青空の下でコーヒーを

自分がわからなくなった自分ために、自分を表現するためのブログ

読みやすいブログは、どんなブログ?

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、どんなブログが読みやすいと思いますか?
 
僕もブログを書き始めて1年半、記事数も120本を超えてきて、ブログの書き方とかも修正しています。
 
そんななかで、どんなブログが読みやすいんだろう?と考えながら、なるべく読みやすいようにしようと心がけています。        
 
というわけで、今回は読みやすいブログの特徴についてまとめてみました。自分の意見も入れつつ、まとめていこうと思います。
テーマは、
「読みやすいブログは、どんなブログ?」
です!
 
 
 
目次
 
 

どんなブログが読みやすい?

まずは、どんなブログが読みやすいブログと言えるのか、考えてみましょう。僕は3段階あると考えています。
 
ストレスが少ない
まず1段階目として、ストレスなく読むことができることです。
 
読んでいる途中で、「なんだよこの文章、すっごい読みにくいんですけど〜」と思われてしまっては、すぐにページやサイトから離れてしまいます。
 
でもまぁ、これってブログに限らないですよね?
 
普通に話している日常会話の中でも、「なんかこの人の喋り方って、気に入らないなぁ」と思われると、すぐに耳や脳がシャットダウンしてしまいます。
 
人は、自分に関することや自分が興味があることしか、情報は受け入れません。そういうものです。
 
特にブログは、記事が一方的に見られている分、よほど興味がない限り、見ようとはしません。
 
まして、ストレスたっぷりな文章は絶対に読まれないです。僕も読みにくいサイトからはすぐ離れてしまいますし。笑
 
 
 
読者が一方的に選択的に読むことができるブログは、読者の方が立ち位置は上だと思います。読者が読むために支払う対価が少なく、得られる情報の価値が大きいブログほど読まれる、そういうものだと思います。
 
 
イメージできる
ストレスフリーな文章というのが大前提。
 
その次に大切なのが、読んでいてイメージすることができるブログは、読みやすいブログに当てはまると思います。
 
本とか小説でもそうですよね。読んでいて意味がわからないものよりは、読んでいて頭の中で情景や光景が浮かぶ本の方が売れていますよね。
 
ブログも文章という点、まったく同じだと思います。
 
僕のブログは抽象的な話が多い分、少しイメージしづらい点が多いかなと思いますが、それはテーマ次第です。
 
商品や自分の身の回りについて紹介するのであれば、読んでいてイメージできるようなブログの方が、圧倒的に読みやすいですし、興味が湧くと思います。
 
 
共感できる
最後に大切なのが、共感できるブログが読みやすいと思います。
 
コミュニケーションでもそうですよね。
自分と同じ意見の人の言葉には、積極的に耳を傾けると思います。
「そうそう!それそれ!」って言いたくなる、そんな魅力的かつ共感できる文章で構成されているブログは、読みやすいと思います。
 
もちろん、すべての人に共感されるブログは少ないというか、ほとんどないと思います。ブログを書いている人の考え方に100%マッチする人なんてほとんどいないと思うので。
 
それでも、そういう偏見をなるべく排除しつつ、世間の意見を取り入れているブログだと、必然的に共感しやすくなり、心理的ハードルが下がり、読みやすくなるんだと思います。
 
 
僕のブログは自分の考えをまとめているだけです。しかし、世間一般の考え方をまとめてから自分の意見を入れている感じの構成なので、(手前味噌で恐縮ですが、)読者が増えたり、スターをいただけるのかなと思います。
 
 
 
 

読みやすいブログの特徴

では、そんな読みやすいブログにはどんな特徴があるのでしょうか。少しだけまとめてみました。
 
 
タイトルと記事テーマが決まっている
まずは、ブログのテーマがしっかり決まっているブログは、読みやすいですよね。
 
重要なのは、テーマが決まっていることに合わせて、ブログの内容がタイトルからずれていないことです。
 
八百屋と聞けば、野菜は売っているだろうとなりますよね?
でも実際に行ってみると、野菜が少なくてお菓子ばっかりだとしたら、別のお店に行ってしまいそうですよね?
 
ブログのタイトルと内容も同じです。
タイトルと内容がマッチしていなければ、その記事のテーマがずれているということになります。
 
1つの記事で言いたいことは、多くても3つくらいに絞った方がいいと思います。
 
 
目次がある
次に構成についてです。
目次があるブログは、一般的に読みやすい傾向があります。
 
だって、目次があるということは、構成が整えてあるということですよね?
 
しっかりと全体の流れを考えていなければ、目次は絶対に作れません。
 
僕も最初に目次を構成してから、ブログを書き始めています。
 
 
ブログの導入時に目次があるブログは、そのまま読み進めてもいいと思います。
もし目次がなければ、ただ個人的な意見を書いている、主観的な文章が続いていると考えても大丈夫だと思いますし、あまり全体的な構成は考えられていないことが多いです。
 
ただし、あくまでも傾向です。目次があっても構成が整っていないこともありますし、目次がなくても全体の流れが考えられてある文章もあります。目次は1つの判断材料くらいに捉えてください。
 
 
最初と最後に結論やまとめがある
読みやすいブログは、最初と最後に結論やまとめがあることが多いです。
僕自身は、目次だけ読めばその後に書いてある内容がわかるように、目次とまとめを兼ねている感じにしています。
 
ただし、最初のまとめもまちまちですね。最初に結論を示してしまうと、その後を読んでもらえなくなる可能性も高くなります。
ある程度、導入時はミステリアスにしている方が、「この先に何が書いてあるんだろう?」と思わせることができます。
 
その微妙なバランスを捉えているブログは、とても読者の心理を捉えているなぁと個人的に感心しています。笑
 
 
 
あと僕は、結論はちょっと面倒くさくて、書いていないことが多いです…
 
というのも、まとめはさらっと終わらせて、もう一度読み返してもらうくらいのブログの方がいいかなと思っているからです。
 
僕自身が他の記事を読むときは、けっこう読み返しています。
読み返すときは、つまり内容をしっかり読みたい!と思っているときなので、結論だけでは満足しません。
 
なので、あまり結論を僕自身はつけていないです。(それにプラスで面倒というのが入ります笑)
 
 
しかし一般的には、まとめまでしっかり書いてあるブログの方が、終わりよければすべて良し的なスタンスで書かれていることが多いかなと思います。
 
 
導入時に問題提起などでターゲットを絞っている
読みやすいブログは、導入時に共感を得ています。
導入時はつまり、対面時でいうファーストインプレッションってやつですね。
 
ブログは文章なので、かなり一方的になります。
自分の意見だけ言っていると、読者は読むだけの受動的な立ち位置になってしまいます。
 
でも読みやすいブログは、話しかけるように書いたりして、一方的になりがちなブログでも、少しでも双方向性にしようとしています。
そうすることで、読者の「そうそう!」という共感を得ているのですね。
 
 
ちなみに、僕も最初は必ず太字で問いかけをするようにしています。この記事も最初は、
 
みなさんは、どんなブログが読みやすいと思いますか?
 
