
 
大切なのは、常日頃目的に向かって努力しているかどうかです。
 
この宝くじを当てる!って言ったら当たるものではないですよね?
でも、努力して、少しでも確率をあげようと努力していたら、いざというときに当たるかもしれません。
それが巡り合わせです。
 
 
 
では、もう1つ例を。
お金じゃなくて、人間性で考えてみましょうか。
 
CさんとDさんは美女と付き合いたいと思っているとします。
 
Cさんは怠惰な生活をして、ゲームしてテレビ見てばっかり。女の子とも喋る機会は少ないです。
 
一方のDさんは、美女がどうしたら喜んでもらえるのかを研究し、周りの女友達とも積極的に話して、会話の勉強をしています。
 
 
ある時、そんな2人の目の前で美女が財布を落としました。美女は気づいていません。
2人は財布を拾って、美女に話しかけます。
 
さて、どちらが美女と食事に行く可能性が高いでしょうか。
 
 
 
答えはわかりません。人間性以外の要因(容姿とか)も多いので。
しかし、常日頃努力をしているDさんの方が、中身の面ではアドバンテージがありそうですよね。
 
 
 
巡り合わせとは、その場ではどうすることもできないのです。
 
しかし、その一発勝負の場のために努力すること、様々な選択をすることはできます。
 
つまり、巡り合わせは、日頃の努力の積み重ねで、結果として変わる可能性があるのです。
 
 
 
100%ではないかもしれません。しかし、運命は自分で決めることができるのです。ある程度は。
 
 
だから、運命を自分でコントロールするには、常日頃努力しないといけないんですよね。
 
そのためには、考えるだけではダメです。とにかく行動に移していかないと、なにも始まりません。
 
多少のリスクをとったり、やってみることで、はじめて手に入れられることができるものがあります。
 
しかし、なにもしようとしないのであれば、それは現状維持バイアスです。選択をせずに、ただ迷っているだけです。選択することで変化する未来が怖くて、何もしない方が楽という現状で満足してしまっているのです。
 
それでいいのなら、それまでです。
 
もし自分の運命を変えたいと思うなら、とにかく行動ですよ。
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
自分の宿命は変えることはできません。
 
しかし、運命は変えることができます。
 
いつ起こるかわからない、いざというときの巡り合わせのために、どれだけ常日頃行動して努力することができるか。
 
よくよく考えて、行動に移すことから始めてみませんか?
 
それでは!
 

コンピテンシーとは? 〜業務直結能力を取り入れる上での注意点〜

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんには、モデル的な人が近くにいますか?
 
企業では、必ず模範となる人がいるはずです。
 
もし皆がその模範のような行動をすれば、きっと会社としては成長しますよね?
 
なので、皆が模範のような行動を取れるように、模範となる人物の能力を真似する必要があります。
 
そのすごい能力を、コンピテンシーとも言います。
 
今回は、コンピテンシーの概念について学び、コンピテンシーにおける注意点を学んでいこうと思います。
 
テーマは
コンピテンシーとは? 〜業務直結能力を取り入れる上での注意点〜」
です!
 
 
 
目次
 
 
 

コンピテンシーとは?

まずは、言葉の確認です。
 
コンピテンシーは英語でcompetencyと書きます。
 
英語での意味は、適格性とか出たりします。が、一般的には別の意味で用いられます。
 
それは、「業務直結能力」です。
業務直結能力を簡単にまとめると、
 
「状況に対応した良い判断、効率的な行動」となります。
 
コンピテンシーは、成果を出しているハイパフォーマーの動機、意識、行動をモデル化することで得られるものです
 
 
 
なので、コンピテンシーがある人材は、以下のような特徴があります。
 
・今自分がすべきこと、生み出すべき成果は何かを、いままでのシナリオの延長線上に明確にイメージできる。
・自分の取り巻く環境を客観的に把握できる。
・自分が使える資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を確認できる。
 
 
いやぁ、素晴らしい人材ですよね。
 
企業はもちろん、こんな素晴らしい人材を何人も生み出したいと思っています。
なので企業、特に評価する人事たちは、この素晴らしい人材の特徴、つまりコンピテンシーをリスト化します。
 
いろんな項目を設定し、レベルも設定し、行動を詳細にまとめていきます。
 
みながコンピテンシーがあれば、社員の行動が柔軟になり、成果が安定してくるのです。
 
 

なぜコンピテンシーが重要なのか

コンピテンシーは、比較的最近になって認知されてきた言葉です。
 
 
なぜコンピテンシーが重視されるようになってきたのでしょうか。
 
 
 