という導入で始めています。
 
 
共感を得るための手取り早い方法が、問題提起です。
最初に問題提起をすることで、自分と同じように考えている読者にターゲットを絞ることができるため、非常にやりやすい方法です。
 
読者を絞れば、その読者に向けた内容にすれば、読んでもらえる確率が高くなりますよね。内容も結果的に、ターゲットの読者のことを考えて構成されていることが多くなります。
 
最初に問題提起をして、話しかけるように書いてある文章は、読者のことを考えていることが多いかなと思います。
 
 
流し読みできる
ブログの中身に入っていきます。
 
読みやすいブログはストレスフリーですから、流し読みしやすいことが多いです。
 
どんな文章なら流し読みができるかと言われれば、こんな特徴があるかなと思います。
 
・無駄がない
・わかりやすい言葉で書かれている
・漢字の割合が意識されている
・強弱がはっきりしている
 
特に大切なのは、わかりやすい言葉で書かれていることかなと思います。
 
普段使われない専門用語とか略語ばかりの文章だと、まぁ読まれないですよね。
誰が読んでもわかる言葉で構成されている文章の方が、確率的に読みやすくなるのは、少し考えればわかることですよね。
 
 
ほどよい改行と段落間
読みやすい文章は、改行と段落間のバランスが絶妙です。
 
 
僕は、ちょっとここは苦手かもですね。というのも、スマホでこのブログをご覧になっている方が多いのですが、僕はPCで書いてPCで読み返すことが多いからです。
僕自身のために書いているため、スマホ向けに書いていないんです。だからスマホでのスクロールとかは一切考えていません。(おそらく今後もあまりスマホのことは考えないです。)
 
なので、僕のブログを読むときは、PCで読む方が読みやすいと思います、と一応ここで言っておきます…笑
 
 
とにかく、読みやすいブログの改行と段落間は整っています。
だいたい1つの段落は3,4行で、段落間は1,2行のことが多いです。
 
僕もPC上では、上に書いた改行と段落間を意識しています。
 
 
あとは、1文を短くすることですね。
リズム感良く読んでもらうためには、1文は短い方がいいです。
こまめに文を区切るようにされてあるブログは、比較的読みやすいかなと思いますよ。
 
 
文字の装飾が少ない
読みやすさを構成する強弱についてですが、
 
読みやすい文章は、装飾が少ないことが多いです。
これは文章に限らず、プレゼンとかでも同じなのですが、強調したいことがわかりやすい方が理解されやすいです。
 
例えば色なら3色くらいに抑えてある方が読みやすいですし、無駄に影や下線、斜体にする必要はないかなと思います。
 
僕もやるときは、普通の文体、青字の文体太字の文体青字太字の文体、これくらいです。無駄に色は使わないようにしています。
 
 
画像を入れる
いままでの読みやすい特徴に踏まえて、画像があるとさらに読みやすくなります。だって、視覚的な材料がある分、イメージしやすいですから。
 
僕は抽象的なテーマのブログということもあり、かつ面倒なので、あとは無料版のはてなブログなので制限があるため、画像は入れていないです。
 
しかし、画像がある方が圧倒的にイメージされやすくなります。
 
 
熱意が込めてある
最後に、いままでの特徴を踏まえた上で、ブログの作者の熱意が込められている方が、圧倒的に読みやすいです。
 
どうしても文章だと、機械的な感じがしてしまいがちです。
しかし、そこに少しでも人間味があると、文章の向こう側に書いている人を感じることができます。
 
あとは、音読して人間味が感じられる文章だと、書いている人の思いが込められていることが多いかなと思います。
 
僕も文語よりは口語を中心に文章を書いていますが、少しでも人間味を感じられるようにしているため、という意図もあります。
 
 
 

ブログのテンプレ ~PERP法~

いろいろ意識しながらブログを書くのも大変だと思うので、最初は何かテンプレに沿うと書きやすいかなと思います。
 
僕がブログを書くときに最初に参考にしたのが、PERP法と呼ばれるものです。
 
  1. Point まとめ
  2. Reason 理由
  3. Example 例
  4. Point 結論
 
最初にまとめを入れて、理由で引き込んで、例で納得させて、最後に結論で締める、という流れです。
 
話すときにも使えるテンプレなので、最初にブログを書くときはこのPERP法に従ったテンプレで書き始めてみるといいかもしれませんね。
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
今回はまとめていませんが、読みやすいブログを書くためには、先ほどの「読みやすいブログの特徴」から考えれば、こんな感じだと思います。
 
・タイトルと内容を一致させる
・目次をつける
・最初と最後にまとめと結論を入れる(PERP法)
・最初に話しかける形で問題提起をする
・わかりやすい言葉で流し読みできるようにする
・1つの段落を3,4行、段落間を1,2行にする
・文字の装飾は少なめ
・できたら画像を入れる
・熱意を込めて人間味ある文章にする
 
 
 
僕のブログ自体は、僕自身が読めればいいというのが最低ラインで設定しているのですが、僕が読みやすければ他の方にも読みやすいだろう、という考えのもと、ある程度文体は整えています。
 
ブログを書いている方に参考になれば幸いです!
 
それでは!
 

報酬系とは? 〜快感からやる気を生成する脳内システム〜

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、どんなときに頑張ろうと思いますか?
 
誰かから褒められた時、
ご褒美がある時、
夢に向かって頑張っている時、
 
いろんなシチュエーションがあると思います。
 
こういう頑張ろうというモチベーションには、報酬系という脳内システムが大きく関わっています。
 
つまり、報酬系をコントロールできれば、自分で頑張ろうというモチベーションを管理できるのです!
 
 
今回はそんな報酬系についてまとめます。
テーマは、
報酬系とは? 〜快感からやる気を生成する脳内システム〜」
です!
 
 
目次
 
 
 

報酬系とは?

 
まずは言葉から。
 
報酬系とは簡単にいうと、快感を感じる脳内システムのことです。
 
もっというと、報酬系とは、特定の神経回路のことです。
 
 
報酬系は、一般的に欲望が満たされた時に活性化されると言われています。
そして、報酬系が活性化されることで、快楽物質のドーパミンが分泌されるのです。
 
 
 
報酬系と調べると、よく「オペラント条件づけ」という言葉も見るかもしれません。
 
これは、ある行動をとることで快感を得られる場合に、いわゆる条件反射的な形で、快感のために行動をとるようになるというものです。
 
 
有名な例は、ラットの実験です。
中脳の中枢に電極を刺されたラットに、ある行動を学習させます。
それは、あるボタンを押すと脳内電極に電流が流れるというものです。
 
非常にエグい実験ですが、電流が流れて中脳の報酬系が刺激されることで、「ボタンを押す=気持ちいい」という方程式をラットが認識します。
 
すると、ラットは気持ちよくなりたいがために、ひたすらスイッチを押すようになります。
そしてラットは、電極によるダメージに気づかず、死ぬまで電流を脳内に流したそうです。
 
 
 
このように報酬系には、自らの意思では制御することができない、生理的・精神的な依存症状に陥る危険性も含まれています。
 
それくらい、報酬系が活性化されることで分泌される快楽物質には、中毒性があり、何度も何度も繰り返したくなるのです。
 
 
 
 
今回はこの報酬系について、
 
1. 報酬系が活性化する要因
2. 報酬系の注意点
3. 報酬系が分泌するドーパミンとその影響
 
という軸に沿って、まとめていこうと思います。
 
 
 
 

報酬系が活性化する要因

報酬系が活性化する要因は、たくさんあります。
 
まずは、報酬系を活性化させる報酬たちをまとめてみましょう。
 
動物的報酬
まずは、動物的報酬です。
もともとというか、ラットの実験でもわかるように、報酬系はすべての動物にあるといっても過言ではありません。
 
それくらい、動物にとっては必須の神経回路なんです。
 
そして、なんのための神経回路かと言われたら、2つです。
食欲、そして性欲です。
つまり、生理的欲求です。
 
食べること、性行為、つまり生きるために、子孫を残すために必要な脳の機能なんです。
 
食べることで快感を得たり、セックスすることで快感を得るというのは、マズローの第一段階欲求を満たすための機能なんですね。
この報酬系があるがために動物は生きてこられたんです。
 
 
 
しかし、人は欲張りです。
以下のような、少し高次な報酬でも人の報酬系は活性化されます。
これが人と他の動物との違いです。
 
 
社会的報酬
次に、社会の中で生きることで得られる社会的報酬です。
社会=人の輪と捉えてください。
 
マズローの欲求階層説で言えば、第3段階の社会的欲求を満たすものです。
 
他人から賛辞を受ける時、自分が集団の中で特別扱いされる時。
このような時に社会的報酬が得られ、報酬系が活性化されます。
 
 
 
感動的報酬
感動して心が満たされる時に得られる報酬です。
 
映画やドラマで感動したとき、このようなときも報酬系が活性化されるため、また感動したくなるために、映画をどんどんみたくなる。
 
そんな感動的報酬報酬系を刺激します。
 
 
 
達成報酬
なにかを達成した時に得られるのが、達成報酬です。
 
彼女ができた、給料が入った、車を買った、全部達成報酬です。
 
なにかを勉強して知識を身につけた、これも達成報酬に当てはまります。
けっこう幅広いのが達成報酬です。
 
 
薬物的報酬
ここから危険度が変わります。アルコールやたばこ、薬物など、病気とも認識されるようなものが、薬物的報酬です。
 
他と異なる点は、薬物を摂取することで報酬系を誤作動させる点、と言えばよろしいでしょうか。
 
 
ゲーム的報酬
ゲーム感覚で得られる報酬です。
 
PCゲームやスマホゲーム、ギャンブルもこの類に当てはまります。
 
このゲーム的報酬は、薬物的な成分を摂取しない点で薬物的報酬とは異なりますが、しかしとても危険な報酬に当てはまります。
 
 
 
 
 
 

報酬系の注意点

では、そんな報酬系に関する注意点をまとめます。
 
 
報酬を期待できるだけでもドーパミンを分泌する
報酬系は、実際に得たり達成しなくてもいいんです。
 
向こうの気があるから妄想の中で告白のシチュエーションを考えたり、もうすぐ納期間に合うから終わりが近づいてきたり、
 
報酬が得られそうだとわかった段階でも、ドーパミンは先行して放出されることがあります。
 
 
デメリットとしては、実際に手に入れなくてもいいという反面、実際に手に入れた時の快感度合いが減ってしまいます。
 
つまり、彼女ができた瞬間に満足したりしてしまう、その後すぐに冷めてしまう、そんな感じです。
 
手に入れるプロセスを楽しんでいるのか、プロセスの後の結果から生まれる何かを大切にするのか、よく考える必要があります。
 
 
 
薬物は報酬系を誤作動させる
コカイン、覚醒剤、このあたりの薬物は報酬系に大きな影響を与えます。
 
報酬系を誤作動させて、過剰なドーパミンを放出させるものと捉えてください。
 
強烈な快感を得られたら、どうしましょう?
また同じ快感を得たくはないですか?
 
強烈だからこそ、薬物の依存症というのは抜けられないんです。
 
 
耐性がある
また、報酬系には耐性があります。
 
つまり、同じ量では満足できなくなるということ
 
だからこそ、薬物というのは抜けられなくなるし、もっと激しくなったりするんですよね。
 
足りないと快感じゃなくて不快感になるので、制御が効かなくなります。
 
 
 
短期的報酬を求めると依存的になる
そして、短期的報酬を求めると依存症になる確率が急激に増加します。
 

いそん‐しょう〔‐シヤウ〕【依存症】

《「いぞんしょう」とも》ある物事に依存し、それがないと身体的・精神的な平常を保てなくなる状態。アルコール依存症のような物質に対するものと、インターネット依存症のように行為に対するもの、共依存のように人間関係に対するものがある。
 
それなしでは普通に生きられなくなることを、依存症と言います。
 
先ほどの薬物的報酬が物質依存、ゲーム的依存が行為依存に当てはまります。(共依存は今回は置いておきます。)
 
 
 
では、短期的報酬を求めると、なぜ依存症になりがちなのでしょうか。
 
 
 
それは、短期的報酬は容易に快感を味わうことができるからです。
 
だって、アルコールもタバコも、とっても簡単に手に入りますよね。
ゲームだってギャンブルだって、すぐに楽しむことができます。
 
 
社会的報酬とか達成報酬とかに比べると、10分もあれば達成できてしまうのが短期的報酬の大きな特徴です。
 
しかも、得られる快感の度合いは違えど、得られる快感の種類に大差はありません。
 
それならば、より手軽に得ることができる短期的報酬の方が手っ取り早く気持ちよくなれますよね?
 
 
 
そう考えて短期的報酬ばかりを得ようとしていると、こう考えるようになります。
 
「社会からの承認とか、夢とか、馬鹿らしいな。」
 
こう思ってしまうと、すぐに得られる短期的報酬を求めるように、脳内の報酬系がそれに合わせて変化するそうです。
 
報酬系が変化してしまい、常に快感を欲する状態を精神依存と言います。
または、体内に快感を引き起こす成分を欲して心拍数や発汗などの身体的症状が出るのを身体依存と言います。
 
こうして、依存症のような状態に陥っていくわけです。
 
 
 
このような目先で得た報酬は、幻想の産物とも言えます。
目の前の欲望に溺れると、這い上がってこれなくなりますよ。
 
 
 

報酬系が分泌するドーパミンとその影響

それでは、報酬系が刺激されることによって分泌されたドーパミンの影響についてです。
 
 
快楽中枢を刺激する
報酬が得られると、まず中脳とよばれる脳の根幹が活性化されます。中脳のなかでも、腹側被蓋野という部分が活性化されるそうです。
 
そして、ここからいろんな脳の部分に神経がつながっているそうですが、その神経系が報酬系と呼ばれます。
 
特に、報酬系の中枢と呼ばれるのが、A10神経と呼ばれる箇所です。このA10はドーパミン神経とも呼ばれる場所です。
 
A10神経系が脳のいろんな箇所につながっているために、中脳から前頭前野扁桃体側坐核などにドーパミンを伝達するのです。
 
そして、快楽中枢と呼ばれる側坐核ドーパミンが刺激します。
 
ただし、側坐核ドーパミンが働いてから効果が出るのには、約10分かかります。
これが作業興奮と呼ばれるものです。
とにかく、ドーパミンによって意欲や好奇心、幸福感が高まり、達成感、高揚した気分、快感を得ることができるのです。
 
そして、またこの快感を味わいたい!と思うことで、モチベーションの維持にもつながります。
 
 
交感神経が活発になる
ドーパミンによって、脳や身体は興奮状態になります。
 
これは、交感神経がドーパミンによって活性化されるためです。
 
闘争・逃走反応の原理はまさにこれなのですが、ぜひ別記事をご覧ください。
人間の本能的な部分になります。
 
達成度合いが大きいほど、多く分泌される
ドーパミンは、達成までの期間が長かったり、達成するのが困難なほど、多く分泌されるそうです。
 
他人に褒められるのも、そんなに簡単ではなかったりするかもしれません。
達成するのが困難な目標を達成するのも、やはり容易ではありません。
 
 
そんな達成度合いが大きく感じられるほど、喜びはもちろん大きくなりますし、達成までのプロセスは辛いかもしれませんが、達成することで充足感を得られます。
 
 
ドーパミン自体が幸福感をもたらすのではない
 
また重要なのは、ドーパミンを分泌すること自体が幸福感をもたらす、ということではないという点です。
 
非常に勘違いしやすい点ですが、ドーパミンはあくまでも行動を起こさせるためのホルモンです。
 
ドーパミンが分泌されることで快楽中枢などが刺激され、そこで初めて快感や幸福感が得られるのです。
 
 
 