いままで、評価はおおよそ成果基準でした。
 
売上がいくら、粗利がいくら、成約数がいくつ、そんな感じです。
 
しかし、それはあくまでも結果
結果の前にあった行動、プロセス、そこが見落とされていることが多かったのです。
 
 
成果をあげている人には、一定の行動をしたり、一定のプロセスを踏んでいるかもしれませんよね。
 
そしたら、そういう成果につながる行動特性を取っている人は、きちんと評価するべきですよね。
 
 
 
今の時代は、人間性が重要な時代になってきました。
 
そのため、成果の陰に隠れている、行動の元になっている、性格や考え方、価値観を評価していこうというのが世の中の動きです。
 
そういう見えにくい部分がコンピテンシーなのです。
 
 
 

コンピテンシーの注意点

素晴らしいことだらけに見えるコンピテンシーですが、注意点もあります。
 
今回の本題はここから、コンピテンシーの注意点をざっくりまとめます。
 
行動はなんでもよくない
まず、モデルとすべき行動はなんでもよければいい、ということではありません。
 
というのも、行動とか工夫とかは、その行動を起こした状況によって程度が変化しますよね。
 
だから、一般的にモデル化しづらいんです。
 
緊急時の行動とか、エクセルスキルとか、そういうのは一旦排除します。
 
コンピテンシーでの行動は、用意周到でなければなりません。しっかりと準備されて、練られた行動でなければなりません。
 
 
 
経験は質が大切
コンピテンシーでは、経験が重要視されます。
 
なぜなら、経験を繰り返す上で、それを反省し、次に活かすというPDCAサイクルが重要だからです。
 
しかし、経験もとにかくすればいいというものではありません。
 
コンピテンシーへと近づけていくためには、経験の質が重要です。
 
ここで、経験は通常、
 
経験=(行動⇒プロセス⇒結果)
 
という方程式で解釈されます。
 
ある行動が起こされ、その積み重ねであるプロセスによって、結果が生み出されるといった具合です。
 
このような、経験の内的な部分が重要視されます。
 
 
意図、意識、目的を中心とした評価
コンピテンシーを評価する際は、成果ではなく、行動から評価します。
しかし、ただ行動したところで意味がありません。
 
 
しかも、例えばAさんが成果を出すために行っていた行動がコンピテンシーとして、それをBさんがそっくりそのままやったとしても、あまり意味はありません。おなじ成果が出るとも限りません。
 
行動だけに着目しても、その個人の能力とか、役職とか、環境とか、変化する要素はたくさんあります。
 
 
そのため、その行動がなんのための行動なのかという点を評価しないといけませんよね?
 
 
その評価項目となるのが、意図とか、意識とか、目的です。
 
これらは、すべてその人の動機、価値観から生まれるものです。
 

「なぜその行動をしたのか」

 
そういう、行動の軸となるものを評価することで、コンピテンシーリストは価値を生み出します。
 
 
 
項目はMECE
気をつけるべきは、評価項目はすべてMECEでなければなりません。
もれなく、だぶりなく、評価項目はあるべきですよね。
 
コンピテンシーは概念的な話になってしまうので、どうしても曖昧な定義になりがちです。
 
しかし、人を評価する基準が曖昧では、評価される側は納得しません。
 
きちんとした評価項目を意識するのが重要です。
 
 
 
 

コンピテンシーを取り入れるには?

では、いまコンピテンシーがなくて、身につけようとしている人に向けてですが。
 
どのようにコンピテンシーを取り入れればいいのでしょうか。
およそ3つ方法があります。
 
自分の経験を振り返る
まずは、自分の経験を振り返ることからです。
 
先ほども言いましたが、
 
経験=(行動⇒プロセス⇒結果)
 
です。経験を振り返るとは、結果だけを振り返るのではなく、その結果を生み出した行動やプロセスも含めて振り返ることです。
 
なぜその行動を起こしたのか、そういう自分の意図も振り返りましょう。
 
 
他人の経験を取り入れる
自分だけに目を向けているばかりでは成長しません。
 
コンピテンシーモデルとなる、他人の良い経験を取り入れるように努力しなければいけません。
 
他人がどういう考えでどんな行動をしたのか、常日頃から周りに目を配りましょう。
 
 
継続的に振り返る
ただ経験をするだけではいけません。
大切なのは回数ではありません。
 
経験したことを、意図的かつ継続的に振り返ることです。
 
 
なんども繰り返し振り返ることで、なにが変わってきて、なにが変わっていないのかがわかります。
 
変わっていないけど変えたいと思っていることがあれば、それは現状維持バイアスです。
 
とにかく変えるように、行動に移していく必要があります。
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
モデルとなる人の行動や意識を基準としたコンピテンシーは、これから人が評価される上で重要なものになってきます。
 
コンピテンシーを自分に取り入れていくときは、「なぜその行動をしたのか」、それを意識しながら繰り返し振り返って、他人の良いところは真似していくようにしていきましょう。
 
それでは!