ちなみに言うと、ドーパミンには多くのホルモンが連鎖しています。
 
テストステロン、オキシトシングルタミン酸、GABAなどなど。
僕もまだまだ勉強中なので詳細は割愛しますが、別記事もあるので参考までに。
 
 
 

報酬系を上手に活用する

それでは最後です。
 
良い面も悪い面もある報酬系ですが、結局は行動の源泉になるのが報酬系でもあります。
 
つまり、報酬系をコントロールさえできれば、望む方向に人をコントロールすることができるのです。
 
では、どうすれば報酬系を上手に活用できるのでしょうか。
 
 
褒めて伸ばす
まず、褒めて伸ばすというのは典型的な報酬系を活用した行動ではないでしょうか。
 
お手をしたらおやつがもらえる、犬と一緒です。
 
勉強したら褒めてもらえる。
皿洗いしたら褒めてもらえる。
靴をきちんと整えたら褒めてもらえる。
 
褒めてもらえて気持ちよかった。
だから、褒めてもらいたいからもう一度する。
 
子供はそんなもんです。
 
そして、大人もそんな大差ありません。人間ですから。
 
 
行動のあとに快感を与えてあげること、これが他人をコントロールする簡単な方法の1つです。
 
 
自分に報酬を与える
そして、それは自分にとっても同じです。
 
なにか習慣づけしたいと思っても、なかなかできないのが人間です。
 
だから、スモールステップを意識して報酬を与えるようにしましょう。
 
詳細は他の記事に書いてあるのでそちらをどうぞ。
 
注意点としては、褒美を得ることを目的にしてしまうことです。
それこそが短期的報酬のための行動、手段の目的化になってしまっています。
 
褒美の目的化には注意が必要です。
 
 
報酬系を基準としたシステムを構築する
このように、人は報酬を基準とした行動で統制することが最も簡潔です。
 
そんな、報酬系を基準とするシステムこそが、システムを構築する人には求められます。
 
例としては、Facebookのいいね!ですね。
 
投稿して、いいねをもらうことで、承認欲求が満たされ快楽につながります。
 
そして、またいいねをもらうために投稿したくなる。
 
最近はインスタの方がその傾向が強くなりましたが、やはり承認欲求を満たす報酬系を基準としたシステムです。
 
このように、ITと報酬系は容易に結びつくのです。
なぜなら、ITが人のつながりを近くしたために、承認欲求を得られやすくなったからです。
 
 
なので、人を統制することがある場合は、報酬系を基準にしたシステムを組むと、とてもやりやすくなるはずですよ。
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
報酬系とは、神経回路のことです。
 
報酬系にはドーパミンが大きく関与してきますが、報酬系ドーパミンの発生をコントロールできると、人は容易にコントロールできるようになります。
 
理性的に人をコントロールするのではなく、脳という人の基幹システムから自在にコントロールできるようになりたいですね。
 
それでは!
 
 
 
 

【感謝!】初!コメントいただきました!

どーも!青空コーヒーです!

 

今回は号外的な扱いで!笑

 

先日、初めてブログ記事にコメントをいただきました!ありがたい!

とても嬉しかったので、記事にしてしまった次第です。笑

 

 

 

僕のブログは周知の通り、ブログのサブタイトルにもある通り、目的ははっきりしています。

 

自分がわからなくなった自分ために、自分を表現するためのブログ

 

ブログを始めて約1年半になりますが、目的に関しては一貫しています。

内容に関しては、僕が気になったことわからなくなったことを基準に記事にしていますので、目的からブレないんですよね。

 

アフィリエイトも特にしていませんし、お金儲けのためならとっくにwordpressとかで本格的に始めていますし、メルマガとかを基準にやったほうがスモールビジネスにはなるんだろうとは思います。

 

でも、それは僕の目的ではありません。

 

僕自身が再び困った時に、絶対にここに戻れば自分なりの答えが見つかる、自分の軸となる場所が欲しかっただけです。

 

 

 

普段こうやって生活していても、なかなか人生とかについて深く考えたりしないですよね?

でも、困った時の方が、人は考えるものだと思いますし、そういう根本の考えがしっかりしている人の方が、生きるときに揺らぐことがないんだと思っています。

 

それは、自分の弱さをわかっている人ほど強い、という考えのもとです。

 

だからこそ、僕も僕自身が何を考えているかよくわからないからこそ、こうやって言葉にしてストックを作っているんです。

 

 

 

そんな目的なのに、コメントをしてくださる方がいらっしゃるなんて!

もう、感激ですね。

こんな自己中なブログを見てくださるなんて、、、

 

一応他の人に見られてもいいように、文章の体裁はあくまでも普通のブログっぽくしていますが、見られるのが目的ではありません。これだけは何度でも言っておきます。

僕自身が再びこのブログを見る時に、読みやすい形式で保存しておくように、普通のブログっぽくしているというのが大きいです。笑

 

ただそれでも、実際問題として、こうして記事を見てくださり、読者になってくださったり、スターをつけてくださったり、ブックマークしてくださったり、コメントをしてくださる方もいるわけで。

 

 

(ちなみに気になっている人はいないかもしれませんが、笑

実はこのブログ、意外と読まれているんですよね。

自分でもびっくりなんですが、1日に300アクセス、いまは月5000アクセスくらいですが、今年の1,2月くらいは最高で月15000アクセスくらいだったんです!

月に1万PV獲得すれば収益化できるとも言われるのがブログの世界ですから、まぁそれなりのブログらしいですよ。笑

 

こんなブログの読者になったりブックマークをしている方、自分で言うのもなんですが、きっと目が肥えてますよ!笑)

 

 

 

 

僕も僕自身、そんなに風変わりな人間だとは思っていません。わりと順当な人だとは思っています。

ですから、僕自身がわからないことは、おそらく他の人もわからないことなんだろうと思います。

だからこそ、こうやって僕のブログまでたどり着いてくださっているんだろうなと思います。

 

 

 

 

なので、考え方をひとつ、広げようと思います。

 

自分がわからなくなった自分ために、自分を表現するためのブログ

 

このサブタイトルを変えるつもりはないのですし、僕自身が再び困った時に「絶対にここに戻れば自分なりの答えが見つかる」そんな自分の軸となる場所が欲しかっただけという動機も変わりません。

 

しかし、同じようなことを思ってくださる方がいるのであれば、そんな「自分がわからなくなった他人のためのプラットフォーム」てきな立ち位置としてこのブログが扱われてもいいのかなとも思いました。

 

 

以前どこかの記事でも言っていますが、コメントは特に制限していません。

もしも、「これについて私も悩んでいるんです。」とか、「これってどういうこと?」とか、悩みや困りごとがあれば、コメントに書いてみてください。

おそらく僕の性格上、反応しないことはないです。笑

 

もしその内容が僕も思っていることであれば、それは僕もぜひ記事にして自分の考えとしてまとめていこうと思います。

 

そうすれば、自分がわからなくなった他人のためのプラットフォームというブログとしても成立すると思っています!

 

もし読んでくださっている方も、考えに困って戻る場所を探していて、このブログがそういう立ち直り地点になるのであれば、それは大変光栄なことです。

 

そういう扱い方でこのブログを使ってもらっても構いませんよ!

読むのももちろん自由なので、ほんと、ご自由にこのブログは使ってくださいね!

 

 

 

というわけで、号外はこの辺で終わります。笑

 

また週一くらいでのらりくらりと更新していきます。

 

それでは!

 

 

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 しゅく‐めい【宿命】
生まれる前の世から定まっている人間の運命。宿運しゅくみょう。「海に生きる宿命にある」「つらい宿命を負う」

宿命(シュクミョウ)とは - コトバンク

 
一方の宿命は、前世から決まっていることです。
 
注目すべきは、宿命という言葉の定義に運命という言葉が使われていることですね。
 
つまり、運命の中の1つが、宿命である、そう言うことができます。
 
 
 
では、運命の中で宿命だけなにが違うのでしょうか。
 
それは、絶対に変えることができないものが宿命、という事実です。
 
だって、自分の生まれる前の話が宿命ですよ?
なにがなんでも変えられないですよね。
 
宿命によって決まるものは、家族です。家族を取り巻く環境です。
これはどうやってもスタートから背負うものなのです。
 
 
 
そして、宿命によって、運命がある程度左右されてしまうのも事実です。
 
宿命によって、裕福な家庭に生まれるか、貧乏な家庭に生まれるか、だいぶその先の生き方に違いが出そうですよね。
 
親がスポーツ万能か、芸術に長けているか、喧嘩っ早いか、病気気味か、これもまた自分のこれからの人生を左右するものになります。
 
宿命というのは、絶対に自分では変えることができないアドバンデージもしくは重荷のことです。
 
 
 
しかし、変えられないのは宿命だけです。
 
巡り合わせの運命は変えることができます。
 
 

命は自分で決められる

 
運命は、巡り合わせです。自分の意志では決めることはできません。
 
しかし、コントロールできないかと言われたら、そういうことでもないんですよね。
 
じゃあ、極端な例で考えてみますね。
 
もし、大金持ちになりたいAさんとBさんがいるとしましょう。
 
Aさんは、特に仕事もせず、大金持ちになりたいとは思っているものの、華金はいつもキャバクラ通いです。
 
一方のBさんは、仕事は勤勉に頑張っており、毎日神社に通いながら神頼みをして、宝くじを毎月100本買って、毎月の当選結果から数字の分析をして、少しでも当たるように努力している。
 
 
 
さぁ、どちらが大金持ちになる確率が高いでしょうか。
 
大切なのは、常日頃目的に向かって努力しているかどうかです。
 
この宝くじを当てる!って言ったら当たるものではないですよね?
でも、努力して、少しでも確率をあげようと努力していたら、いざというときに当たるかもしれません。
それが巡り合わせです。
 
 
 
では、もう1つ例を。
お金じゃなくて、人間性で考えてみましょうか。
 
CさんとDさんは美女と付き合いたいと思っているとします。
 
Cさんは怠惰な生活をして、ゲームしてテレビ見てばっかり。女の子とも喋る機会は少ないです。
 
一方のDさんは、美女がどうしたら喜んでもらえるのかを研究し、周りの女友達とも積極的に話して、会話の勉強をしています。
 
 
ある時、そんな2人の目の前で美女が財布を落としました。美女は気づいていません。
2人は財布を拾って、美女に話しかけます。
 
さて、どちらが美女と食事に行く可能性が高いでしょうか。
 
 
 
答えはわかりません。人間性以外の要因(容姿とか)も多いので。
しかし、常日頃努力をしているDさんの方が、中身の面ではアドバンテージがありそうですよね。
 
 
 
巡り合わせとは、その場ではどうすることもできないのです。
 
しかし、その一発勝負の場のために努力すること、様々な選択をすることはできます。
 
つまり、巡り合わせは、日頃の努力の積み重ねで、結果として変わる可能性があるのです。
 
 
 
100%ではないかもしれません。しかし、運命は自分で決めることができるのです。ある程度は。
 
 
だから、運命を自分でコントロールするには、常日頃努力しないといけないんですよね。
 
そのためには、考えるだけではダメです。とにかく行動に移していかないと、なにも始まりません。
 
多少のリスクをとったり、やってみることで、はじめて手に入れられることができるものがあります。
 
しかし、なにもしようとしないのであれば、それは現状維持バイアスです。選択をせずに、ただ迷っているだけです。選択することで変化する未来が怖くて、何もしない方が楽という現状で満足してしまっているのです。
 
それでいいのなら、それまでです。
 
もし自分の運命を変えたいと思うなら、とにかく行動ですよ。
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
自分の宿命は変えることはできません。
 
しかし、運命は変えることができます。
 
いつ起こるかわからない、いざというときの巡り合わせのために、どれだけ常日頃行動して努力することができるか。
 
よくよく考えて、行動に移すことから始めてみませんか?
 
それでは!
 

コンピテンシーとは? 〜業務直結能力を取り入れる上での注意点〜

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんには、モデル的な人が近くにいますか?
 
企業では、必ず模範となる人がいるはずです。
 
もし皆がその模範のような行動をすれば、きっと会社としては成長しますよね?
 
なので、皆が模範のような行動を取れるように、模範となる人物の能力を真似する必要があります。
 
そのすごい能力を、コンピテンシーとも言います。
 
今回は、コンピテンシーの概念について学び、コンピテンシーにおける注意点を学んでいこうと思います。
 
テーマは
コンピテンシーとは? 〜業務直結能力を取り入れる上での注意点〜」
です!
 
 
 
目次
 
 
 

コンピテンシーとは?

まずは、言葉の確認です。
 
コンピテンシーは英語でcompetencyと書きます。
 
英語での意味は、適格性とか出たりします。が、一般的には別の意味で用いられます。
 
それは、「業務直結能力」です。
業務直結能力を簡単にまとめると、
 
「状況に対応した良い判断、効率的な行動」となります。
 
コンピテンシーは、成果を出しているハイパフォーマーの動機、意識、行動をモデル化することで得られるものです
 
 
 
なので、コンピテンシーがある人材は、以下のような特徴があります。
 
・今自分がすべきこと、生み出すべき成果は何かを、いままでのシナリオの延長線上に明確にイメージできる。
・自分の取り巻く環境を客観的に把握できる。
・自分が使える資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を確認できる。
 
 
いやぁ、素晴らしい人材ですよね。
 
企業はもちろん、こんな素晴らしい人材を何人も生み出したいと思っています。
なので企業、特に評価する人事たちは、この素晴らしい人材の特徴、つまりコンピテンシーをリスト化します。
 
いろんな項目を設定し、レベルも設定し、行動を詳細にまとめていきます。
 
みながコンピテンシーがあれば、社員の行動が柔軟になり、成果が安定してくるのです。
 
 

なぜコンピテンシーが重要なのか

コンピテンシーは、比較的最近になって認知されてきた言葉です。
 
 
なぜコンピテンシーが重視されるようになってきたのでしょうか。
 
 
 
いままで、評価はおおよそ成果基準でした。
 
売上がいくら、粗利がいくら、成約数がいくつ、そんな感じです。
 
しかし、それはあくまでも結果
結果の前にあった行動、プロセス、そこが見落とされていることが多かったのです。
 
 
成果をあげている人には、一定の行動をしたり、一定のプロセスを踏んでいるかもしれませんよね。
 
そしたら、そういう成果につながる行動特性を取っている人は、きちんと評価するべきですよね。
 
 
 
今の時代は、人間性が重要な時代になってきました。
 
そのため、成果の陰に隠れている、行動の元になっている、性格や考え方、価値観を評価していこうというのが世の中の動きです。
 
そういう見えにくい部分がコンピテンシーなのです。
 
 
 

コンピテンシーの注意点

素晴らしいことだらけに見えるコンピテンシーですが、注意点もあります。
 
今回の本題はここから、コンピテンシーの注意点をざっくりまとめます。
 
行動はなんでもよくない
まず、モデルとすべき行動はなんでもよければいい、ということではありません。
 
というのも、行動とか工夫とかは、その行動を起こした状況によって程度が変化しますよね。
 
だから、一般的にモデル化しづらいんです。
 
緊急時の行動とか、エクセルスキルとか、そういうのは一旦排除します。
 
コンピテンシーでの行動は、用意周到でなければなりません。しっかりと準備されて、練られた行動でなければなりません。
 
 
 
経験は質が大切
コンピテンシーでは、経験が重要視されます。
 
なぜなら、経験を繰り返す上で、それを反省し、次に活かすというPDCAサイクルが重要だからです。
 
しかし、経験もとにかくすればいいというものではありません。
 
コンピテンシーへと近づけていくためには、経験の質が重要です。
 
ここで、経験は通常、
 
経験=(行動⇒プロセス⇒結果)
 
という方程式で解釈されます。
 
ある行動が起こされ、その積み重ねであるプロセスによって、結果が生み出されるといった具合です。
 
このような、経験の内的な部分が重要視されます。
 
 
意図、意識、目的を中心とした評価
コンピテンシーを評価する際は、成果ではなく、行動から評価します。
しかし、ただ行動したところで意味がありません。
 
 
しかも、例えばAさんが成果を出すために行っていた行動がコンピテンシーとして、それをBさんがそっくりそのままやったとしても、あまり意味はありません。おなじ成果が出るとも限りません。
 
行動だけに着目しても、その個人の能力とか、役職とか、環境とか、変化する要素はたくさんあります。
 
 
そのため、その行動がなんのための行動なのかという点を評価しないといけませんよね?
 
 
その評価項目となるのが、意図とか、意識とか、目的です。
 
これらは、すべてその人の動機、価値観から生まれるものです。
 

「なぜその行動をしたのか」

 
そういう、行動の軸となるものを評価することで、コンピテンシーリストは価値を生み出します。
 
 
 
項目はMECE
気をつけるべきは、評価項目はすべてMECEでなければなりません。
もれなく、だぶりなく、評価項目はあるべきですよね。
 
コンピテンシーは概念的な話になってしまうので、どうしても曖昧な定義になりがちです。
 
しかし、人を評価する基準が曖昧では、評価される側は納得しません。
 
きちんとした評価項目を意識するのが重要です。
 
 
 
 

コンピテンシーを取り入れるには?

では、いまコンピテンシーがなくて、身につけようとしている人に向けてですが。
 
どのようにコンピテンシーを取り入れればいいのでしょうか。
およそ3つ方法があります。
 
自分の経験を振り返る
まずは、自分の経験を振り返ることからです。
 
先ほども言いましたが、
 
経験=(行動⇒プロセス⇒結果)
 
です。経験を振り返るとは、結果だけを振り返るのではなく、その結果を生み出した行動やプロセスも含めて振り返ることです。
 
なぜその行動を起こしたのか、そういう自分の意図も振り返りましょう。
 
 
他人の経験を取り入れる
自分だけに目を向けているばかりでは成長しません。
 
コンピテンシーモデルとなる、他人の良い経験を取り入れるように努力しなければいけません。
 
他人がどういう考えでどんな行動をしたのか、常日頃から周りに目を配りましょう。
 
 
継続的に振り返る
ただ経験をするだけではいけません。
大切なのは回数ではありません。
 
経験したことを、意図的かつ継続的に振り返ることです。
 
 
なんども繰り返し振り返ることで、なにが変わってきて、なにが変わっていないのかがわかります。
 
変わっていないけど変えたいと思っていることがあれば、それは現状維持バイアスです。
 
とにかく変えるように、行動に移していく必要があります。
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
モデルとなる人の行動や意識を基準としたコンピテンシーは、これから人が評価される上で重要なものになってきます。
 
コンピテンシーを自分に取り入れていくときは、「なぜその行動をしたのか」、それを意識しながら繰り返し振り返って、他人の良いところは真似していくようにしていきましょう。
 
それでは!
 

正解主義は時代遅れ 〜納得と修正が大事〜

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、常に正解を求めて生きてはいませんか?
 
「正解主義」と言われるこの考え方。
もう、いまの時代には合いません。
 
なぜ正解主義の考え方になってしまったのか。
どうすれば正解主義の考え方から脱出できるのか。
 
AmazonとかTwitterを例にして、正解主義についてまとめてみようと思います。
今回のテーマは、
「正解主義は時代遅れ 〜納得と修正が大事〜」
です!
 
 
目次
 
 

正解主義とは?

まずは言葉の説明から。
 
正解主義を簡単にまとめると、
「常に正解があると思ってしまうこと」
これでいいと思います。
 
 
この記事の結論は簡単です。
人生のあらゆることに正解はありません。
 
しかし、そんなことはわかっていても、でも正解を探してしまうのが世の中の大多数の人だと思います。
 
僕も実際そうです。
最近はコンサルタントになってからというものの、いろんな問題に目を向けるようになりました。
 
スーツを長持ちさせるにはどうすればいいか。
皿を洗うのに最適な方法は何か。
 
という小さな問題から、
 
日本経済はどうあるべきか。
人生はどうあるべきか。
 
という大きな問題まで。
 
それぞれの命題の答えを探していて、その唯一解があると信じています。
 
 
しかし、もうおわかりの通り、これらの問題に正解はありません。
 
 
正解主義について、まず言えることは2つです。
 
1つは、事前の情報収集は大切だということ。
スーツを長持ちさせるにはどうすればいいか、という先ほどの問題にぶち当たった僕は、まずGoogle先生に聞いてみました。
 
そして、10個ほどページをさらっと見て、良さげな情報だけピックアップして、それを正解だと思って、スーツの手入れをします。
 
でも、実はこの情報収集も、正解主義の発想のうちの1つになりかねないんです。
 
というのも、それをそのまま鵜呑みしている場合は、正解を探していることに過ぎないからです。
 
 
そして2つ目は、状況は目まぐるしく変化していることです。
 
いまはネット社会による、超スピード社会です。
その時々によって、状況はどんどん変わっています。
 
それなのに、常に同じ答えがあるとは、必ずしも言えませんよね?
 
 
情報収集は大事ですが、その情報も状況が変われば使い物にならないかもしれません。
 
正解主義のまま、情報をただ鵜呑みしていると、思いも寄らない方向へと進んでしまう可能性が高くなります。
 
 
 
さらに、情報を収集する力、いわゆる情報処理力は、これからの時代はコンピューターやAIに淘汰されます。
 
情報処理力が重視される世界は、答えがあります。
「3年前のアメリカの消費者態度指数は?」というような、確実に答えのある情報については、正解にいち早くたどり着くことが求められます。
 
ですがこれは、もう人間がテクノロジーには勝てない時代ですし、テクノロジーをうまく利用することが求められる分野です。
 
 
 
つまり、人には情報処理力があまり重視されなくなった、正解主義ではなくなってしまったのが現状です。
 
 
 

なぜ正解主義になってしまったのか

現状として正解主義はあまりいい意味に捉えられません。変わるべきだというのが世論です。
しかし、変化できずに正解主義のままいるのが日本人です。
 
では、なぜ正解主義になってしまったのでしょうか。
主に理由は2つです。
 
古くからの教育体制
1つは、環境要素的な点として、教育体制が古いままで、正解主義を推しているからです。
 
学校のテスト、受験、いろいろ考えてみてください。
選択問題とか、よくありましたよね。
 
出題者から選択肢を与えられ、解答者は正解を当てさせられる。
 
こんな環境になれていたら、どうなるか。
 
問題には答えがあり、その選択肢は他人が示してくれる。その中に必ず答えがある。そう勘違いしてしまうのです。
 
 
また、教育体制としては、マンツーマンでは人的にも時間的にもコストがかかります。
これでは効率が悪いため、どうしても集団授業になります。
 
そして、それはテストや受験でも同じ。統一的に効率的に受験者の判別をするには、選択問題が手っ取り早いんですよね。
マークシートが流行るわけなんです。
 
 
欧米では、討論形式の時間が多くとられています。
しかし日本では、なぜ鎖国することになったのか、それが正解だったのか、という議論をせずに、ただ歴史を学ぶだけです。
 
 
 
失敗したくない
正解主義のままでいる2つ目の理由は、失敗したくないからです。間違えたくないからです。
 
これは、学校での教育で正解と間違いのみという世界で成長したため、それが価値観として染み付いてしまっているから生じる感情です。
 
 
なにが正解かわからない世の中なのに、間違えたらいけないと小さい頃に教えられたから、正解を探す。
 
しかも、一発で正解しないといけないというのが危険な価値観です。
 
たしかに、テストは一発勝負、受験も一発勝負でした。
 
 
しかし、人生は長いです。一発勝負ですべてが決まるなんてことはありません。小さな選択の積み重ねです。
 
 
 

正解主義からの脱出

それでは、どうしたら正解主義から脱出できるのでしょうか。
 
リクルートで教育改革実践家の藤原先生が、正解主義と調べるとよく出てきます。
 
彼の意見をベースにしつつ、世界的な実例を取り上げて、まとめようと思います。
 
正解主義から修正主義へ
藤原先生のキーフレーズは、「正解主義から修正主義へ」です。
 
いままで正解主義だったが、そもそも社会の多くのことにおける正解は誰にもわかりません。
 
だから、正解を探すのではなくて、とりあえず行動して、それから修正していくことが大事です。
 
 
このとき求められるのは、情報をただ集めるのではなく、それをどう理解して使うのか、という情報編集力です。
 
もっとわかりやすいのが、ジグソーパズル型からレゴ型へ、という言葉です。
 
 
正解主義では、常に100%を求めるので、完成形がすべてでピース1つ欠けてはいけないジグソーパズル型です。
 
しかし修正主義では、参考例はあるものの、一度でその完成形になるのは難しく、都度修正が必要です。そして、参考例通りに作らずに、独創的に作ることも構わないのです。それがレゴ型
 
 
大切なのは、その完成形が自分にとって納得するかどうか
 
つまり、修正主義で大切なのは、正解ではなく納得感す。
 
 
とりあえず行動してみる
つまり、修正主義では最初から100%を求めなくていいのです。
 
どういうことかといえば、とにかく一歩踏み出せということです。
 
 
一度とりあえずやってみて、多少の失敗はあるものの、そこから得られることの方が大きいんです。
 
失敗は成功の元、という概念ですね。
 
 
 
社会に出たら、4択問題はありません。
むしろ逆です。
自分で4択を作り、仮説のもと、まずどれかをやってみて、よければそのまま、ダメなら修正する。
そんな試行錯誤をして納得解を探すことが、社会では求められるのです。
 
 
だから、学校でもそういう教育をするべき、というのが藤原先生の意見です。
 
実際、藤原先生が運営する学校で作られた「よのなか科」という場所では、「なぜ戦争は起こるのか」「もし別の選択肢を選んだら」、という議論をしているそうです。
 
そして、そのトピックの専門家をゲストとして招き、プロが子供の意見を促して、褒めてくれるそうです。
 
そんな環境なら、子供でも自己肯定感が高まりそうですし、自分で考えること、自分で正解を作ることの面白さを感じてくれるでしょう。
 
ゆとり、脱ゆとり、そういう問題ではありません。
 
子供を正解に誘導させるのではなく、子供自身に正解を考えてアウトプットしてもらうことが最も重要なんですね。
 
 
AmazonTwitterを例に修正主義を考える
では、実例から修正主義について考えましょう。
 
一番いい例は、GAFAと呼ばれる企業ですね。
デジタルプラットフォーマーと呼ばれる、Google, Apple, Facebook, Amazonの4企業です。
 
この4企業は、まさに修正主義です。最初から成功なんてしていません。
 
僕はりんご信者なので、iPhoneをずっと使っています。
iPhoneを使われる方ならよくわかると思いますが、アップデートが多いですよね。OSも、機種も。
 
あれはどういうことかというと、とにかく商品を世に出して、世間の声を集めて、それに合わせて修正していく、という方針を取っているからなんです。
 
Amazonも、Googleも、いまでは欠かせない存在として私たちの生活に入ってきています。
 
しかし10年前に戻って考えてみてください。あなたの生活に、本当にAmazonGoogleはいましたか?
 
 
おそらく、知っていた人はほとんどいないでしょう。
 
でもかなり前から2つの企業はありました。
 
サービスを世に出して、積極的に意見を取り入れて、修正して、世に出して、というサイクルをひたすら繰り返したんです。
 
そうしたら、あらゆる人を満足させる、最高のサービスになっていったんですね。
 
 
 
もう1つ例を。Twitterとかどうでしょう。
 
最初は、正直あまり評判はよくありませんでした。
しかし、だんだんとセキュリティ関連やサービス面で改善されていき、多くのユーザーを集めるようになりました。
 
 
世界における成功者は、みな修正主義です。
とにかく70点くらいで世に出して、意見をもらうことができているんです。
失敗を恐れずに、間違えてもいいから、そこからやり直すという強い気持ちがあります。
 
 
日本企業は、最初から正解を求めがちです。LINEとか楽天みたいな修正主義の会社こそが、これからの時代は成功していきます。
 
そして、それは人も同じ。
いつまでたっても100%まで精度を高めてから資料を提出しようとする部下と、とりあえずの形で上司に出して意見を入れて資料の修正をする部下。どちらが求められる部下でしょうか。
 
 
 

まとめ

いかかでしたか?
 
常に正解を求めてしまう正解主義は、もう時代遅れです。
 
今の時代は、修正主義です。レゴ型です。amazonGoogleを真似してください。
 
考えていてばかりで進まないのは問題です。
とにかく一歩踏み出して、そこで得られた結果をもとに判断して修正する、修正主義型人間になっていきましょう!
 
それでは!
 
 
 

 

計画的に生きるべき?それとも本能のままに生きるべき?

どーも!青空コーヒーです!
 
みなさんは、計画的に生きていますか?
それとも、本能のままに生きていますか?
 
この話は、とても極論に分かれますし、いまも議論が続いています。
 
どちらがいいとは言い切れない部分があるとは思いますが、僕なりの意見をまとめておこうと思いました。
 
今回のテーマは、
「計画的に生きるべき?それとも本能のままに生きるべき?」
です!
 
 
目次
 
 
 

計画的に生きること

まず、計画的に生きることについて。
 
メリットもデメリットもあります。
どちらも言及しようと思います。
 
 
人間らしい生き方
ちょっと大きい言い方をしてしまいましたが、計画的に生きるというのは、実に人間らしい生き方なんです。
 
なぜか。
 
それは、脳の仕組みから言えます。
 
 
脳については別記事で書いてあるので、そちらをご覧ください。
割と読んでもらってます。笑
 
 
脳は、何重にも包まれているようなイメージでいてください。
そして、中心部ほど原始的なんです。
 
つまり、魚類とかに通じる生存に関する機能が中心にあって、感情に関する機能が生命機能を包むように存在して、
 
理性的に考えるヒトの機能が大きく脳を包み込んでいるんです。
大脳新皮質、これがヒトをヒトたらしめている機能を持つ脳の部分です。
 
 
 
計画的に生きるというのは、つまり理性的に生きることです。
本当だったら、ずっと寝ていたいかもしれませんし、ずっと女と遊んでいたいかもしれませんし、ずっとゲームしていたいかもしれません。
 
しかし、そういう情動や欲望を抑えて、平日は仕事する…というのは、実に理性的な生き方です。
 
これは、人にしかできない生き方です。
 
人間味たっぷりに、考えて、何かを作り出して、そんな生き方は人間だけの特権です。
 
では、人にしかできない生き方を、なぜ人がしようとはしないのでしょうか。
 
 
 
計画倒れになることが多い
理性的に生きてはいるんですけど、それでもうまくいかないことが多い。
それが現実だと思います。
 
なぜか。
 
これは簡単です。
計画がうまくいかないからです。
 
 
 
これに関しては、僕のブログではたくさん説明しています。
 
現状維持バイアスとか、楽観バイアスとか、闘争・逃走反応とか。
 
 
本能を理性でコントロールできない、それが現代人の悩みのタネであることがほとんどです。
 
 
夢があって、それを追いかけるために長期的な計画を立てて、実行するんだけど、全然うまくいかない。
 
それは、人が変化を恐れて、未来の自分に責任転嫁をして、いまの自分が楽しければいいという、実に動物らしい考え方も持っているからなんです。
 
 
 
 

本能のままに生きること

というわけで、計画的に生きるよりも動物のように本能のままに生きる方がいいんじゃないか、という意見も出るわけなんです。
 
目の前の楽しさがすべて
 
代表的な例が、ホリエモンさんですよね。
ちょっと長くなるんで、以降敬称略で失礼します。
 
 
ホリエモンに関する記事は、ぜひこちらをご覧ください。
 
 
ホリエモンは先の記事からわかるように、とにかく面白いことを求めて行動しています。
 
今こそすべて、今ワクワクすることのために生きています。
 
 
 
大人になると、先ほど言及した理性的な大脳新皮質が発達してきます。
 
そうすると、物事を理性的に判断するようになります。
そのため、周りに合わせようとする、謙虚な日本人の社会風土に自分を合わせようとします。
 
 
 
人生に目的を持たせたところで、それが計画倒れすることが多い。
 
じゃあ、人生がそんなもんなら、いま楽しければいいじゃん。
 
いつ死ぬかわからない人生。
 
いま楽しまなくて、死ぬときに何が残るのか。
 
 
 
この意見にどうやって反論しますか?
 
 
 
楽しさを継続させるための計画
 
じゃあ、ホリエモンはなにも計画とか目的がないかと言ったら、そんなことはないですよね?
 
いまだと、民間初のロケットの開発に全力です。
 
ロケットの開発を考えればわかると思いますが、なにも計画なしで物事は進まないですよね?
 
ロケットを飛ばすという、最高にワクワクする目的があって、
 
それにたどり着くまでは、やはり計画があります。
とても理性的に物事を進めます。
 
 
 
その一瞬の「こうしたい!」という情動のままに生きる方が、モチベーションには繋がります。
 
しかし、目的を達成したい!という長期的な意味では、なんとなく矛盾が生じてきます。
 
 
長期的な計画をもとにする生き方。
短期的な情動をもとにする生き方。
 
 
どちらがいいんでしょうか?
 
 
 

結局、どう生きればいい?

今回のまとめです。
 
いろいろ言ってきましたが、結局どう生きればいいんでしょうか?
 
僕なりの答えですが、
 
 
 
 
 
どっちもやる!!
 
いいとこ取りをして考えてみましょう。
 
 
本能に従って目標を設定する
 
やはり、最終的な目標に向かうには、モチベーションが肝心です。
絶対的に達成したい、ワクワクした楽しさを感じることができる目標がいいですよね。
 
まずは、自分の本能に従った目標設定がいいと思います。
思い切った夢でも構わないと思います。
 
 
 
ワクワクのための計画を練る
 
しかし、楽しさだけでは物事は進みません。
計画を立てるという、人間にしかできないステップをここに挟むのです。
 
ちゃんと計画を決めておかないと、人は不安に感じるものです。
 
見える未来に人は希望を持ちます。
 
しっかりと目標までの階段を意識して、一つ一つ登れるように、タスクを割り出していきます。
 
 
 
しかし、ここで問題が生じます。
 
計画倒れ。
 
これを防がないといけません。
 
ここが今回のポイントです。
 
 
 
 
原点回帰して、情動のままにタスクをこなす
 
大切なのは、目標を達成すること。これに尽きます。
タスク達成は、あくまでも通過点。
通過点でつまづいてもしょうがないですよね。
 
 
 
ちらつく他の欲望に目がくらんだら、原点回帰です。
 
なぜこのタスクをしようとしているのですか?
最初の動機を思い出す必要があります
 
 
 
 
そして、その長期的な目標に向かうためのモチベーションと目の前のタスクを重ねるのです。これが一番大切なことです。
 
 
ロケット開発を例にすると、目の前の図面作業とか点検作業は、とてつもなく地味でやりがいもないと感じてしまいます。
 
しかし、ロケットを飛ばすというとてつもないワクワクのためのモチベーションがあったからこそ、その作業をしているはずです。
 
 
ですから、想像するのです。
この作業の先に見える未来を。
 
この部品がなければ、ロケットは飛ばない。
この点検にミスがあったら、ロケットは飛ばない。
 
そうすると、目の前の作業に意味があることを理解できます。
 
 
 
 
こうやって、最終的な目標へのモチベーションを、目の前のタスクをこなす際に重ねる必要があります。
 
それさえできれば、どんな目標でも達成できるんじゃないか、って最近僕も思えてきました。笑
 
 
 
 

まとめ

いかがでしたか?
 
まとめると、
 
  1. 本能のままに目標設定して、
  2. 理性的に計画をたてて、
  3. 本能のままにタスクをこなす。
 
という、本能と理性のサンドイッチ構造による生き方がいいんじゃないかと僕は思います。
 
 
 
やっぱり、人生楽しい方がいいですよね。
 
でも、楽しいだけではより良い生き方にはつながりません。
 
うまく理性で本能をコントロールしていく必要があると思います。
 
 
成功者は、理性による本能の制御がとても上手だったんだと思います。
 
本能というエンジンは、とてつもない爆発力を持っています。
それを理性というハンドルとアクセル、ブレーキでしっかり制御している、そんなイメージです。
 
 
 
 
僕もこのブログは、いかに理性で本能をコントロールするか、という命題に対する答えを見つけるために書いているといってもいいかもしれません。
 
自分なりの答えを探していこうと思います。
 
それでは!